私達、歯科関係者の間では常識なのですが、「クリアクリン」という歯磨き粉の中のツブツブが大量に歯肉溝(歯と歯ぐきの境目の狭い隙間)に入り込んでしまっている事を良く見かけます。
水に溶けないプラスチックの粒が残留しているのですから、体に良い訳がありません。患者さんには「クリアクリンだけはもう使わないで!」と説明をしてきました。
どうやら海外でも歯科医療従事者は同じような懸念を抱いているようです。
このマイクロプラスチックが歯磨き粉だけでなく、洗顔フォームなど様々な物に使われているようです。ドイツではマイクロプラスチックそのものの使用が違法になっているそうですが、日本ではどういう理由か野放し状態です。
そして、日本の近海では世界各地に比べて27倍の濃度であると確認されたそうです。人間の体だけでなく環境にも異常な負荷がかかっているということですね。
高級寿司屋で、近海マグロに大枚をはたいて食べてみたら、27倍濃度のポリエチレン入りだった・・・。
シャレにならない話ですよね。人類よ、日本人よ、はやく目を覚ましましょう。