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所用で緊急事態宣言発令中の大阪ヘ

今日は木曜日で休診です。所用で緊急事態宣言発令中の大阪に行ってきました。

さすが水の都大阪。雨降りの日も風情があります。

街はそこそこの人出で、JRの乗客も丹波路快速のシートでは隣合わせに座るなど、一時ほどのピリピリ感は無いものの、百貨店は11時からの営業、お店も軒並み閉まっており、非常事態宣言発令中である事を思い知らされました。

小さなカフェなどは完全に死活問題。息の根を止められつつあるように見えます。
大阪出張時の定番昼食メニュー「ソーシャルディスタンス・立ち食いソバ」。いつもの「かけそば大」は私の密かな楽しみです。
雨降りが続いて武庫川も増水中です。コロナが早く去って、世の中がパーッと明るくなって欲しいですね。

緊急事態宣言を3週間延長するとのニュースが入って来ました。小さな企業やお店がどうなろうと早急にコロナ禍を縮小させて、絶対にオリンピックを開催するつもりのようですね。政治家の息のかかった大企業が先行投資をして準備をしてしまったから、何が何でも開催してせめてトントンの収支には収めないといけないのだろう。

緊急事態宣言で学校健診も中止

今日は午前中休診にしておりました。三田松聖高校とけやき台幼稚園の歯科健診に出務する予定で、9時前に松聖高校に到着したのですが、駐車場には私の車しか停まっていません。不思議に思いながら校舎に入って養護の先生にお伺いすると、「緊急事態宣言発令中なので昨日中止を決定して、昨日歯科医師会から連絡して貰っているはずです。」との事。

昔から、大きな団体にどっぷり浸かるのが苦手な私(←らしいでしょ?)は、歯科医師会からも微妙に距離を取って付かず離れずになってしまっており、事前に情報を貰えなかったようです。もう少し日本社会の因習に従える普通の日本人になる努力をしないといけませんね。(あんまり思ってないケド。)

でも、そのお陰で4時間も時間が出来ましたので、金曜日のオペのシュミレーションや他のオペのプランニングに時間をかけてしっかり考える事ができました。むしろ良かったかも。

ガイドシステムを使ったインプラントのオペのプランニング。「ああやって、こうやって」と、知恵を絞って考えます。

それに、美作中央病院に勤務していた頃から、30年以上のお付き合いがあるお客様から、今回もお土産を頂いたりと、緊急事態宣言発令中で私も巣篭もり状態ではありますが、受け取り様によっては良い事ずくめです。

Tさん、いつも岡山に帰省の度に懐かしい岡山の品、本当に有難うございます!

人生は短い。思い通リ、シンプルに、楽しく生きないと、ね。

医療サービス業とは

今朝、受付のスタッフにこんな質問をしてみました。

私:「英保歯科と言うオーケストラがあって歯科医師は打楽器を、衛生士は弦楽器を、受付は管楽器を演奏するとして、良いハーモニーを作り出そうと思うと指揮者がいるよね?英保歯科の指揮者は誰だと思う?」
スタッフ:「え? そりゃ院長先生でしょう? 先生だと思います。」
私:「そうかな?」
スタッフ:「違うんですか?・・・。誰?・・・。」

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医療サービスとは、お客様に自分が出来る限りの思いやりを差し上げて、その見返りとして自分がお渡しした気力の3倍の生きる力をいただける、有難い仕事である。一般のサービス業だと3倍ものバリューバックは頂けないのではないでしょうか?

今日はそんな事を思いながら仕事をしていました。

ショッピングセンターで服を売ったり、携帯電話を売ったり、レストランで給仕をしたり、ホテルのフロントに立ったり。色々なサービス業があると思います。歯科医療も同じサービス業ですが、ちょっと違う所があります。

まず、歯というかけがえのないものを扱う、非常に責任の重いサービス業であるため、お客様の期待や不安も相当大きい。服や携帯を売るお店とはスタッフの一言一言や一挙一動の持つ意味や責任の大きさも違うでしょう。

普通のサービス業は「おもてなし」を提供するのではないでしょうか?歯科医療は哲学的にもう一歩踏み込んで「全身全霊をかけた思いやり」をお渡しするようなサービス業だと思います。

良質な治療という物理的なサービスをキチッと提供した上に、全身全霊をかけた思いやりまで提供していたら「やってられない。」となるかも知れません。

でも私は歯科医療は素晴らしい仕事だと思っています。心からの思いやりをお渡しすれば、心からの感謝の言葉や笑顔が返ってきます。普通のサービス業では頂けないほどの高密度で。自分が使った気力の2倍も3倍もの「気」が返ってくるのです。こんな良い仕事って他にある?

自分の経験から言えば、「自分がこの世で生きている意味を貰っている」と言っても過言ではないでしょう。

今日は複数のお客様から戴き物をしました。御「気」遣い頂き有難う御座います。
午前中に治療をして相当な治療費を戴いたのですが、わざわざ夕方に出直して下さって感謝の言葉と共に持って来て下さいました。世間やマスコミからはボロカスに言われる歯医者という仕事ですが、真っ当にやればこんなにも喜んでもらえる素晴らしい仕事なのです。
「人から感謝される=自分の存在意義がある、生きている価値がある」 と言えるかも知れません。家族からの感謝、そして社会からの感謝。この程度の人間の私なのに、英保歯科という舞台があって、本当に有難い事です。

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私:「さっきの質問、どう思う?どう思った?」
スタッフ:「何と答えたら良いか・・・。」
私:「仕事に対しては色々な捉え方があると思いますが、皆には歯科医療という素晴らしい仕事を通じて自分自身の人間性を成長させて、自分の人生の意義を確かめ、人生を楽しんで欲しいと思っています。社会には色々な社風の企業がありますが、その企業の社風はそこに所属している社員一人一人の哲学の集大成なのではないのでしょうか?英保歯科の雰囲気(オーラ)も個々の構成員の哲学の集大成なのだと思いますよ。」

世の中には色々な仕事や職場があるとは思いますが、その舞台を選んだのはあなた自身です。どう捉え、どう演じるかもあなた次第だと思います。私は英保歯科で自分の哲学に徹し、自分の人生を思いっ切り楽しみたいと思っています。

岡大歯学部の後輩のお父様がご来院

今日はブルーのサマージャケットを見事に着こなしておられるダンディーな男性がお見えになりました。

初診時の一通りの検査をさせて頂き、説明させて頂いて今後は予防にシフトしましょうとアドバイスさせて頂きました。

お帰りになる時に「実は私の息子が岡山大学歯学部の卒業生で、大学時代に英保先生の講義を聞いたと言って、英保歯科を受診するように勧めてくれたんです。」と教えて下さいました。

「三田から何人か岡大歯学部に行っている子を知っています。講義の後に挨拶に来てくれた彼の事は良く覚えていますよ。宜しくお伝え下さい。」とお願いしておきました。

中高や大学の後輩は殊更かわいいものです。こんな私でも、結構浪花節の所があります。意外でしょ?

ZOOMで勉強。そして帰省。

今日は日曜日。梅雨の合間の良いお天気ですね。午前中は岡山大学歯学部兵庫県支部の学術講演会がZOOMで開催されたので参加しました。広島で開業されている岡山大学の後輩の先生が2時間半に渡って講演して下さいました。本当に勉強になりましたし、刺激を受けましたし、岡山大学の卒業生として誇りに思います。

午後は故郷の山崎に母親の様子を見に帰ろうと思います。高齢ですが友人の多い故郷に住み続けたいとの本人の希望で一人暮らしをしているのです。兄と弟が出身大学のある大阪に住み着いてしまって兵庫県には次男の私しかいませんので、これから色々と考えて行かなければならない事が出てきそうです。このような辺りは皆さんと同じですね。

スマホを渡せば簡単だけど・・・。

中学1年生の息子が時々布団の中で「この世の中、スマホが無いと生きて行けない。」と泣いている事に気が付いていました。

今日キッピーモールの本屋さんに行った時に「どうしてもUFOキャッチャーがしたい。」と強く言うので、そこまで言うならと生まれて初めて許可してやりました。お小遣いも最低限しか与えていないので1回100円を自腹で出すのは彼にとっては大変な決断だと思うのですが、それでも2回もやってみたそうです。

私:「どうだった?」
息子:「取れなかった・・・。重りが入れてあるみたいで、全然無理そうだった。」と泣きそうになっています。

一体何が欲しかったのだろうと景品をチェックしてみると、どうやらスマホタイプのミュージックプレーヤーが欲しかったようです。きっとこれとスマホとの違いも解っていないのだと思いますし、これを手に入れたらWiFi が届かない所でもスマホのように使えると勘違いしているのでしょう。

けなげな息子の姿を見ていて、本当に泣きそうになりました。スマホを買い与える方が親はどんなに楽か。

私:「スマホがそんなに必要なのか?」
息子:「友達からバカにされたり、イジメられたりするから・・・。」

そりゃお父さんだって、買ってやたいよ。でも、君の事を想うと・・・。

妻はきっと横の手芸店にいるはずです。探して相談してみよう。

あ、いたいた。

私:「スマホタイプの製品が景品だからあんなに UFO キャッチャーをやりたかったようだ。彼には Windows のパソコンと Android のタブレットを渡しているのに、その上何故スマホがどうしても欲しいのか解らんのだが、見ていて可哀想でしょうがないな。そりゃ、とっととスマホを渡してしまえば親はとりあえず楽になるがな。上の娘二人はむしろスマホなんか無い方が良いと言っていたから、戸惑うよな。」

妻:「学校でイジメられるのが辛いのでしょう。情報収取の手段としてはパソコンやタブレットで充分ですから、スマホを持っていないという事実が彼にとっては問題なのでしょう。今の年齢では活字の本を沢山読んで欲しいから、(ポケットに入る)スマホはどうかと思いますよ。」

また本屋さんで立ち読みしている息子の所に戻って・・・。

私:「余っている古いスマホが1台あるから、それで良ければあげようか? Sim が入っていないから、外では繋がらないよ。小さいタブレットみないな感じで余り意味が無いとは思うけどな。どうや?」
息子:「・・・・。いい。・・・・・。我慢する。」
私:「偉いな。その方が良いと思うよ。君の人生の為に。お父さんもお母さんも、踏ん張るよ。」

スマホを持っていないとイジメに遭うなんて、親も泣きたくなるよ。全く、困った世の中になったもんだ。

カリオロジーで考えると・・・

加茂の辺りをサイクリングすると関学三田キャンパスの学生さんが住んでおられるアパートが沢山建っているのに気が付きます。我が故郷・山崎町のナンバーが付いた原付が停まっていたりして、「みんな健康に気を付けて、無理せず大学生生活を楽しんで!」なんて心の中で呟いたりしています。

で、そんな関学の学生さんが加茂から近い歯医者をグーグルで検索すると英保歯科が上がってくるようです。評価の星が4つで口コミが英語で書いてあったりして、ホームページを見ると世界水準とか書いてあるので「まあ、良さげやな。」とそのままスマホで電話してみるとすぐに予約も取れたし。「それで英保歯科に来ました。ホームページに予防歯科?ああ、そんな事書いてありましたね。」というレスポンスが結構多いのです。

ようこそ英保歯科へ。たまたまここに来ちゃったけど、ひょっとしてあなたの人生が変わるかもよ。

「まあ、ここに座って。」

左の銀歯は2か月前に故郷でやってもらったそうです。右の黒い所が心配で(縁あって)英保歯科に来院してくれました。「写真を使って説明しますね。」と、いつもの私の話が始まります。

今回来て下さった彼にお伺いすると、建築を学んでいる理系の学生さんでした。理系なら話が早い。写真を見せながら色々質問をして理論的に考えてもらいました。まるでゼミみたいにね。

「この銀色の構造物(オレンジ)は後何年位持つと思う?」

「6歳で生えた歯が12年間かかってこの程度の着色(緑)だが、今すぐ削って銀歯にした方が良いか、経過を見た方が良いか、どう思う?」等々。

カリオロジーをベースに考えてもらうのです。

頭の良い彼は私が伝えたい事をすぐに理解できました。「左はまだ削らずに予防歯科をした方が、かえって長持ちしそうですね。」と。

「是非、ホームページの予防の所を読んで下さい。面白かったらお友達にも読むように勧めてあげて下さい。将来ある関学の学生さんには、歯(=人生)を大切にして頂きたいのです。」ともお願いしました。

お口の中を拝見しただけで、彼が18歳になるまでご両親がいかに健康に留意して大切に育てて来られたかが判ります。これからは年に3回予防歯科に通院し、自分の歯を一生無垢の状態で維持するようにして頂きたいと切に願います。

関学の学生さん、歯で悩んだり歯の治療に時間(やお金を)かけたりするような愚かな事は予防して、人生の時間を有意義に使って世の中の役に立って下さいね。

CORAL KITCHENにて3時間

今日木曜日で休診。でも昨夜はインプラントのプランニング教室がオンラインであり、今回は私が発表した関係で少々疲れていました。ZOOMの画面共有だとオーディエンスの反応が見えないので、受け狙いが性(さが)の関西人にはキツイものがありました。それでも今朝、頑張って布団から起き出して・・・。

午前中は若草ナースリーの歯科健診があり出務です。天気が悪く気圧が低いので、気分もそこそこですが、頑張って行ってきました。
若草ナースリーは園の先生方の献身的な努力のお陰でここ数年間虫歯のある子がゼロという理想的な状態が続いています。今年は?もちろんゼロでした!何だか嬉しくなってウソのように元気が出て来ました。

昼前になって雨足が強くなって来ましたが、私はますます元気が出てきました。13時から西宮の CORAL KITCHEN で友人と食事をする約束があるからです。今回3年ぶりに会える米国人の友人も参加予定なのでウキウキしながら西宮目指してひたすら南下のドライブです。

着いたぞ。関学の学生だったらこんなお洒落な所で合コンとかするのかな?岡山大学の田舎者には夢のような話だ。
ランチだけど豪華。そしてお洒落。さすが西宮。
私はシーフードのドリアを注文。
友人はバーガーを注文。大きさはアメリカサイズの1/4ですね。
リラックスした雰囲気で話が弾む。気が付いたら(しらふなのに)3時間も経っていました。
イヤー、楽しかった。4人とも一風変わった個性的な人間ばかりなので、かえって気が合うという不思議な関係。お互いに新しい友達ができてハッピーです。

「また近いうちに会いましょう!」と約束して家路に着きました。18時から2時間の予定で岡山大学歯学部インプラント科の臨床セミナーに参加予定なのです。早く帰ってZOOMの設定をしないと、間に合わないぞ。

珍しいアボカドオイル

今日友人のNさんが夙川から三田の英保歯科まで来て下さいました。詰め物が取れたとの事で、レジンで修復し治療は即日完了しました。速やかに治療しないとお互い話したい事が山ほどあって時間が無いからね。

こちらのNさんは広い人脈やユニークなビジネスのキャリアをお持ちで、私に色々な事を教えて下さいます。今日は珍しいアボカドのオイルをプレゼントして下さいました。

車も何もかもが拘りの塊のNさん、お話しをお伺いしていると、楽しくて仕方がありません。

明日は西宮で4名が集まって一緒にランチをする予定です。もちろんNさんも参加して下さいます。

今から楽しみです!

「凄いやろ!」「凄くない。」

友人の実業家、Yさんは長い間中国に居られた事もあって歯の状況が「随分日本人らしい」感じになってしまっていました。英保歯科とご縁があってから徐々に意識が変わり、最近では「こんな磨きやすい場所までこんなに酷い虫歯にしてきて、私今まで一体何をしてたんでしょうね?」という言葉が出るまでになりました。良かった、良かった。

Yさんのほぼ全ての歯を自由診療でキッチリやり直して行く過程で、しばしば治療中の写真を撮って27インチのモニターで拡大してお見せするのですが、その都度「スマホでこの写真を撮っていいですか?子供に見せて『虫歯にしたらこんな事になんねんで』と注意したいんで。」と熱心にシャッターを押されますます。感心、感心

でも、Yさんのお子様達は聡明な奥様のご尽力もあって虫歯とは完全に無縁で、すくすく健康に育ってこられました。これからも予防に努められて、一生歯を削られたりする事は無いでしょう。奥さんもお子さんも、偉い、偉い。

Yさんには1-2本のインプラントを使う必要が出てきており、先日その治療計画について3Dのシュミレーションソフトを使って説明しました。いつものように「英保先生、凄いですね!スマホで写真撮っていいですか?『お父さんこんな凄い治療してもらってるんやで!』って、子供に見せて自慢するんで。」

Yさん、次回のオペ、一緒に頑張りましょうね。

私:「もちろんいいですよ。お子さん達、写真を見て何ておっしゃいますか?」
Yさん:「折角見せてやっても、いつも『俺らは予防してるから、そんなん必要ないわ。別に凄いとも思わんし。』なんて言いやがるんですよ。」

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申し訳ないですが、私も自分自身で「全然凄くない」と思います。私が何をやっても、いくら努力しても元の無垢の歯の状態に戻せる訳ではありませんので。

本当に凄いのは予防してくれる歯科衛生士の先生や、衛生用品を製造・販売してくれているサンスター等の会社や、(こんな異常な価値観の国、日本に住んでいても周囲に流されずに)聡明に歯の大切さに気が付いて、一生懸命予防に努めておられる、ご本人や保護者なのです。

私より凄くないのは、〇クルト、〇ッテ、〇リナガ、〇リコ等でしょうか?

こんな事書きながらふと思ったけど、仮想敵国にバックドアが入った5G機器やスマホを安価で販売するように、仮想敵国内で甘ーいお菓子を長期間安価で販売してやれば、かなり相手国の戦力を劣化させることができそうですね。歯がボロボロの兵士なんて、まともに戦える訳ないからね。