兵庫県の調査結果だけにショッキングですが・・・。 子どもの虫歯二極化、口腔崩壊も 経済格差背景か 私が校医をしている若草保育園やけやき台小学校では「口腔崩壊」どころか虫歯になっている子を見つける事が難しいくらいです。ウッデイタウンは兵庫県の中でも特別な場所なのかも知れませんね。 虫歯が多い子供の背景について、足立了平先生は「仕事が忙しく、子どもの歯磨きに気を使ってやれない親もいる。」森信弘先生は「背景に貧困などの厳しい社会状況がある。」と述べられています。 虫歯が多い=歯磨きができていない 虫歯が多い=治療に行くお金がない という、(非常に古典的な)考え方に、私は違和感を覚えます。 お金が無くてお菓子すら買えない家庭なら虫歯になっていない可能性すらあるのではないでしょうか? 口腔崩壊を起こしている子供の将来は本当に悲惨なものになると思います。予防歯科の考え方が身についていないと将来は歯周病にもなるでしょうし、歯だけでなく、糖尿病や心疾患、早産や流産など様々なリスクを背負った人生を歩むようになり、考えただけでかわいそうです。 このようなニュースがスマホで見れるようにどんどん情報発信してもらって、親が食育に対する考え方に自ら変化を起こしてもらいたいと思います。 私も含めて、人間は、自分で自分の過ちに気がつかないと変わることができない、その程度の生き物ですから。 35%の学校で「口腔崩壊」
KindleのアプリがタブレットだけでなくWindows10のPCにもインストールできるので、PCの大画面でも電子書籍が読めるし、本棚に物が増えずに済むので便利ですね。 佐々木 典士 さんの「 ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ 」– という本の中に「人間は1日6万のことを考えていると言われている。そのうち 95 %は昨日と同じことを考えていて、 さらにそのうち 80 % はネガティブな考えだそうだ。」 という文章がありました。頭をガツンと叩かれた位のショックを受けましたね。皆さんはどうですか? 残された人生を有意義に生きるためにも、前向きな考え方をするように心がけようと誓いました。 活字はに触れるのは、やはり良いですね。
今日は家族で淡路島にドライブしてきました。 ウエスティンホテル で昼食ををとって、淡路島牧場で牛と遊ぶだけの小旅行ですが、子供たちはとても喜んでくれました。
早春の青空の下の安藤忠雄の建築はカリフォルニアのゲッティミュージアムを思い出させてくれました。 ホテルの中にある、結婚式のためのチャペルです。無機的な造形が印象的な安藤忠雄の設計ですが、彼は無駄を排した造形で「禅の思想」を表現しているのかなと、ふと感じました。 クリスマスなどのミサの時に訪ねるカトリックの教会は、「真面目に神を信じる人が集う場所」としての「人の息吹」が存在しています。たとえそこに誰もいない時でも、そういった空気を感じる事ができます。 一方で、美しいこのチャペルには「無人感」が漂っていました。キリスト教を信じるどころか、キリスト教に関する知識さえほとんどないカップルとその家族が、結婚式の時だけファッションで神に宣誓を行う場に使われるにはあまりにももったいないと感じた次第です。
歯科医師でありながらお恥ずかしい話ですが、私も高度成長期の昭和30年後半の生まれなので、子供の頃には、同じ世代の方々同様に「砂糖漬け」の食生活が当たり前でした。もっと言うと小さいころに「チクロ」「サッカリン」と言った発癌性のある代用甘味料を食べさせられていた世代で、当時の友達で「三角ジュース」を箱買いしていた家庭の子は肝臓が悪くなって死んでしまいましたね。今なら原因の想像がつきますが、何しろ恐ろしい頃に幼少時代を過ごしたものです。 そう云う訳で、私も甘いものが大好きな大人になってしまいました。5歳までに脳味噌に刷り込まれた嗜好は永遠に消えませんので、ストレスが溜まったり疲れたりすると(皆さん同様に)甘いものを食べてしまいます。
でも、思うところあって、昨年末に一念発起して「妻か娘が焼いてくれたケーキやクッキー(精製白砂糖は全く使わない)以外は砂糖甘いものを口にしない事を基本とする」という決心をしました。18歳で肉類を断ち、37歳でテレビを断ち、46歳で酒を断ち、次は54歳で精製白砂糖断ちです。お付き合いが大切なビジネスマンだったらこんな変な人間はクビになるかもしれませんね。もっとも、自営業が多い歯医者仲間に於いても、私は少々浮き気味ですが・・・。
予想していなかった良いことが起こりました。毎年3月に血液検査を受けているのですが、数年来高めだったコレステロール値が今回は正常になっていました。たった3か月精製白砂糖を断っただけで、です。 子供に与えたくない精製白砂糖が大人にも悪影響を与えることを、身をもって経験した次第です。
米国人の友人が弓道の見学をしたいと言うので、王子スポーツセンターにお願いして一緒に行って来ました。 弓道は “Zen in the Art of Archery” と呼ばれています。海外では禅の思想の探求、芸術(というかArtですね)、瞑想の一手段として知られています。1時間半ほど座って見学させて頂きましたが、確かに澄んだ空気(物理的にも精神的にも)に満たされた空間は、神戸という都会の真ん中にいることを忘れるほどでした。 感じる事、得る事が多い良い機会でした。 海外の方とお付き合いすると日本の文化を違った視点で見直す事ができて、視野が広がりますね。
ここ何年かマスコミから得た情報を基に「食後30分間はハミガキをしない方がエナメル質のために良い」と指導をしてきました。 ところが・・・。 最近、非常に権威ある小児歯科学会やその他の歯科学会が公式にこの考えを完全に否定してきております。 酸蝕症などの非常に特別なケースを除いては、やはり食後にすぐにフロスと歯ブラシをして清潔にした方が良いそうです。 マスコミのネタを単純に信じてお話してしまった事は、プロとして恥ずかしい限りです。お許し下さい。 NHKですら誤った健康法を放送する時代です。マスコミやネットの情報に操作されないようにお互い気をつけましょう。
大人も子供も、甘いお菓子を異常なほど食べてしまう原因は何だと思いますか? ストレスを回避するためなのです。精製白砂糖は麻薬と同様に、想像以上に精神に影響を与えます。無意識に一時の快楽を求めているのです。 ストレスに伴う精製白砂糖の摂取量は直線状に増加するのではなく、ストレスの増加とリンクして階段状に増えていくのではないかと考えております。(横軸を「ストレス量」、縦軸を「精製白砂糖を無意識に欲する欲望の量」とした時に、右上がりの直線ではなく右上がりの階段のようなグラフになるという事です。わかる?) ですから、一段下がることができるほどの(まとまった量の)ストレスを減らさないと、甘いものを欲しがる脳の状態は変わらないと考えます。 虫歯を予防したり、健康な体と心でいたりするためには精製白砂糖の摂取量を減らさなければなりません。そのために、自分のストレスの原因に自分自身で気が付いてまとまった量のストレスを「ごっそり」取り除く必要があります。 何が自分のストレスになっているのか気がつかないことが多いですね。自分ではストレス発散のためにやっているつもりの事がストレスの原因になってしまっている事すらあると思いますよ。 頭で考えてもストレスの原因がわからなければ、まずは身の回りにあふれかえっている「モノ」を捨てて部屋を片付けてみて下さい。「断捨離」ですね。そうすれば(私もそうだったように)自然に色々な事が見えてきますから。
栄養学を専門にされている患者さんとお話をしていました。彼女は子供の頃は、お家にヤギがいるような(ハイジのような)恵まれた環境で大きくなられたそうで、69歳でもすべてご自分の歯お持ちになっておられます。 白砂糖の害で意気投合しておりましたが、「生まれてから5歳までが大切」という話をしていると、「先生、お腹にいる時からもう始まっていますよ。母体が白砂糖を過剰に摂取すると胎児にも悪影響を与えることは当然です!」と教えられて「ハッ」としました。 歯医者は白砂糖の害についてかなり耳に痛いことを言わないといけないのですが、妊婦さんにまで嫌われる役になるのはつらいなァ。でもこれもミッションだと思って、頑張ります!
先日コンビニやマクドなどの蔓延と日本人の癌発生率の上昇との関連を危惧したブログを書きましたが、血糖値スパイクが心筋梗塞や癌の誘因になっているという事が言われていますね。 NHKスペシャル「血糖値スパイクが危ない」 痩せている若い女性にも起こるそうです。怖いね。 予防方法に関してもたくさん報告があります。 血糖値スパイクを抑える5つの方法
急激な血糖値の上昇をもたらす食生活習慣が原因で、その改善が必要なのですが、近年のハイスピードな情報社会の時代では、ストレスが半端ではないために、Web の記事に出てくるような悪い食生活の例よりよりもっとひどい(人には見せられないような)状況があるのではないかと勝手に想像しています。 ストレスがかかると無性に砂糖を食べたくなる人がいます。独り暮らしの女性(も男性も)仕事帰りにコンビニで「15品目の和食弁当」と「カロリーオフドレッシングサラダ」と「野菜ジュース」を買いますが、その時に「頑張った自分にご褒美」と言ってスイーツやチョコのファミリーパックなどもたくさん買い込んでワンルームマンションに帰ります。(良い意味での)家族の監視の目が無いので・・・。「ムシャムシャ、バクバク。自分でも狂っているんじゃないかと思うほど止まらない・・・。」これにビールや缶チューハイが加わると更に危険度アップ! この場合の血糖値のスパイクの上がり方は「GI値の高い白米よりも先に野菜を・・・。」なんて言っているレベルとは比較にならないほど恐ろしい上昇でしょうね。 そしてもちろん、翌日の朝ご飯は抜きで出社して行きます。
私の見解から言うと、こういった(可哀想な)嗜好、食生活習慣を予防するためには5歳までの砂糖の与え方がカギになってきます。 5歳までに甘いお菓子をバンバン食べさせられてしまったあなた(昭和中期生まれのほとんど全ての日本人)、今さらその甘い物好きの嗜好を変える事は至難の業です。5歳までに完全に脳ミソに刷り込まれてしまいましたから・・・。(;´д`)トホホ。 あとは気合と根性でセルフコントロールするしかありません。
「三つ子の魂百まで」とは良く言ったものですね。
投稿ナビゲーション
兵庫県三田市の歯科医院 予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・MI接着修復・MIインプラント治療を提供 ラバーダムやZOOなどの防湿装置使用率100% i Mix(改良型3Mix法)を開発