今日は三田市歯科医師会主催の講演会が開催されました。神戸市北区からも沢山の先生が参加されて、盛況でした。集中して聞いていましたので、さすがに疲れましたが、勉強になりました。
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豊岡美人2
今日は素敵な女性の親子連れがお越し下さいました。お二人共、またまた豊岡美人です!(お菓子を頂戴した事とは一切関係ありません。)
お母様は91歳で、現役の茶道の先生です。凄いでしょ?
耳も目も健康で、とてもお元気そうに見えるので、「食事は良く噛んで召し上がる方でしょう?」とお伺いすると「そうです。いつも他の皆さんより遅くなってしまうんです。」との事。やっぱり。
歯が沢山残っている事も大切ですが、ひょっとしたら「食事を良く噛む事を意識する事によって、食物がお口の中で粉砕されながら滞在する時間を長くして、粉々になった食物と唾液が混ざる」事の方が大切かも知れません。健康長寿の秘訣ですね。
回数を多く嚙むためには禅宗の「五観の偈」の知識が役に立ちますよという話をしたところ、さすが茶道の先生です。すでに五観の偈の事は良くご存知で、説明するまでもありませんでした。
頂戴したお菓子は「五観の偈」に則って、原料の小麦や小豆を作ってくれた農家の人の事、それをお菓子に作ってくれた職人さんの事、そしてもちろん持って来て下さったお二人の事を思いながら、ひと口50回以上しっかり噛んで味わって、感謝をしながら頂戴しますね。
労せずして。
毎年3月に三田市民病院でいくつかの検査を受けています。今年も「概ね良好」という事で、また1年間ベストを尽くして頑張りますね。
私はもともと健康オタクなので、幸い今までのところ成人病とは縁が無いのですが、実は以前からコレステロールがチョットだけ高いので、毎年「肉類を食べすぎないようにして野菜を食べなさい。」と先生に注意されていました。「18歳の時にベジタリアンになって以来、肉を食べた事がありません。」とも言いにくいので、毎年「ハイ。気をつけます。」とお答えしていたのですが、今年は「コレステロールも正常値です。」との事。
冬になってから運動せず食べ過ぎていたので、キョトンと不思議そうな顔をしていると、「最近基準値が緩和されて、144は正常範囲内なんですよ。」との事です。
苦労せずに正常になったので、嬉しいと同時に不思議な感じでしたが、正常値を緩和したら薬をもらう人が減って医療費削減になるだろうとも思いました。
三田市民病院様、今日は本当にお世話になりました。有難う御座いました。
大学合格おめでとうございます。
東大や京大の合格発表の様子が報道されていますね。
受験生の皆様、本当におめでとう。そしてご苦労様でした。
私自身の経験から、これから大学生になる方に少々アドバイスを。
私は、いわいる進学校と呼ばれる中高に行っていました。小学校の頃から夜中まで勉強して国立大学に合格しましたが、その代償として学べていなかった事もあったようです。(我が子の子育てにはこの反省を生かして彼・彼女らを導いております。何事もバランスが大切だと悟ったので。)
受験勉強は「受験戦争」に勝つために行うものです。学校や社会は子供に「戦争は良くない」と教えながら、進学校や塾や教育熱心な親は「戦争に勝つ」事を求める、という矛盾があるんですね。
「戦争に勝つ」ために日々精進していると、無意識のうちに「まず、自分の事を最優先に考える」ようになるクセが身についてしまいます。このクセがついていると、大学や社会生活で困った事になり、自己嫌悪に苦しむようになります。
受験戦争に勝って、優秀な大学に入った人ほど、このような点を自問自答して、もしも当てはまるなら、一日も早く修正して下さい。大丈夫、あなたは頭が良いのですから、倫理や宗教や哲学などの教養を勉強すれば、ちゃんと「人として正しい」考え方ができるようになりますよ。
迷ったら、とりあえずは「運動部の部長をやってきたか、やっている人」の人との接し方(優しさ)を真似すれば良いと思います。自分も(いまだに)そのような人の態度や生き方から勉強させてもらっています。
大学とはどんな所かをしっかり理解しておく事も大切です。
「高校は言われた勉強をするところ。大学は自から学ぶところ。」という決定的な違いがあります。
偏差値の高い大学に入った人ほど、激しい受験勉強から急に解放されて何をしたら良いのかわからなくなる人が多く、99%以上の
人が趣味や遊びに走って、「何とか単位だけ取れて卒業できればいいや」と考えるようになります。(慶応の学生や医学部の学生のセクハラ不祥事はまさにこれですね。)
99%以上の同級生が醸し出す空気に流されず、いかに「大学生として非常識に」スタートダッシュして(専門の)勉強を開始するかが、その後のあなたの人生を変えてくれます。これで終わりではなく大学に入ってからがスタートなんですよ。(私は理科系しか知らないので、文科系は違うのかも知れません。悪しかず。)
もう他人との戦争に勝つための勉強ではなく、自分を磨くための勉強に変わっているのですから、自分が興味のある分野をしっかりと勉強し始めて下さい。そうすれば「暇で困る」なんて事もないはずです。
もちろん好きなスポーツなどをして、健康な体を作る事も忘れないで下さい。サーフィンも良い運動になりますよ。
何をやったら良いかわからなければ、とりあえず有酸素運動をすることと、「英語の勉強」を続けて下さい。
今の英語の読解力を伸ばしつつ、英会話力を追加して下さい。手持ちの受験単語の本でも良いので、単語を覚え続けること。英字新聞などの格の高い長文を読み続けること。英会話力を伸ばす努力を始めること。英語力は一生必要です。
是非参考にして下さいね。特に最初の2年間の過ごし方次第で、きっと、99%の人と違う、「世界を相手にできる」大人になれるはずです。
豊岡美人
英保歯科のファミリーには遠方からお見えの方もたくさんおられます。
武庫之荘、伊丹、神戸、明石、姫路、竜野、赤穂、豊岡など。皆さん年3回の予防治療は欠かさずお越しになり、良い状態をキープされています。随分時間をかけて通院して下さっている事に頭が下がります。ご期待に応えられるように、皆様を私の家族のように心から大切にしたいと思っています。
その豊岡からの女性の一人が時々ホームメイドのお菓子を持って来て下さいます。芦屋やイギリスでお菓子作りを習得された本格派で、素材や製法にもとことんこだわっておられます。私が砂糖を避けようとしている事を御存知なので、今回は砂糖の代わりにトウモロコシからの糖を使って下さったそうです。
感謝の気持ちを心の中に置きながら、ひと口50回以上噛んで、宝物のように良く味わって頂きますね。本当に有難うございます!
そうそう、彼女の友人の豊岡の方も英保歯科のファミリーになられましたが、甲南大学出身の才女で利発な女性です。
このように、豊岡からは数名の方が来られていますが、女性は皆さん例外なく美人なんですね。
「秋田美人」と言いますが、少々寒い場所の女性は美人が多いのでしょうか?私が岡山にいた時には「津山美人」という言葉をよく聞きました。津山は B’z の稲葉さんの出身地で津山高校の同窓生の歯科医師の話によると、稲葉さんはテニス部でカッコよくて相当目立っていたということでした。津山は男女とも美男美女なんですかね。
私は独断と偏見で「豊岡美人」という言葉を追加したいと思います。決してホームメイドのお菓子を頂くのでポイントアップしている訳ではありません。ホントに。
3・11
今日はけやき台小学校に半旗が揚がっていました。東北の人々のつらい経験を風化させないようにとの思いが込められているのだと思います。大切な事ですね。
公立小学校に日の丸が揚がるようになるとは、私が子供の頃の公立小学校の雰囲気からは想像できなかった事ですが、最近は日本でも、日本以外の普通の国のように「国民が自国を愛する」事が許されるようになってきたのかと思うと、アメリカに行くたびにあちこちに星条旗が揚がっているのを羨ましいと思っていた私にとっては「やっと・・・。」と感慨深いものがあります。
東北の震災を天災と人災に分けて考えてみましょう。
地震と津波は天災で、破壊力は強烈でしたが、自然の出来事なので、後遺症は時と共にやがて消えていくでしょう。
原発の方は人災ですが、こちらは環境だけでなく、経済的にも、現地の人々の誇りという点でも、いまだにどうしようもない位の問題を引きずっています。
福島第一事故の対応に最大81兆円 シンクタンクが試算(朝日新聞デジタル) – Y!ニュース
国家予算並みの金額が「後始末」に使われ続けます。ほぼ永遠に。
福島の原発の問題に触れるたびに、もう二度と元の状態には戻らないという点では、虫歯に代表される歯の病気とそっくりだと,いつも思います。「後から何とかなると思い込んでいたけど、全然思ったようにならない。」という点でもそっくりですね。
資源の無い国の日本人が身の程を知って、一人一人が少し節電に努めたら原発一基程度の電力は節約できたのではないかと思うのです。もしあの時、福島に原発が無かったら?
今現在でも、こうこうと電気をつけて、暑いほど暖房をかけている、今の日本人の暮らしは余りにもバブリーだと思うのは私だけでしょうか?
虫歯の予防も同様で、国民全員がちょっと真面目に取り組んだら、歯科医療費、更には医科の医療費も面白いほど削減できるし、歯の悩み自体が無くなるので、皆が幸せになると思うのです。
色々な点で、日本人はやっぱりこのまま「おめでたい日本人」のままで行ってしまうのか、それとも「自分達のおめでたさ」に気が付いて変わる事ができるのか?しっかりこの目で見届けたいと思っています。
ギガ団子
今日は家族で新名神の宝塚サービスエリアに行ってきました。
開通当時は入るまでに2時間待ちとかの状況だったようですが、さすがに落ち着いてきていました。
奇麗な建物に京都、大阪、神戸などのお土産が取り揃えてあって、見ているだけで楽しいです。
三田からは下道でも行けます(裏から入れる)。高速代を節約するために1回だけ下道で行ってみましたが、そこそこ時間がかかりましたので、どっちが賢いか、微妙な感じでした。
楽しいネーミングの商品を見つけましたよ。ギガ団子ですって!
(この写真に写っているのは普通サイズの団子です。)
こっちがギガ団子です。手の大きさと比べてみて下さい。ただのバカでかい団子なんですが、やっぱり楽しい名前に惹かれてしまいますね。
予防歯科も我慢だけでなく、楽しさも加えて、楽しみながら予防して頂けるように更に工夫してゆきたいと思いました。
シニアの健康について
今朝、通勤のために歩いていると、シニアのファミリーメンバーのお客様から声をかけられました。
「今年の秋頃に40人くらいのシニアのグループで講演をしてもらえませんか?謝礼は些少になるのですが。」との事。
「喜んでやらせて頂きます。ボランティアで良いですよ。」とお答えしました。
彼は72歳ですが、毎朝ノルディックウォーキングをしておられて、男らしく浅黒く日焼けして、私よりはるかに引き締まった健康的な体をされています。
一方で、今日お見え頂いた80歳になったばかりの男性は、70歳代から今までに3度も脳梗塞などで倒れて救急搬送されたそうです。ずっとタバコを吸われていて、最近禁煙されたようです。禁煙は今も多分続いていると思いますが・・・。
お二人の何が違うのかを考えてみたのですが、「若い頃からずっと『体に毒となる物や事』を避けるように気をつけてきたかどうか?」という事の蓄積が今の年齢になって現象として現れてきているように感じるのです。
精製白砂糖という猛毒(と、あえて表現したい)。私も子供の頃に大量に与えられて中毒になっており、特にストレスがかかると沢山食べてしまうのですが、老化や老後の不具合に繋がるだろうから何とかしたいと苦しんでおります。いつまでも元気で歯医者の仕事がしたいので、ガンバリマス!
何か自分がストレスなしに夢中になれるものを見つける事ができればなと思っています。残念ながら私にとって「英会話」はまだまだ勉強のレベルであって、「ストレスなしに夢中になれるもの」ではないんですね。
You Tube で90年代後半の音楽などを聴いていると夢中になっていますので、こんなDJの練習でもしてみようかな?(冗談)
関学の関(せき)研究室
今週の木曜日は素晴らしい日となりました。
友人の Andy と一緒に、三田にある関学・理学部の関教授の研究室に見学に行かせて頂く事ができたのです。万能細胞の研究をされていて、1つの細胞を分化させて鼓動する心臓を作ったり、卵子などを作ったりできるそうです。
トカゲやヤモリ(Gekko)などにホルモンの注射をして卵細胞を採取するとの事で、鳥取大学から分けてもらったという、遺伝的に純系の爬虫類も飼育されていました。
私が大学院で遺伝子工学を使って研究していたのは、今から30年以上も前です。ラジオアイソトープを使って被爆をしながら、何年もかけて割り出したDNAの塩基配列が、今はこの機械で1日で正確に解明できるとの事で、まさに「浦島太郎でも、もうちょっとは知ってるぜ!」状態でした。
人間の求学心は年を取っても衰えないようで、いつかはこの研究室で研究をしてみたいものだと(半分本気で)思いました。
国立大学しか知らない私にとって、(資金が潤沢にある私立大学の)このような恵まれた環境はとても新鮮で、羨ましくもあり、また、その一方で「国立大学、資金が無くても根性で頑張れ!」とエールを送りたい気持ちにもなりました。
関教授、研究室の皆様、学生の皆さん、今日は本当に有難う御座いました。いつか私が大学院に入学したら、ご指導の程、宜しくお願いします。
わが身を切るかの如く
神戸市北区からお見え頂いているお客様。いつも私のブログを読んで下さっており、御来院頂いた時にブログに関する話題で盛り上がっております。
「先日のなんちゃって治療のトピックですが、職人がどこまでこだわってやるかはその人次第ですよね。」と、ご感想を頂戴しました。いつも丁寧にご愛読頂き、ご意見も頂いて、心より感謝しております。
今日のブログの内容は、こちらのお客様との会話の中で生まれたものです。
歯医者は歯の職人や大工に例えられる事が多いのですが、「自分の仕事にこだわる」というレベルではなく、もっと高次元、倫理的な次元で物事を考えているはずですし、そういう自覚がないなら、そのように考えるべきです。
職人や大工は「モノ」を相手に仕事をしますが、歯科医師は「生体(つまり人間)という非常に神聖な『お大切』」を相手に仕事をしている、という点で異次元の「責任レベル」となり、それを遂行するためには高い「倫理観」が必要なのです。
歯科医師にこのような「価値観」があれば「患者はどうせ早くて安い方がいいんだろう」と決めてかかって、選択肢の提示も無しに保険ベースの「なんちゃって治療」を行ってしまう前に、お口の中の状況をしっかりと説明して、「自由診療になってしまいますので、〇〇円ほどの予算と〇〇か月ほどの期間がかかりますが、是非このようなちゃんとした治療をさせて頂けませんか?」とご提案すべきだと思うのですが、どう思われますか?
人様の歯を削る時には、「あたかも自分の腕をナイフで切っているかの如く」に思える感覚(やはり倫理観でしょうね)が必要です。岡山大学での私の講義の際にはこのフレーズを使って、学生達にしっかりと「本物の歯科医師とは何ぞや」を教育したいと思っています。