我が子に初めて乳歯が生えた時には、「よし!この子の歯を一本も虫歯にしないように頑張ろう!」と決意をしますよね。
そして、正しい食生活習慣の習得を基本に、ブクブクうがい、歯ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)、家庭用のフッ素などを上手に使って、一生懸命乳歯を守って来たはずです。
生えたばかりの歯の表面は、まだ完全な状態ではないので虫歯菌に侵されやすいのですが、生えてから年月が経つと、唾液中のカルシウムや歯磨きに入って入るフッ素などが働いでカチカチになってきます。
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4歳から5歳の頃って、つい初心を忘れて、だんだんアイスやジュースの回数が増えてしまったりしませんか?でも、その頃の乳歯(緑マーク)は表面がしっかりと硬くなってきているので、食生活などに多少の気の緩みがあっても簡単には虫歯になりません。
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が、しか~し!!
油断しちゃっている、その6歳の頃に、新しく永久歯(赤矢印。これは6歳臼歯で、一生使わないといけない歯です)が生えてきます。乳歯の後ろ、一番奥に生えてくるので見落としやすく、磨き忘れになりやすい部位なのですが、実はこの歯は歯の中でも最大で最重要な歯なのです。
生えたての歯はどんな状態だと言いましたか?そうです。生まれたての赤ちゃんのように未成熟で弱いので虫歯菌に侵されやすいのです。
6歳になったらここでもう一度初心に帰って食生活習慣を正し、予防歯科の習慣を実行するようにしましょうね。
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