痛くなった時にだけ歯医者に行って、神経を取ってもらったり、歯を抜いたり。
抜いた部分に歯を入れるのに「インプラントは高いので無理。保険の範囲内で治療してもらおう。」
という事で、歯を抜いた部分の前後の歯を大きく削って「保険の銀歯のブリッジ」を入れて貰ったそうです。
ところが、10年ほど経って、その部分の歯の調子が悪くなったそうです。拝見すると上の写真のような状態になっていました。何が問題かわかりますか?
一番左に写っている虫歯になっている歯は犬歯です。一番右に写っている第2大臼歯はとりあえず残せますが、奥歯が3本も無くなってしまうので、まともに食事をする事ができません。
この方の年齢が40歳としたら、後40年から50年は余命がある可能性があります。どう思われますか?
主観的な見解ですが、こういった治療(?)はその場しのぎをしているだけで、そのツケを払うのを先延ばしにしているだけのように思うのです。昭和の時代のように75歳位で寿命が来ていたなら、この「日本の保険治療」でも何とか一生過ごせたのだろうと思いますが、今は人生100年時代です。このペースで歯を失っていったら、なかなかタフな長~い老後が待っていると思います。
インプラントがベストだと言う気はありませんが、前後の歯を削らずに抜けたところにインプラントを入れていたらどうでしょうか?
「とりあえず」「その場しのぎ」「今は安い治療で」の繰り返しのその先にある、貴方の老後のお口の中を想像して下さい。
早目にちゃんとした治療を選択するのも、一つの生き方だと思いますよ。
暑い夏の甲子園が終わりましたね。慶応の高校が107年ぶりに優勝したとの事で良かったですね。本当におめでとう御座います。
生まれ育ちが良く、都会の良い教育環境で真っすぐに育った、頭も性格もルックスも良い若者が、文字通り血のにじむような努力して勝ち得た優勝です。本当の実力だと思います。ただ、少なからぬ数の人がその「天から与えられたものの多さ」に嫉妬してか、OB・OGの(早慶戦さながらの)応援の在り方に対して批判をしているようです。
また、その批判に対して三田会の人々が「学歴コンプレックスの塊のような批判だ。悔しかったら今からでも慶応に行ったらどう?」なんて書き込みを返しています。
このあたりの事について、皆さんはどう思われますか?
私は
「平日のまっ昼間に、あんなに多くの人が仕事を休んで甲子園に応援に行けるような社会的地位や余裕があるなんて、流石、一流大学の慶応だな。歯医者なんて親兄弟が危篤と連絡があってもアポイントがあるから、急には休めない。」
「慶応などの有名大学出身だと、日本社会では相当に生きやすいのかな?知らんけど。個人商店の店主の一匹狼の私は一生実感する事がないけどな。」
なんてことを感じました。
今の日本社会が「出身大学が肩書として一生有効で、難関大学や有名大学を出たら勝ち組に入れて、楽に生きていける」ようなスケールの小さい状態なら、世界の競争から取り残されるのは当然だと思うのですが、どうやら今回の慶応の応援に対するヤフコメを読んでいると、日本人の価値観が見えてくる感じです。
慶応出身者を勝ち組に仕立て上げているのは、それ以外の人達の価値観や態度だと気が付いた方が良いと思います。それ以外の人達が心のどこかで根拠のない嫉妬や劣等感を抱いて「慶応なの?凄いね。」と思ったり、言ったりしてしまうから、そうなるのでしょう。そろそろそういう妙な事はやめて「今現在の、個人の実力で勝負する世の中」にした方が、将来の日本の為には良いと思います。
ちなみに、我々のような開業歯科医は何十年も前に卒業した高校や大学の名前なんて、現在の実力には一切関係がありません。プロ野球選手と同じ感じかな?
私がこのブログで「白陵出身」「国立岡山大学歯学部出身」などと(多少自慢げに)言っていますが、今現在の自分には「過去の学歴」なんて本当にどうでも良い事で、多くの日本人がそういった事を好むという事実に合わせて「故意に自慢げに」言っているだけなのです。
例えば学会や講演会などで出会った人から、「私はラサール出身」とか「私は阪大出身」とか「子供が慶応医学部に入った」とか(私が聞いてもいないのに)言ってこられる事あるのですが、(無意識に何かを期待して言っているのだから、その人を喜ばせてあげようと)「それは凄いですね!」と大げさに返事をするのですが、実際にはそんなに凄いとも、何とも思っていないのです。
だって、「息子が東大医学部に入った」とか言われても、本当に羨ましいとも何とも思わないんだもの。(羨ましがっているふりはするけどね。)
こんな価値観の私って、やっぱり相当に変ですかね?
前回、「8年ぶりに小さな看板を出してみました」という話をしました。見落としそうなサイズの小さな看板ですが、これを掲げるに当たって、自分の心の中では結構大きな決心が必要でした。
理由は2つあります。
サービス業の店が、看板をあげずにやっている時と看板をあげてやっている時とでは、その心構えが全然違います。看板をあげている状態=「お客様がのれんをくぐって入って来て下さった時には、万難を排して、失礼の無いようにお迎えする所存です。」と意思表示している事になるからです。
これは自分的には今までとは大きな違いだ。ちゃんとしなくっちゃ。
もう1つは、私が作って掲げたスローガンです。看板の最下段に with Gentle Hands and Heart と書きました。
友人のYさんは「見た人全員に意味がわかるかな?」と言っていましたが、小学校か中学校で習う平易な英単語で書かれたこのスローガンは、きっと誰にでも理解できるはずです。
歯医者は一生懸命頑張って勉強して、自分なりに出来る限りの事を誠心誠意やっても、(マスコミやヤフコメや Google 口コミ等で)ケチョンケチョンに言われたり書かれるので、私の心は数年前にすっかり折れてしまっていて、もう精神的に限界になっていました。
でも、この数年間、英保歯科のお客様の笑顔や感謝の言葉によって、少しずつ私の心の傷が癒されてきました。そのような理解あるお客様の優しさに応える為に「もう一度だけ頑張ってみよう。できる範囲で踏ん張ってみよう。」と小さな決心をしたのです。
「看板に偽りなし」で行かなくてはなりませんので、かなり緊張しますが、とにかく精一杯やってみます。
平成28年に思う所あって(種々の人的ストレスに耐えきれなかったのが主な理由ですが・・・。)徹底的な断捨離をスタートしました。お洒落で可愛いく雰囲気のあったゴージャスな植栽を全て切り落とし、「英保歯科(英保裕和)の価値観や理念を知った上で、それでも『英保歯科のファミリーになりたい』と思って下さる方だけに来てもらえば良い。」と腹をくくって、看板を全て取り払ってしまいました。
それからアッという間に8年が経過しました。「お客様は激減するだろうな。」と覚悟しての事でしたが、むしろ増え続けているのですから、驚きと感謝の気持ちで一杯です。
「予防歯科に力を入れている歯科医院だから」「売り上げを伸ばす事なんて一切お構いなしに、私達の歯を大切にする事だけを考えてくれているのが伝わってくるから」「治療が丁寧だから」「英保歯科でやってもらった15年前のインプラントの調子が良いから。友人が他でやってもらったインプラントは・・・。」と、(看板が無い歯医者に)来て下さる理由を尋ねたら、このようなコメントを頂く事があります。嬉し過ぎるよね。
更に驚く事に、今でも来院して下さるお客様は増え続け、昨月は28年前に開業して以来最高のお客様数を記録しました。わがまま放題してきた私が一番ビックリしております。
スタッフに聞くと「ウッディの皆さんは『英保歯科は特別な歯医者さんなんでしょう?普段から予防で通院していないと診て貰えないと聞きました。』と言っておられるそうですよ。」と教えてくれました。
「ウーン、特別な歯科医院と言われたら、当たってるような、そうでも無いような・・・。」と、私。
「ソフトな雰囲気の素敵な看板が出来ましたね。これが出ていれば、かなり入りやすくなると思いますよ。」と、スタッフ。
「『入りにくい歯医者』か。考えた事も無かったけど、看板が無いと、そう言われたら確かにそうだね。流石にそれは良くなかったよね。」と、私。
大谷選手が米国で大活躍されていて、同じ日本人として非常に誇りに思います。
「フィジカルの状態が良い事が結果に繋がると考えています。」「前回外食をしたのがいつか覚えていない。」といった風に、食事と体の管理に関して、あのストイックなダルビッシュでさえ舌を巻く徹底ぶりだそうです。世界中で唯一無二の才能と非凡な努力に、本当に頭が下がるわ。
本人のそういった『凄い』面に目が行きますが、こんな風に考えてみました。「ひょっとしたら日本のどこかの離島や、地方の田舎町、都内のど真ん中に同じようなポテンシャルを持った高校生が何人もいるかも知れない。」と。
その可能性は十分有り得ますよね。大谷選手も高校生の時は体重は70キロ程度の痩せっぽちの普通の青年だったそうですから。
では、何か凄かったのか?私は「彼の周囲の大人が凄かった」のだと思っています。
例えば大谷さんが小学生の時に都内に住んでいて、親が「運動よりも勉強、学歴。塾、塾、塾。」とやっていたり、周囲の大人が他の子供と同じ思考や行動を取る人間になるように日本的洗脳教育を行っていたら、彼のポテンシャルは開花せず「一も取らず二も取らずのフツーの日本人らしい大人」になっていた可能性が高いと思うのです。
私は周囲の大人、特に大谷選手の母親の視野の広さが凄かったのだと思います。
無意識に、我が子を既存の価値観にはめ込んで安定した生活が出来るそこそこの大人にしようとしていたら、その子は持って生まれたポテンシャルを一生発揮出来ないまま人生を過ごす事になるかも知れません。
皆さんはどう思われますか?
こんまりさんが断捨離をあきらめたと話題になっていますが、私も平成28年から断捨離をやってきて、我慢し過ぎてついにプッツンとなっちゃいました。
私、本来は車が大好きなのですが、「高性能の車なんて無駄・無意味の代表格。車なんて白物家電と同じ。走れば充分。軽四で充分!」と自分に言い聞かせてきました。(それでもS660を所有している時点で邪念だらけなのですが。)
3週間ほど前の木曜日の朝にクアトロ乗りの友人からLINEが来ました。彼は西宮のAudiの顧客でもあります。
「英保さん、2日前の火曜日に西宮のAudiに良い車が入ったようですよ。球数の少ないSQ2です。カスタムしてあってカッコいいですよ。カーセンサーに出た途端に全国から問い合わせが殺到中だそうで、あっと言う間に売れそうな感じですが、興味ありませんか?もし興味があったら西宮のAudiに同行しますよ。笑笑。」
写真を見て「これは・・・。カッコ良過ぎるぞ!今日はたまたま木曜日で休診だし、せっかく言って頂いているのだからついて貰って実車を見させてもらおう。」
Audi 西宮に到着して実車を見てからたった2時間後に担当の方に(無意識に)「買います!」と電話していました。自分でもよく覚えていないのですが。
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そして23日の大安の日に、ついに納車となりました。
皆様に申し訳ない気持ちなのですが、61年間頑張ってきたのだから贅沢を許してもらおう。
英保歯科のスタッフもとても喜んでくれました。
「先生が車を好きなのは良く知っていましたので、以前から『もっと良い車を買われたら良いのに』と思っていたんです。ですから私達の念願が叶った感じです。私達もとっても嬉しいです。」
「年齢的にも社会的にも乗られて大丈夫ですよ。先生にはむしろ安全な車に乗って貰いたかったので、安心です。」
「頑丈そうで良いですね!」
「カッコいいですね。色も良いし。」
なんて、言ってくれました。スタッフの優しさに、涙が出そうだよ。
兵庫県三田市の歯科医院 予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・MI接着修復・MIインプラント治療を提供 ラバーダムやZOOなどの防湿装置使用率100% i Mix(改良型3Mix法)を開発