Hiro のすべての投稿

語り尽くした感が。

ブログを毎日更新してきましたが、大体お伝えしたい事を語り切った感があります。

皆さんには私の毒舌に長い間お付き合い頂いて本当に感謝しています。

そろそろ、「毎日更新」に拘らず、語りたい事がある時にしっかりとお話させて頂くように変更しようかと考えております。

毎日のように読んで下さっていた皆さん(大体、お顔が浮かんできます!)、長い間ご愛読頂き、本当に有難う御座いました。

ついにブログまでも「断捨離」の対象になってしまいましたが、禅の考えを基に「無駄のない内容」で無理せず継続してゆきますので、時々は覗いてやって下さい。

今後とも宜しくお願いします。

徒歩通勤の訳

先日、いつものように徒歩で通勤していると、スタッフが「先生、いつも歩きなんですよね。健康に良いですね。」と挨拶してくれました。
「そうやね。でも、本当の一番の理由はガソリンを焚きたくないんだよね。子供達に少しでも奇麗な環境を残してやりたいのでね。」と、私。
「立派ですね。」と褒めてくれましたが、ほとんど意味が無いようにも思える行動なので、立派なのかどうか・・・。

たった一人のちっぽけな行動ですが、100人、1000人になったなら、少しは違うかも。
皆さんはどう思われますか?

 

リビングではスマホ禁止に

春分の日に家族全員が揃ってリビングでくつろいでいる時に、イチローがリタイヤするというニュースが届きました。

イチローの生き方に憧れていた私は、試合の様子や記者会見が気になって仕方ありませんでした。でも我が家にはテレビが無いので、リビングで寝っ転がって、いつも以上にずーっとスマホでイチロー試合経過ををチェックしていました。

妻はいまだにガラケーなのですが、子供の緊急連絡などがメールやラインで来るのが常識になってきたので、やむを得ず先日simフリースマホを買って練習し始めたところです。iPad をずっと使っていたので、Android スマホにもすぐ慣れて、彼女も私同様にスマホを使って Yahoo などを見ていました。

その時、中学生の娘がポツリと「普通の家みたい・・・。」と言ったそうです。情けない事に私はイチローの記事に集中していて、娘がそう言った事すら気が付きませんでした。後から妻が教えてくれたんです。

我が家では大学生になるまでスマホも携帯も持たせない方針です。その理由は家族で充分に話し合っていますので、子供は良く理解していますし、「スマホを持っている友人を見ていると、可哀そうだと思う。」とまで言っています。
そんな彼女の目から見て、家族で過ごせる休日の貴重な時間に、子供のスマホを禁止している両親がスマホに熱中しているのが気に入らなかったのでしょう。

妻に「リビングではスマホを使うのを禁止にしよう。子供に軽蔑されるようでは情けないから。家族で過ごせる貴重な時間を大切にしよう。」と提案しました。彼女は「そうですね。」と一言。

時々ドカンと食べたくなる甘いお菓子も、スマホでつまらない記事をダラダラ読むのも、なるべく子供の目に触れない所で楽しむようにしたいと思います。卑怯かも知れないけど、それが「自分の意思は弱いけど、子供に対する愛情はある親」ができる、精一杯の誠実さの示し方だと思うのです。言い訳してゴメンナサイ。

予防医療と歯科の関係


21日の日経新聞に「予防医療に財政支援」という記事が載っていました。

政府が医療費抑制のために生活習慣病の重症化を防ぐ取り組みや、ガン検診の実施の実施に加えて、歯科健診の受診の重要性を明言している事を知って、「ついに日本でも、時代が変わって来たな。」と感慨深いものがあります。

「病気をなおすのは医者で、歯医者は歯の修理をするのが仕事」と、私自身も10年前までは思っていました。
ここ20年間で世界中で大規模な研究が進み、「歯と全身の驚くべき関係」が明らかになり、それを勉強するに従って、極論すれば「病気をなおすのは医者で、病気を予防するのは歯科衛生士(と歯医者)」と言っても良いのではと心から思えるようになってきました。

今回はランドマーク的な前進ではありますが、歯科健診を受ける(Passive)だけでは効果は薄く、「歯科衛生士の治療を最低年2回は受けている(Positive)」事を条件にすれば、みるみる医療費が減って、みるみる国民の健康寿命が延びるに違いありません。

 

播磨新宮 櫻屋

春分の日、あいにくの雨ですが、家族でゆっくりと過ごしています。

春らしく播磨新宮の櫻屋さんのいちご大福を頂きました。

お饅頭の老舗のいちご大福は、コンビニやスーパーマーケットで売っているそれとは全く別物です。

一口一口、農家の方や、作って下さった方などに想いを馳せ、しっかりと噛んで、しっかり味わいながら感謝して頂戴しました。

もうすぐ春が来ますね。今年は寒いので、特に春が待ち遠しいです。

良い歯医者が見つかりますように。

英保歯科開業当初からのお客様で岡山出身の素敵な女性がおられます。私とほぼ同い年で、一緒に年齢を重ねて来た感じですね。

10年程前にインプラント治療を行ってメインテナンスをしていたのですが、ある時から突然、5年以上通院が途絶え、カルテも破棄されてしまっていました。何とウッデイタウンから笹山に引っ越しされてしまっていたとの事でした。

「歯が痛くなって、英保歯科の事をネットで検索しました。『英保先生、今でも頑張っておられるなぁ。やっぱり英保歯科に行きたいな。』と思って、笹山から通う決心をしました。」との事。嬉しいですね。昨年から自由診療の根管治療(3Di)等をお受けになるために通院されています。治療は順調に進んでおります。

そんな彼女のご主人様が英保歯科にお見えになるかも知れないとの事。会社を安定して経営されており、地位的にも経済的にも成功されているそうで、その方(ご主人様)の価値観や物事に対する考え方などを説明して下さいました。
しっかりお話をお伺いした後に「申し訳ないのですが、彼には英保歯科に来院されないように言ってあげて下さい。今のお話をお伺いする限り、彼は英保歯科に来られても幸せにならないと思います。あなたのご主人様に幸せになって欲しいというのが、私の心からの願いなのです。」とお答えしました。

以前、リタイアされた弁護士さんを親しい知人から紹介されて、誠心誠意診察していたのですが、彼は私のアソシエート(英保歯科の歯科衛生士の先生や受付スタッフ)の女性を自分の部下の女の子と勘違いしてしまうようで手に負えませんでした。年齢は私と10歳程度しかかわらないのに、旧態然とした考え方で本当に気の毒だと思いました。それだけでは無かったのですが、とにかく、「先生のような地位の高い方は、三田のこんなショボい歯医者より、都会にある、著名な先生の歯科医院がお似合いですよ。」と、お勧めして差し上げました。幸せになられますように。

「良い歯医者」とは「あなた自身の価値観に合う歯医者」です。友人や家族が「良い」といってもあなたにとって「良い」とは限りません。医院と患者のお互いの価値観がピッタリ合って、お互いの心からの信頼関係が存在している状態を、患者側からの目線から表現すると「良い歯医者、良い先生」という事になると思うのです。

英保歯科は、このブログやホームページに心から共感して下さる人のための歯科医院です。インターネットのおかげで、そういった方々とのボーダレスな出会いが毎日のように起こります。面白い、素敵な時代ですね。

 

加東市 大阪 広島

昨日の月曜日は遠方からの初診の方が3人もありました。

加東市からお見えになられた方は大阪にあるインプラントセンターや新大阪の審美歯科医院などで相談や治療をお受けになった後に英保歯科にも相談したいとの事でした。私の考え方は新大阪の審美歯科の先生に近いものでした、彼は私と同じ、顎咬合学会の指導医ですので、同じような考え方をするのでしよう。
駿台や河合塾や東進のような大規模の所に魅力を感じる方が、小さな個人の塾にも興味を持って下さったような感じで有難いなと思って精一杯アドバイスをさせて頂きました。もう既に複雑な治療が開始されていましたので、英保歯科では治療はお引き受けしませんでしたが、良い方向に向かわれる事を心からお祈りしております。

北大阪からの方は、ある単行本から接着歯学会の事を知り、関西の認定医の中から、ホームページを読んだ結果、わざわざ三田にある英保歯科を選んで、(電車で!)来て下さったそうです。歯が悪くなってきた原因と思われる事項を整理して説明し、原因除去(予防)からスタートする事になりました。通院にかかる時間を想うと、ご期待に沿えるよう、精一杯、誠実に対応させて頂こうと思いました。

広島から来院と聞いて腰を抜かしそうになったのですが、実は実家が三田というご縁でした。里帰りの機会に顕微鏡を使った根管治療を受けたいとのご相談です。事情とご希望をお伺いするだけで40分以上かかりましたが、お話を良く聞いてみると気の毒な部分もあり、とにかく私にできる事をやってみようという事で 3Di根管治療を開始しました。彼女には今日、合計で2時間近くの時間がかかりましたのでお疲れになったと思います。つらいお痛みが少しでも良くなれば良いのですが。一緒に頑張ってみましょう。


全ての日本人(まずは両親。そして若者、成人、中高年、祖父母。そして歯科医師も!)が歯の大切さに気がつき、一番安価で、一番シンプルで、一番簡単で、最高の解決策である「予防歯科」を実践してくれたなら、今日お見えになったお三方の今日の用事は(「歯医者に行く」ではなく)「家族とお出かけするだけ」だったかも知れません。私の今日の仕事は「コーヒー飲みながら予防歯科関連のブログ書くだけ」だったかも知れません。

予防歯科が日本人の人生を「素敵な方向」に変えるであろう可能性の高さがわかりますか?

 

小さくなっています。


日曜日は娘の学校の父親有志の集まりがありました。宝塚のがんこで、2時間半の総会と懇親会が開催され、参加してきました。出席されているお父様方は会社の要職、あるいはご自身で会社を興されている方が多く、本当に謙虚で素晴らしい方ばかりでした。
土曜日の息子の卒団式もそうでしたが、参加されている大人は男性も女性も、私のような専門職の個人開業のような仕事ではなく、一般の会社に入って社会経験を積まれている人がほとんでです。
こういった場に参加した時、私は自分への自信が最も無くなるといいますか、「自分には社会常識がないなぁ。普段、唯我独尊で言いたいことを偉そうに言っているけど、社会人としては子供も同然だなぁ。」と情けなくなってしまいます。小さくなって皆さんから多くを学ばせて頂きました。

このブログも、小さな歯科医院に籠った一人の歯医者の独りよがりの意見なのかも知れないと、自問しながら帰って来ました。

3月いっぱいで毎日の力づくの更新を終了にして、もっともっと謙虚になって、要所要所で更新するようにした方が「人間の行いとして美しいかな?」と、この週末の経験から感じ始めております。

最後の卒団式

神戸友の会幼児生活団は幼稚園に相当する 教育機関です 。 羽仁もと子 先生の 教育理念に従って 素晴らしい教育をしてくれるところで 卒業の時には 6歳でありながら まるで一人の人格を持った人間のように 育ってくれます。

20年近く前に 英保歯科に来てくださった 女性の紹介で 我が家の 四人の子供も こちらでお世話になってきました。

平均週3回程度の登団ですが、 神戸までの送迎と 子供の食事の用意などの volunteer work が 相当に大変で、 相当に志の高い母親にしか務まらず 、 そのことが子供のみならず 大人も成長させてくれます。

そのような所に4人の子供を16年間に渡って 連れて行って、通わせてくれた妻には本当に頭が下がります。

神戸友の会 幼児 生活団は今の時代に合うように、お母様方の負担を減らす方向に向かって努力していると聞きました。

今後も三田から コンスタントに 年に二人か三人は 入団者が 出ればいいなと 思っております。