私のブログを良く読んで下さっている、私とほぼ同じ年齢のお客様がおられます。彼女は市外から1時間程度かけて通院されています。
彼女には10年以上前に親知らずの移植を行って成功し、現在でもその歯を使って頂いております。
非常に気真面目な方で、年三回の予防治療を受けられてはいるのですが、人生色々な事があるようで、お口の衛生管理やホームケアーなどが、なかなか理想的な状況にならずに自責の念にかられるようです。
「3Di根管治療やジルコニアセラミックなどの自由診療の治療を駆使して、全体を抜本的に修復して歯の延命をして欲しいのですが、私みたいないい加減な人間は英保歯科のファミリーの資格が頂けるような者じゃないし、英保先生の自由診療の治療を受ける資格も無いと思うんです。」とおっしゃいます。
「家族は家族ですよ。家族の中には勉強ができる子もいれば、そうじゃなくても優しい子もいます。親なら、子供のうちで誰か一人だけ差別するような事はしないでしょう?そんな事は心配しなくても大丈夫ですよ。」とお伝えしました。
これから気の遠くなるような回数と時間をかけて、過去に他院で行われた保険の治療のほぼ全てを、自由診療でやり直すようになります。
私も精一杯頑張って治療をしますので頑張って通院して下さいね。
若草幼稚舎の分園、ナースリーでは保育士の先生方が熱心に予防歯科に取り組んで下さっています。
こちらでは、ここ何年かずっと、歯科健診で虫歯の子が見つかった事がありません。
素晴らしい事ですね。若草幼稚舎では、もう私がとやかく言う必要は無くなったように思います。
「もう大丈夫なので、園での予防歯科教育に関しては、先生方にバトンタッチします。後はお任せしますね。」と宣言してきました。
英保歯科で幼少の頃から予防をしているお客様です。彼の口の中には、今まで1本も削った歯はありません。30歳でこの状態。6歳で生えて24年間でこの程度の変化。悪く無いと思いませんか?職場の近所の歯医者で「虫歯なので、即、治療しましょう。」と言われたこの歯について、今後どうするか相談しました。私は「まだ削りたくないですし、その方がが結果的に長持ちすると思います。」と言いました。彼は「引き続き食生活習慣に留意して予防に努めます。」と言ってくれました。これが予防歯科的視点であり、この歯が「要経過観察歯」ですね。学校健診で「要経過観察歯」って指摘される事がありますよね。
歯科医師から「虫歯になりかけだけど、まだ削らない方が良い歯」なんて訳のわからない説明をされたりして、どうしたら良いのかさっぱり理解不能ではないでしょうか。
一旦修復した歯は必ず接着剤の部分などが劣化して再度トラブルが生じます。ですから、歯科医師は、なるべくなら削ってつめるのは避けたいのです。(特に、防湿もせず、短時間で雑に行われた、誠実さに欠ける治療は「すぐに」ダメになります。)
「要経過観察歯」は、その家庭の食生活習慣や衛生習慣を考慮して、時間軸で今後起こり得る変化を考えつつ経過を見る状態です。生活習慣が改善すれば進行が極端に遅くなる可能性もあるし、生活習慣が望ましくない方向に向かえば急速に虫歯が進行するので、その時点では、諦めて削って埋めるような(特に子供の体にはやりたくない行為)を残念ながらやりましょう。という事なんです。
「茶色くなっていたら虫歯」で良いなら、6年間も歯学部に行って勉強しなくても、小学校低学年の子供でも診断できますよ。
このような経験があります。
有名私立中高の生徒さんなので頭が良いのでしょうか、本人と母親の二人で、茶色くなっている歯を見つけたらすぐ削って埋めないといけない虫歯と確信して疑わない方がおられます。塾通いなどで忙しいのでしょうか、歯科医院に電話した当日に絶対にアポイントを取りたい様子で、毎回「息子が歯がすごく痛いので今日どうしても診て欲しい。」と言われます。来院されると必ず、その茶色くなっている個所を指さして「ここがすごく痛い。」と言われます。「すごく痛い」と主張されたら私も反論しようが無いので、彼らの言う事を信じて、言われる通りに茶色い部分を削って埋める事をします。
本当にそんなに痛いのかな??真実は神のみぞ知る。ですね。
今日も素敵な女性(30代前半)のお客様が大阪の西淀川区からJRとバスを使って来て下さいましたよ。
「ホームページを見て来ました。三田は・・・遠かったです・・・。」との事で、遠方からの御来院、本当に有難うございます。
過去にしてもらった前歯の詰め物が良くないのでちゃんとしたいが、歯医者に行ったら(かけがえの無い歯を)削られちゃうので心配との事。
お気持ちは良くわかります。少々費用がかかってもキチッと修理するようにしましょうと、3Diダイレクトでの治療をご提案して、次回から開始する約束になりました。
次回は、80分間という長いアポイントで1回に1本ずつの治療になりますが、「三田まで行って良かった」喜んで頂けるように、精一杯頑張りますね。

昨日、湘南で開業している歯科医師の友人からお土産を頂きました。この湘南のタコせんべい、美味しかった。
江の島が見える場所に診療所があって、ハワイにコンドミニアムを所有しているイケメンの歯医者さんです。元サーファーの私からしたら、お洒落でリッチで、羨ましい限りです。
ところが、「最近は江の島もインバウンドのお客様が増えて、それで日本人の観光客が減少して、それで更にインバウンドの方が増えて、という状況で、ゴミやマナーの問題で悩まされているのが正直なところなんです。」との事でした。おしゃれな湘南に住んでいても、いい事ばっかりじゃないんですね。
明石のタコせんべいはさかなクンのお墨付きですし、グアム気分が味わえる淡路島もありますし、鎌倉・湘南じゃなくって兵庫県・三田市でも、まあいいや。
歯科医療は日々進歩しています。我々歯科医師は毎日の診療業務と並行して、自己研鑽と学習を継続しなければなりません。
平日は診療がありますので、主に日曜日に開催される学会やセミナーなどに自発的に参加します。

本日もインプラント関連のセミナーに参加してきました。170名を超える参加者があり、日本の歯科医師の熱心さ、真面目さを感じさせてくれる熱気でした。日本の大部分の歯科医師は様々な逆境に耐えながらも、このように休みを自ら返上して勉強を続けています。
ある団体の一部の人の良くない行為によって、その団体全体がそのような目で見られるようになるのは、歯科・医科の分野のみならず、政治家、公務員、そして普通の会社のビジネスパーソンにおいても同様です。ほとんどの人は真面目に頑張っているのです。お互いに、ステレオタイプの見方をしないようにして、お互いの努力を正当に評価するようにしたいものです。
尼崎から三田まで通院して下さっている素敵な女性がおられます。昨日もお顔を拝見する事ができました。
もうかれこれ1年近く、過去にお受けになった複数の歯の治療のやり直しをしており、昨日はジルコニアセラミックのかぶせが入りました。奇麗になりましたよ。
彼女は車をお持ちでないので、武庫之荘から電車とバスを使って通院されています。わざわざ1時間以上もかけて三田まで来て頂いておりますので、私もベストを尽くして頑張っております。
「友あり遠方より来る」の話をしましたが、遠方からでも、ご近所からでも、「友(つまり、価値観と志を同じくする人)」が訪ねて来てくれるのは本当に嬉しいものです。
私は歯科医院を開設して以来、ほぼ毎日この診療所に閉じこもっている訳ですが、このような「友」に会える毎日が送れるのなら「世界中を飛び回っているビジネスパーソン」より、ひょっとしたら幸せかも知れないと思ったりしています。
私が三田のお客様にインプラント治療を安心して行えるようになったのは、「ブローネマルクシステム」というインプラントが世の中に出てきたからです。もう20年前の話になります。

それ以前のインプラントはエビデンスに乏しいものでしたが、こちらのブローネマルク博士が研究に研究を重ねて作られたこのシステムは、それまでのインプラントとは一線を画すものでした。
このインプラントを使うためにはノーベルファルマ社(現在のノーベルバイオケア社)の開催する厳格な研修を受けてトレーニングを積む事が必須でした。そのようなドクターにだけ使用が許されていたのです。
ブローネマルク博士の考え方は、岡山大学の大学院で学んだ外科手術の基本と同一線上にあったので、非常に尊敬できるものでした。
現在はブローネマルクシステムの発展型となるインプラントを使っておりますが、100%ノーベルバイオケア社製品のみを使用しております。
最近は、スマホも中国製や韓国製が非常に良くなってきています。
インプラントも同様で、とても良くできている韓国製のコピー商品などが日本でも出回っておりますが、私は、自分のお客様には今だに「本物」を使いたいと思います。
それは、このブローネマルク博士に対する私からの敬意や思いの現れでもあります。
「花は咲く」は、豊岡から英保歯科まで遠路通院して下さっている素敵な女性のお客様が色紙で私に下さった言葉です。
今日は私が園医をさせて頂いている若草幼稚舎に春の歯科健診に行って来ました。
全園児のうち、数名の子には軽度の虫歯が見つかりましたが、他は虫歯が全く無いか、治療済の状態で、非常に良好でした。
10年以上前から、こちらの園医をさせて頂いていますので、保育士の先生方に事ある度に「予防歯科」という考え方の存在やその実践方法をお話し続けてきました。
当然の事ですが、最初は「???」といった反応でした。
園長先生ですら「虫歯が無いのに歯医者に行くんですか?定期検診に?」「ちゃんと歯磨きしているのに何で虫歯になるんですかね?」といったレスポンスでした。
そりゃそうですよね。普通の日本人ですもんね。
でも、そういった啓蒙を長年やっていると流石に効果が出てきます。徐々に保育士の先生方に予防歯科の考え方が浸透し、それが保護者の方々にも伝播して、この園では「虫歯にしてから修理するのが当たり前では無く、予防するのが当たり前」という考え方が普通になってきました。
こういった事って荷車と同じで、止まっている状態が一番重くて、一旦動き始めれば後は軽くなります。
若草幼稚舎と若草ナースリーでは、「もう後は保育士の先生方にお任せしておいて良いかな?」と感じました。私が手を放してもこれからはドンドン良い方向に向かってくれるでしょう。
三田で予防歯科の普及を夢見て、最初は「ちょっと変わった先生」と思われても頑張って発信してきた甲斐がありました。
本当に「花は咲く」もんですね。
イーグルスなんてバンド知ってます?若い人は知らないでしょうね。
そのバンド、私が中学校の時に「ホテルカリフォルニア」という曲が大ヒットして、そのLPのジャケットの写真と、神戸三田プレミアムアウトレットの夕焼けの風景が似ているんですね。

これ、私がフードコートでタコ焼きをモグモグ食べながら「パシャ」と、スマホで撮った写真とは思えない出来でしょう?
今日は心斎橋で開業している大西先生ご夫妻が、このプレミアムアウトレットに買い物にこられたついでに英保歯科に寄ってくれました。
遠方から友人が来てくれるって嬉しいですね。
そうそう、「友あり遠方より来(きた)る。また楽しからずや。」という言葉がありますが、この「友」とは昔からの友人という意味では無い事を御存知ですか?
例えば、先日東灘の岡本や八鹿から英保歯科に来て下さった女性は初めて出会った方ですが、ここで言う処の「友」なんですよ。
価値観や志を同じくする人が遠方から何かの縁で来てくれた。そういった、偶然とは思えない出会いが起きた。これを楽しいと言わなくて何を楽しいと言いましょう?という意味なんです。わかりますか?
深いでしょ?
兵庫県三田市の歯科医院 予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・MI接着修復・MIインプラント治療を提供 ラバーダムやZOOなどの防湿装置使用率100% i Mix(改良型3Mix法)を開発