賢者は人生の速度を制御する

私の大好きなブロガー Whitecatinny さんの、これまた私が大好きな N.Y. に関するブログをいつも楽しく拝読しています。皆さんも読んでみて下さいね。最新記事はコチラ↓
N.Y.に恋して☆人生を変えるコロナ期の過ごし方

彼女はこの中で「このロックダウン期に、今後どのような生き方をしたいのか、という俯瞰的な視点から、それを実現するためにはいま何をどこまで進めておく必要があるのか、と考えることがとても重要」と言っています。私も同感です。

インターネット・エラに入ってから、人々は無意識のうちにITの速度に合わせて自らの人生をドンドン加速させて行きました。今回のコロナ禍はそれが正しいかったかどうかを顧みる良い機会なのでは、と思います。

高性能の車を手に入れても、追い越し車線ばかりを超高速でぶっ飛ばすのは馬鹿のする事です。同じように高性能の車を手に入れても、賢者は車速を律して心の余裕を保ち、愛車との対話、車窓の風景、好みの音楽、大切な同乗者とのかけがえの無い会話や時間などを楽しみます。

人生も同様で、高い能力があっても、いや、ある人こそ自分の人生に適度のブレーキをかけ、速度を制御して「人生の走行を楽しむ」べき時が来たのではと思います。これは仕事をサボったり横着したりして楽しましょうという事では全くありません。むしろ無駄な行為を減らして効率化を図りましょうという事なのです。

この静かな時期に、自分が通勤中や職場、あるいはテレワークなら自宅で行っている仕事が実際にはどのような(社会的)価値を産んでいて、それが本当に人類や地球の役に立っているのかを静かに自問してみて下さい。個々の日本人が自分の仕事の社会的貢献度を高める努力を始めれば、それは自然に企業の生産性を向上させ、ひいては日本の国際競争力の回復に繋がるはずです。

例えば、誰かが企画して郵送したダイレクトメールが、現実にはほとんど読まれもせずにゴミ箱に直行しているとしたらどうでしょう。その人がやっている事は社会貢献どころか環境破壊を引き起こしています。会社に対して利益を産む効率も非常に低いか、あるいはマイナスでしょう。日本人一人一人が自問して、こいうった小さな愚行を一つずつ除去してゆけば、徐々に高効率でスッキリした会社(会社=あなたの人生の一部)になってくるはずです。

私も英保歯科がスッキリするように日々努力しています。なお、予防歯科の普及というミッションが社会と人の役に立つ事は明白でしょう。