欧州の感染対策は理論的・実践的で非常にシステマティックです。妥協は一切許されず、EUで検証された、正しい方法に正確に則って運用される事が求められます。「消毒?ああ、ウチはこんな感じでやってまんねん。」といった事は許されないのです。
今回、その欧州の感染対策の方法論を完璧に習得し実践する為に、第三者機関(欧州の歯科関連会社のドイツ人の方と、そこに所属する、感染対策の特別な資格を有した歯科衛生士)による視察と指導を受けております。現在進行形ですが、裸にされてしまうので、やっぱり何かと緊張します。
26年前に開業する時に院内のレイアウトを自分で一生懸命考えました。大学院時代、口腔外科で手術室に入っていた知識と経験を活かして、「清潔域」「不潔域」を徹底して分別する工夫をしたのですが、それが正しかったようです。ちなみに英保歯科の機械室は「エアーの入り口(コンプレッサー)」と「エアーの出口(バキューム)」の機械が置いてある部屋を個別にして、空気の流れが完全に一方通行になるようにしてあります。当時から拘りが強かったようですね。LOL。
英保歯科の滅菌室も26年経って年季が入ってはおりますが、現地視察をして頂いた鈴木先生やハウル氏にも「26年も前の設計なのに、驚くほど良く出来ています。最近の歯科医院でも(テナント開業で面積の制約があるので)ここまで余裕を持ったゾーン二ングは難しい事が多いですよ。」と褒めてもらえました。良かった。
近いうちにスタッフ全員と衛生士全員が参加するZOOM講習会を鈴木先生に行って頂く運びです。その後、再度英保歯科に来て頂いて、実際の運営を指導して頂く予定です。
楽しみです!