先月、福岡で開催された学会で大阪大学歯学部・予防歯科学教授・天野敦雄先生のご講演を拝聴しました。
その中で、最強の歯周病菌(Pg菌)は18歳以降に感染すると言われていました。
その理由が少々ショッキングなのですが、皆さんにもシェアーしたいと思います。
(以下の写真は天野教授のご厚意で講演中に撮影を許可されたものです。皆様のお役に立つためにアップしますが、著作権に対する配慮をお願いします。コピペ厳禁です。)
好きになった人と何回かデートを重ねて気心知れた関係になっったのに、なかなかキスを許してくれなくて「私の事を好きじゃないのかな?」と思うかも知れませんが、違う事を心配しているのかも知れません。
我々歯科業界の人間は、お刺身の盛り合わせの取り分け、そうめん流し、すき焼き、鍋料理などの時には「直箸(じかばし)厳禁」で、必ず「取り箸(とりばし)」取を使います。高齢の先生が気にせずバンバン直箸をやっていると、若いスタッフはだんだん宴会に出席しなくなります。
もう理由はわかりますね。
恐らく皆さんの会社の宴会でも、若い人達の感覚は同じだと思います。
「部長の直箸、不潔だから嫌だけど、ゴキゲンで食べていらっしゃるから言えないし、もう宴会に来たくないなあ・・・。」
部長さん、「スミマセン。新しいお箸を5本位持って来て。取り箸にしたいんで。」と言うだけで、あなたの株は「素敵!」と急上昇するはずです。
すき焼きは高温になっているから、まだ良いと思いますが、会社の同僚と飲みに行った新福島の居酒屋で刺身の盛り合わせのワサビを誰かが使用中の直箸で取ったら、もうワサビ無して食べるしかないですね。
取り箸が無かったら、必ずお箸の後ろを使いましょう。
恋人や職場だけでなく、家族に於いても同様です。家族のメンバーがお互いに話しあい、協力して、全員が均等に虫歯(菌)や歯周病(菌)のコントロールをする事が大切です。虫歯が痛くなってから歯医者に行くという人がいたら、他の家族のメンバーに迷惑なんです。
ショッキングな話ですが、これは「不都合な真実」なんです。