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母校での講義では特に熱くなります。

わが母校、岡山大学歯学部の非常勤講師を拝命しておりますので、日頃の臨床を通じて得た「真実」を学生に伝授しております。
歯科医師の仕事というのは芸術のような部分が多々ありますので、この年になっても技術や考え方が完成されるという事はなく、自分自身も進歩し続けております。「質の高い」経験を積み重ねる事は人生同様に大切なのです。
歯科医療をライフワークとする私達には今の時代では当たり前になった転職という言葉がありません。人生を賭けて一生懸命研鑽を重ねております。
でも歯科医師を含む、人間ができることはしょせん大したことがなくて、健康な歯をバリバリ削るような極端な美容歯科などと同様にやらないほうがまし(例えば原発の設置、無意味に大きい車の開発、体に悪いジャンクフードの販売、他人の悪口を喋っている無駄な時間など、挙げればきりがありませんが・・・。)と思われるような事もたくさんあります。
人間の能力を過信する事は禁物です。歯もできれば手をつけない方が良いのです。ですから正しい(食)生活習慣を身に付けて、虫歯にしないようにして下さい。歯科医師が修繕できるのは1本の歯に対してたった5回なのですよ。予防が「絶対的に」大切なのです。健康や体、歯などは予防しか手段がないのです。
若い先生で自分の治療に自信満々、人間ができる事を過信している方を見ると、「早く気がついて!」「岡山大で私の授業を受けて!」と言いたくなりますね。

Ora2xPerfume 私も使ってます!

我が家にはテレビが無いので見たことが無いのですが、Ora2という歯磨きペーストを Perfume がCMしているそうですね。
World Order や Perfume は日本のクールなアーティストとして誇りに思い応援したいと思っております。
ですから Ora2 は私も使っています!ただし洗面台の掃除の時にジフの代わりに。
数年前に買った物なので現在の製品と異なるかも知れませんが、あの研磨剤の強烈さは人間の口の中に使うものではないように感じております。歯の表面をすり減らしてしまいます。
ホワイトアンドホワイトも同様の理由で使って欲しくないペーストです。
今日お越し頂いた患者さんですが、ずーっと前から歯がしみて困っておられて、他の歯科医院でも異常なしと言われて英保歯科に相談に来られました。お聞きすると、Ora2 をお使いとの事なのですぐに中止して頂く事にしました。きっと自然に良くなると思います。

クリアクリンのマイクロビーズが歯周ポケットに入り込んで残留するので、こちらも使って欲しくないという記事を以前書いた事があります。

歯磨剤はなるべく研磨剤無添加の製品をベースに使い、ステインが気になる時だけマイルドな研磨性のペーストをタッチアップに使うようにするのが、賢明です。

5歳まで踏ん張れば、1/3になりますよ。

興味深いデーターが発表されています。
5歳まで砂糖が含まれたお菓子類を与えずに育った子供は、大人になっても虫歯になるリスクが少なく、虫歯の数が普通の大人の3分の1という少なさだそうです。
我が家の4人の子供は、小学校に上がるまでは精製白砂糖が入った食べ物を可能な限り回避してきました。一番下の4歳の子供は現在進行形です。
例えば、くら寿司で上の3人の子供達がシューアイスを食べていても一番下の子だけはパインかマンゴーしか許しません。本人はそれが当たり前と思っているようで、別に文句も言いません。
上の子達もずっとそうしてきましたし、上の子の方に対してはもっと厳格にしていたと思います。特に最初の子供には(皆さんと同様に)今から思えば可哀そうなくらい厳しかったと思います。
でも、その甲斐あって、我が子は「砂糖甘いものが体と心に良くない」という認識ができているようで、子供達はシューアイスなどの甘いものを食べることは食べますが、1つ位で十分満足しているようです。もちろん全員虫歯とは無縁です。

「小学校に上がるまではフルーツ以外は甘いものを与えない」位の勢いで考えておいても、そこそこになっちゃいますので、参考にして頂ければと思います。

砂糖は心と体も侵す!?

日本人の2人に1人がガンになっているそうです。ものすごく増えていますね。いつからこんなに増えたのでしょう?そしてその原因は何なのでしょうか?
英保歯科ではいつも予防を第一に考えるのですが、ガンはどうすれば予防ができるのでしようか?
ガンの組織が温度に弱い事や糖質を食って増大する点に注目して、体温を上げて免疫力を強化したり、糖質制限をおこなってガンを克服したりした話をネットや本で見かけます。

糖質の悪玉代表が精製白砂糖。砂糖が歯に悪い事は周知の事実ですが、体と心にも深刻な悪影響を与えるようです。
2017年は、この食品を食べるのを控えてみる?
体の大きな大人のにもキツーイこの食品(添加物?)が小さな子供の体と心にはどのような害を与えているのでしょうね。

スイーツやジャンクフードが容易に手に入るコンビニやマクドなどが日本に広がっていった時期とガンが増加していった時期がリンクしないかどうか興味があります。思い過ごしであることを願うのですが。
砂糖を絶対食べるなとは言いませんが、思いのほか、熟慮が必要な感じがしますね。あらゆる世代でね。

私の大切な宝物

毎年恒例になってきた新年会を開催しました。
ランチタイムでお酒無しの粗宴ですが、普段は聞けないエピソードに話が弾みます。

10年前のピーク時はドクターだけでも3人、スタッフ総勢20人程度の大宴会でした。
その時は夜の居酒屋で何時間も飲んでいましたね・・・。ウソみたいです。
その頃に比較して現在では、スタッフの人数が3分の1(!)になりましたが、医院の「サービスの質」においては、はるかに向上しています。ウソみたいです。

最近、診療所、自宅、私生活など、あらゆる事に「断捨離」「シンプル化」「ミニマム化」を行っています。そのおかげでとても幸せになってきました。
スタッフに関してはリストラではなく自然減ですが、現在のスタッフは院長の私の理念の良き理解者で、私にとって宝物です。

今年の新年会のあいさつでは、スタッフ全員が「心からの笑顔」になれるような診療所にすると誓いました。
それがお客様のスマイルにもつながるはずです。
「🎼あなたを包むすべてが やさしさで溢れるように。」

足してもダメなら引いてみては?

虫歯の原因になる食べ物(砂糖の大量に入ったスナック類など)は体にも心にも悪影響を与えるようです。
麻薬より危険「食べるのをやめられなくなる食品」リスト
やめる方が良いと分かっていても食べてしまうのはどうしてでしょうね?
生活習慣を変える「スイッチ」を入れるために必要なこと
こんな事をすること自体が難しいですよね。
私は最近「断捨離」が自分の人生に与える良い影響を実感しています。もともと「やめる」のが好きなので自分の性格にピッタリ合っていたようです。
人は何かを買ったり食べたりする時に、無意識に「そうすることによって幸せになる」と期待してやっているのだと私は思っています。
ジャンクフードをたくさん食べて幸せになったか考えてみて下さい。私は最近「これをしても幸せになれなかったなー。」と思うことはやめてみています。このシンプルな判断方法に確かな手ごたえを感じております。
やっても幸せにならない事なら、むしろやらない方が幸せになるのかも知れませんよ。

3年連続大吉の幸運を、あなたにもお分けします。

昨年は「断捨離」や「禅」の考え方を私の医院の在り方に取り入れて1年間努力してみました。
色々な事をシンプルでスローにする事によって集中力が高まりはっきりと見えてきた事がたくさんあります。全てが良い方向に回転していると感じております。

今年も頑張ります!
今年も頑張ります!


更に断捨離をするために、年末からはフェイスブックを閲覧することを完全に止めてみました。心の平穏が更に高まり、お正月は家族との貴重な時間を穏やかに過ごす事ができました。当分見るつもりはありません。

朝から長蛇の列。さすが伊弉諾神宮さまです。
朝から長蛇の列。さすが伊弉諾神宮さまです。


毎年1月1日の早朝は家族で淡路島の伊弉諾神宮に初詣に行きます。今年もまた大吉で、3年連続の大吉を戴きました。有難い事です。

今年は夫婦そろって大吉でした。子供たちは「そこそこ」でした。
今年は夫婦そろって大吉でした。子供たちは「そこそこ」でした。


写真を通じて、皆様にも幸運の御裾分けをさせて頂きたいと思います。

来年もよろしくお願いします。

クリスマスはいかがお過ごしでしたか?
今年は幸い日曜日でしたので、我が家では家族そろって2か所のミサに参加してきました。
カトリックの教会に足を運べば、本当の意味のクリスマスが見えてきます。クリスチャンではない私たちにとっても意味のあるクリスマスとなってくれます。
戦争の影響で宗教に関連する事に触れることがタブー視される日本では、クリスマスはただのアミューズメント イベントですが、外国の文化を理解するためにはもう少し深く知り経験する必要があると思っています。
今年1年、歯科医師として患者さんにどれだけの事ができてきたか、イエス様の前では情けない程ですが、来年も自分ができる限り頑張ってみるつもりです。
どうかよろしくお願い致します。

 

50歳のあなた、過去に虫歯だらけでも、あなたが悪いのではありません。

50歳前後の世代の非常に真面目な患者さんが「私は過去に虫歯をいっぱい作って、銀歯だらけで、自分自身の事が恥ずかしくて仕方がありません。今の子供たちは虫歯が無くて羨ましいです。」とおっしゃいました。
昭和40年頃は子供の歯と体にとっては最悪の時代でした。今は発がん性のために発売禁止になっているチクロやサッカリンなどをバンバン飲まされていましたし、下手したら「味噌っ歯(茶色に溶けてしまった乳歯がずらっと並んでいる状態。味噌のように見えるのでこのように呼んだ)の子供は可愛い」なんて訳のわからない事を言っていたのですから。
社会も親も、戦後の何も無い時代に比べて「物」が手に入るようになった事がうれしくて、体や心、それに歯の健康には興味が無かったのでしょう。
平成に入ってからでさえ、「八重歯(犬歯が外側に存在してしまっている状態。非常に問題の多い不正咬合で一生苦労する。外国ではドラキュラの歯と言われます。)がかわいい」なんて訳のわからない事をいう人がいましたね。今現在、雑誌の表紙のスマイルで八重歯の人は皆無ですね。「あの人は八重歯で気の毒」というのが正しい発想です。
昭和40年頃に子供だった方は、歯が悪くても、あなたやあなたの親が悪いわけではありません。社会の振り子が物欲と消費欲に振れていた時代だったので仕方がないんです。これからベストを尽くして予防をしていけば良いのです。
自分や自分の親を責める必要はありません。今からでも遅くありません。前向きに予防に取り組みましょう。

再生医学の最前線

大阪口腔インプラント研究会は創立30周年を迎え、記念講演会を開催しました。 iPS細胞やES細胞を使い、バイオエンジニアリングを駆使して歯や髪の毛や唾液腺を再生させる事が不可能ではない時代が来ています。 ただ費用が一人の患者さんに対して数千万円ほどかかることもあり、まだまだ夢の世界です。トランプさんならポンと払えるお金かもしれませんが、フツーの人には無理ですよね。 しかも癌化する可能性があったり、形が不完全だったりするのですから高い割にはもう一つですよね。 ここ20年でパソコンが想像を絶する進化を遂げたように、この再生医学も想像をはるかに超える進歩をすることでしょう。 私の感想は、「やっぱり予防に勝るものはないな。神様から完璧な歯をタダでもらって、それを大切に使うのが一番だな。」でした。