土曜日の夜にある歯科医師グループの懇親会が開催され、北新地に行ってきました。
誘われないと(怖くて)行かない場所なので、足を踏み入れるのは5年ぶり位でしょうか。

今回は、神田川のそばにあるじろう亭というお店で、6500円で結構な御馳走と飲み放題でしたので、北新地という名前にビビっていた私は一安心でした。
食事を楽しんだ後、本通りでは真っ赤な口唇の若い女性が名刺を配っていました。景気が良さそうでしたよ。
実は、私は、その手のお店は好きでないのです。その理由ですが、
話をしてみたいと思うような、頭の良い一流の女性が接待してくれるお店に行く財力は無い(ので行った事がない)。
付き合いで、そこそこのお店に連れて行かれて、そこそこの知性の女性の話題に合わせて会話をしたり、カラオケを歌わされたりしていると、「これの何が楽しいのかわからない。空気はタバコ臭いし、つまらないから早く家に帰って家族に会いたい。」と思い出してしまう。
といった感じなんです。
私は、禁酒して10年も経つので、宴会の席にしらふで参加するのはすっかり慣れっこです。終電まで親睦を深めてから帰宅しましたが、娘が二人とも起きていてくれたのは嬉しかったなぁ。(たまたま起きていただけだそうですが。)
私は、元々お酒はイケる方ですので、勧められると飲みたくなってしまうのですが、歯医者としてしっかり働きたいので、今しばらくは我慢を続けようと思っています。マスコミやネットの口コミなどでなぜか差別的に「ボロカス」に書かれる歯医者という仕事ですが、中には私のように好きなお酒を我慢してでも体調を整え、少しでも良い治療を提供しようとしている歯科医師もいるということを知って欲しいと思います。私もマスコミやネット民の皆様のような立派な人間になれるように、微力ながら頑張り続けたいと思います。
でも、考えてみたら、そもそも、日本国民全員が、普通の食生活をして普通に予防歯科を実践すれば歯が悪くならないのだから、私達歯科医師が「ボロカス」に言われる必要もないんですけどね。
景気が良いのか、深夜になっても北新地も大阪駅もベロベロに酔っぱらったビジネスパーソンや若者ででごったがえしていました。皆さん帰ったらちゃんと歯磨きとフロスをしてから寝て下さいね。

今日は土曜日でとても忙しいのですが、上を見上げると雲一つ無い青空です。
顎を持ち上げて首の前を伸ばして真っ青な空を見上げるだけで、あら不思議。
前向きな気分になってきますよ。
仕事の人も休みの人も、せっかくだから楽しみましょう!
スシローやくら寿司等の 100円寿司が 巷を圧巻しています。 日本では 、今や寿司屋といったら100円寿司 のことを イメージする のが普通かも しれません。
歯医者も同様で 日本では 歯の治療と言ったら 「数千円で治療がしてもらえる 保険治療 が 普通」という感覚になって いるかも知れません。
でも、世の中の寿司屋がすべて100円寿司だけになったらどうでしょう。 安全な食材を使った美味しいお寿司を食べたい と思う数少ない 人 が困ってしまうのではないでしょうか?
「 100円寿司屋のようにはなりたくない。」と、世の中の流れに 逆らって 、踏ん張っている歯医者もあるのですよ。 その数 は本当に少ないのですが。
私もその一人です 。 「もう一日は、もう一日は。」と 自分に言い聞かせて、 安かろう悪かろうの寿司は出さないように 頑張っています。 こんなことやめたほうが楽なのはわかってるんだけどね。

乳歯にたくさんの虫歯を作って、何かのご縁で英保歯科に来てくれた女の子とその母親。私が必死になってそういった事の問題の大きさを何度も何度も説明した結果、色々な事にやっと気がつき始めたお母様。
でも、また、生えたての6歳臼歯(永久歯)を虫歯にしてしまいました。
そのお母様との会話にて。
母(涙を流しながら)「お友達と一緒に遊んだりする時におやつの交換があるのでハイチュウを食べる事が多かったんです。」
私「何で『我が家ではこういった事はしないんです』と断ってやらないんですか?」
母「・・・。」
日本人は「和」を大切にするからでしょうか?心の中では良くないと思っていながらも黙っていて、その結果、永久歯を虫歯にして涙を流さないといけないような人生を送るのが「スバラシイ日本の和」なのかな?大人の社会でも子供の社会でも。
学校では、食品を交換して食べる事がアレルギーのある子の生命を奪っているという事実があるのに、家庭で子供にそのような習慣を付ける教育をしている事自体が非常にナンセンスだと思うのですが。それに私の美意識からは「あまり美しくない習慣」だと感じます。皆さんは如何ですか?
我が家では「お子様に飴をどうぞ」と言われた時も「小学校に上がるまでは、甘い物は食べさせないので結構です」と笑顔ではっきり言って断ってきました。簡単な事です。
おやつの交換をしないと村八分にされるような恐れのある程度のグループに無理して属する必要があるのかな?
私は18歳からベジタリアンなので今まで色々な経験をしてきました。
結論としては、
それをスッと受け入れてくれる教養の人達は懐が深く信頼できる。何年経っても裏切られない長く続く良縁であった。
そうでない程度の教養の人達と無理して付き合っても数年以内に「ある事無い事で、裏で悪口を言われたり」されて「末永い良縁」にはならない事がほぼ100%でした。
(ここで言う教養とは、養老先生の説かれる教養であって、東大や関学といった、学歴とは全く別のものです。)
おやつの交換をしないと言うと睨んできたり陰口を言うようなママ友は、このウッデイタウンにはいないと思いますよ。自然と健康が好きでわざわざ三田の田舎に引っ越して来た人達が住んでいる街なのですから。むしろ尊敬されると思いますよ。
あなたが「我が家ではおやつの交換はしないんです。」と主張する一言が、結果的に、この街の住人を教育し(Eye Opener)、結果的に、我が子だけでなく、どれだけ多くの子供達の人生を救うようになるか、考えた事がありますか?
私がコツコツとブログを書いているのも、そのためなんですよ。
歯は生えたての時は、まだカチカチではありません。何年かかけて唾液中のカルシウムで石灰化が進んでカチカチに硬くなってくるのです。そのタイミングでフッ素を上手に使うとカッチカッチの超硬い歯になります。
我が家では4人の子供に、6歳までは砂糖を極力控えて食生活習慣の基本を体得させてきました。6歳になって一番奥に「6歳臼歯」が頭を出してきたら、フッ素を効果的に応用するようにしています。砂糖の制限はおおむね解除しましたが、子供には既に正しい食生活習慣が身に付いているので、親が言わなくても自然にちゃんとしてくれています。甘いものが体に良くないとわかっているんですね。この点だけは上手く行きました。後は勉強を・・・。
生えたての6歳臼歯は生まれたての赤ちゃんと一緒だと思って下さい。子供の体は6歳になって大きくなっていて安心ですが、その子のお口の中には、再び「最大のケアー」を必要とする大切な大切な宝物が生まれてきているのです。
6歳臼歯を見つけたら、お母さんや保護者の方には「また赤ちゃんが生まれて来た」と思って、もう一度気を引き締めて頂きたいと、強くお願いしておきます。
こんな記事が載っていました。
「口の中を見れば寿命がわかる」と歯科医 さまざまな病気を発症させる細菌が口に潜む – (1/5)|ニフティニュース
「私達歯科医師は、口の中(歯と歯肉とかみ合わせの3つの経年的変化)や姿勢などを見た時にその人の寿命だけでなく、その人の性格(おおらかなタイプか、細かい事に拘るタイプか)、家庭の冷蔵庫や食品庫にどのような食品が入っているか、人生における大まかな価値観、今までに過ごしてきた人生など、大体想像がついてしまいます。」と言ったら信じられますか?
もしそれが本当なら、何となく恥ずかしくて歯医者に行きにくいですよね。そんな事って本当なんでしょうか?
もしそれが本当なら、あなたの良い点も欠点もさらけ出せるような、信頼できる人をかかりつけ医に選ばないと「恥ずかしくて死んじゃい」ますよね。
大丈夫。歯医者にはそんな事は何もわかりませんので。ご安心を。

長かった冬がやっと終わろうとしています。三田の桜も満開になりました。
良く「三田は冬と夏しかない」と言われますが、山間部の盆地のせいか、確かにそのような感じですね。
ゴールデンウイークまでは暖房とフリースを片付けると後悔し、その後は急に暑くなってTシャツでOKになりますね。
素晴らしい桜を目の当たりにして、今年度は、ひょっとしたら英保歯科の、そして私の歯科医師人生で一番充実した年になるのではないかと思っております。
それは「患者さんが沢山来て仕事が忙しい。売り上げが伸びた。」といった一般的な価値観とは逆の方向であり、「目に見えないけれども、とても大切なものに心を込める。」「邪念を極力排除して、本当にやりたい事だけを、丁寧に、大切にやっていく」という点において「今までで一番充実」させたいと思っています。
今日も Business Insider に載っていた、砂糖入り飲料に関する記事のお話です。


1万7千人を調べたら、「砂糖入りの飲み物と早死には関連があるとわかった。」
昨日の記事でもそうでしたが、砂糖入り飲料が寿命を短めるようですよ。
ここでは、砂糖入りのお菓子はそうでもないと書いてる。(という事は、昨日の夜に私が食べたドーナツはまだマシという事か。 ラッキー。)
小さいうちから「ジュースは体と歯に良くない」と教えておく必要がありそうですね。
夕食に行って、「とりあえす大人はビールで子供はジュース」というのはやめましょうね。「とりあえず大人はビールだけど、子供はまず食事を食べる!後から水でも飲んどけ!」と言いましょう。
子供は先に食事で後から水か(国産)麦茶ですね。夜は緑茶もやめてあげてね。カフェインが興奮させるので可哀そうですから。カフェインレスでも(中国産)ウーロン茶は小さな子供にはどうですかね。我が家は外食時は基本的に「子供は水」ですね。
「ドリンクバーは結構です。」と、スッと言えるようにもなりましょう。「えー!」と子供が言っても「あかんあかん」と譲らない。子供はあなたのかけがえのない宝物。正しい知識を教育してあげて下さい。大切にしてあげて下さい。
Business Insider という記事に砂糖と健康の事が載っていました。
「ソーダ(砂糖入りでしょう)や砂糖の入ったコーヒーをガバガバ飲んでいると早死にするという証拠が結構沢山ありますよ。」と書いてあります。

11万8千人(三田市民全員ぐらいの凄い数ですね。)の男女を長い間観察した結果(だから、信頼できそうでしょ?と言っているんですね。)から、以下の事がわかった。
①「砂糖をたくさん飲めば飲むほど数種類の病気、特に心疾患で死ぬ傾向が強い。
②毎日大量の人口甘味料を摂取するのも不健康になるかも。(ゼロカロリーコーラの2ℓペットボトルを買っている人は注意ですね。)
③これらは特に女性に当てはまる。
だそうですよ。ウヘー。今日は週末なので、私もドーナツをたくさん食べちゃいました。「後味悪い」とはまさにこれですね。
歯医者の視点から、「風が吹けば桶屋が儲かる」話をすれば、
砂糖を大量に摂る人は虫歯になりやすい→歯の修復を数多く受けるので清掃がしにくくなるし、歯医者に行くのがイヤになって足が遠のく→歯肉炎から歯周病になる→血管が詰まる→心臓病や脳梗塞になる
なんて事が言えるかも知れません。
けやき台小学校の新3年生の女の子が来院してくれました。歯医者は生まれて初めてとの事。受け口傾向の歯並びが気になるので相談に来て下さったそうです。
英保歯科を選んで頂いた理由をお伺いしたところ、「同級生のN濱さんのお母様から『英保歯科のホームページは面白いから是非読んでみて』と聞いていたのでブログを読んでいます。ですから、もし歯医者に行くなら英保歯科と思っていました。」との事。
英保歯科の考え方の共感して下さっている方が、同じような価値観をお持ちのお友達に英保歯科のホームページを紹介下さり、その方がまた英保歯科の考えに共感を覚えて下さって御来院頂ける。私達チーム英保歯科にとっても、御来院頂くお客様にとっても理想的と言える「正の方向の連鎖反応」が起きています。
インターネットやスマホには欠点も沢山ありますが、「人間が情報ツールに支配される」のではなく、「人間が情報ツールを支配する」ようにすれば、このような有益な連鎖反応を起こす事ができるんですね。
信じられない事に、私の毒舌ブログの読者数も少しずつですが増加しているんですよ。御愛読して下さっている方々に心から感謝しています。
兵庫県三田市の歯科医院 予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・MI接着修復・MIインプラント治療を提供 ラバーダムやZOOなどの防湿装置使用率100% i Mix(改良型3Mix法)を開発