歯垢のステージ5(=歯石)

ステージ4の歯垢がついたままになっていると、そこに唾液(つば)の中のカルシム成分が沈着して歯石となります。

下の前歯内側や上の奥歯の外側などは、かなりきっちりプラークコントロールができていても歯石が付いてしまう人がいます。これは例外として、一般的には日常セルフケアー不良(清掃不良)とプロケアーを定期的に受けていないという「習慣」の終着駅が歯石=ステージ5ということになります。
ここで強調しておきたいのは、私達「予防歯科医」や「予防歯科衛生士」は常に歯垢のステージ3以下を維持することを目標として勝負しているということです。
「歯石が付いてきたからそろそろ歯医者に行かなあかんな。」というのは30年前の考え方です。歯周病が結構恐ろしい病気であることは、最近マスコミでも言ってくれていますね。

米国歯科医師会は、すでに20年前に「Floss or Die?(フロスをしますか?それともフロスをせずに死にたいですか?)」というキャッチコピーで大々的に予防歯科の啓蒙を行っていました。
頑張れニッポン!