62歳の誕生日に想う~What should I do on my next stage?

お陰様で、本日6月30日に無事62回目の誕生日を迎える事ができました。

ひとえに、英保裕和という歯科医師の哲学を広い心で受け止めて信じて着いて来て下さっている、地域住人の皆様、英保歯科のファンの皆様、英保歯科の衛生士の先生方、スタッフ、家族、その他の英保裕和を支えて下さっている関係各位のお陰だと心から感謝しております。

本当に有難う御座います。

今、誕生日の早朝に目が覚めて、色々な事を想いながらこのブログを書いています。

そして、「私の人生のNext Stage には何ができるか?Next Stage は何をするべきか?」と自問し、以下の3つの答えを得ました。


①英保歯科のお客様だけではなく、全ての日本人に予防歯科の重要性を伝える

33歳で英保歯科を開業して約30年が過ぎました。この30年の間、来院される一人一人のお客様に対して予防歯科の重要性を口頭で説明し続けてきました。その甲斐あって、英保歯科のロイヤルカスタマーである2000人の歯と人生を守る事ができています。でも、30年もかけているのに、たった2000人の日本人しか救えていないのです。

折しも、東京では都知事選挙がヒートアップしています。私はSNSで有名になった石丸伸二氏(※)の演説やインタビューばかりを You Tube 見ています。そして「頭が良いし、素晴らしい人格者だな。見習いたいな。」と感心しております。彼は常に「日本国全体を良い方向に持って行くにはどうしたら良いか?」いう非常に広い視野で物事を考えています。凄いね。

(※)広島県の安芸高田という田舎から京大に行き、経済アナリストとしてNYに駐在していたという華々しい経歴を持つ石丸伸二氏ですが、彼のお父さんは中卒で、家庭の年間収入が4~500万円の中でやりくりして、3人の子供をしっかり育てられたそうで、その子供の一人が伸二氏なのです。ご両親にはただただ頭が下がりますね。

その石丸伸二氏(40歳)の生きざまと、学費に困らないような比較的裕福な家庭でぬくぬくと育った自分(62歳)の生きざまを見比べると、自分のダメさ加減と、人間としてのスケールの小ささを痛感して本当に恥ずかしくなってきます。

でも、両者の歳の差はたった22歳です。40歳の彼に出来ている事なら、頑張れば私にも出来るかもしれません。英保歯科という閉鎖空間に留まらず、You Tube を使って更に広く(日本国中に)予防歯科の啓蒙活動をしたいと考えています。


②更に自分の価値観を信じて、更に自分らしく、もっと我がままに生きる

先日、起業家の N さんと敏腕ビジネスパーソンの Y さんと夕食を共にした時の事です。話の中で(サラリーマン経験もある) N さんが「英保さん、サラリーマンの給料は『我慢した代』なんです。給料の100%が『どれだけ我慢したか、我慢した事に対しての報酬』なんですよ。だから英保さんには絶対にサラリーマンは無理です。」と教えてくれました。笑。

三田駅前の居酒屋「和来」にて(6/25)

確かに自分でもサラリーマンは無理だと思いますが、私はこう見えても自分らしさを相当に抑え込んで生きているつもりなのです。歯科医師として患者様の歯をちゃんと治療する責務がありますし、経営者としては小さな診療所を潰さずに運営していく責任がありますから。

しかしながら、世間の価値観や物事に対する見方は大きく変わってきています。日本は少なくとも表面的には「多様性」を受け入れようとしているように見えます。私のような「(自分では普通と思っているが)普通じゃない人間」にとっては本当に有難い時代になってきました。少し前の日本とは大違いです。

この機会に、もう一度「自分(=自分の行うべき歯科医療)とは何か?」を深く考えて、自分の価値観(=恐らく99.999%の普通の歯医者とは違う価値観)を絶対的に信じて、もっと自分らしく生きたい(=英保歯科の更なるミッションを遂行する)と思っています。

それは結果的には世の中や患者様の為になると確信しております。絶対に。


③講演活動や執筆活動を再開し、日本の歯科医療を変える

断捨離は「自分だけが楽になる為の手段」です。断捨離し自分が楽になっても社会は全く良くなりません。10年前に遂行した徹底的な断捨離のお陰で、ここ10年ほどすっかり楽をさせて頂き、しっかり充電させて頂きましたので、62歳になった今日を節目に、種々の社会的活動を再開する事にします。英保歯科で行っている予防や治療の詳細を歯科医療界に向けて余すところなく紹介し、1人でも多くの日本人の歯を救い、なるべくたくさんの日本人の人生を楽で幸せなものにするために頑張るつもりです。


できる限り頑張ってみますので、どうか暖かい目で見守ってやって下さい。今後共応援の程、宜しくお願いします。