3・11


今日はけやき台小学校に半旗が揚がっていました。東北の人々のつらい経験を風化させないようにとの思いが込められているのだと思います。大切な事ですね。

公立小学校に日の丸が揚がるようになるとは、私が子供の頃の公立小学校の雰囲気からは想像できなかった事ですが、最近は日本でも、日本以外の普通の国のように「国民が自国を愛する」事が許されるようになってきたのかと思うと、アメリカに行くたびにあちこちに星条旗が揚がっているのを羨ましいと思っていた私にとっては「やっと・・・。」と感慨深いものがあります。

東北の震災を天災と人災に分けて考えてみましょう。

地震と津波は天災で、破壊力は強烈でしたが、自然の出来事なので、後遺症は時と共にやがて消えていくでしょう。

原発の方は人災ですが、こちらは環境だけでなく、経済的にも、現地の人々の誇りという点でも、いまだにどうしようもない位の問題を引きずっています。
福島第一事故の対応に最大81兆円 シンクタンクが試算(朝日新聞デジタル) – Y!ニュース 
国家予算並みの金額が「後始末」に使われ続けます。ほぼ永遠に。

福島の原発の問題に触れるたびに、もう二度と元の状態には戻らないという点では、虫歯に代表される歯の病気とそっくりだと,いつも思います。「後から何とかなると思い込んでいたけど、全然思ったようにならない。」という点でもそっくりですね。

資源の無い国の日本人が身の程を知って、一人一人が少し節電に努めたら原発一基程度の電力は節約できたのではないかと思うのです。もしあの時、福島に原発が無かったら?

今現在でも、こうこうと電気をつけて、暑いほど暖房をかけている、今の日本人の暮らしは余りにもバブリーだと思うのは私だけでしょうか?

虫歯の予防も同様で、国民全員がちょっと真面目に取り組んだら、歯科医療費、更には医科の医療費も面白いほど削減できるし、歯の悩み自体が無くなるので、皆が幸せになると思うのです。

色々な点で、日本人はやっぱりこのまま「おめでたい日本人」のままで行ってしまうのか、それとも「自分達のおめでたさ」に気が付いて変わる事ができるのか?しっかりこの目で見届けたいと思っています。