英保歯科開業当初からのお客様で岡山出身の素敵な女性がおられます。私とほぼ同い年で、一緒に年齢を重ねて来た感じですね。
10年程前にインプラント治療を行ってメインテナンスをしていたのですが、ある時から突然、5年以上通院が途絶え、カルテも破棄されてしまっていました。何とウッデイタウンから笹山に引っ越しされてしまっていたとの事でした。
「歯が痛くなって、英保歯科の事をネットで検索しました。『英保先生、今でも頑張っておられるなぁ。やっぱり英保歯科に行きたいな。』と思って、笹山から通う決心をしました。」との事。嬉しいですね。昨年から自由診療の根管治療(3Di)等をお受けになるために通院されています。治療は順調に進んでおります。
そんな彼女のご主人様が英保歯科にお見えになるかも知れないとの事。会社を安定して経営されており、地位的にも経済的にも成功されているそうで、その方(ご主人様)の価値観や物事に対する考え方などを説明して下さいました。
しっかりお話をお伺いした後に「申し訳ないのですが、彼には英保歯科に来院されないように言ってあげて下さい。今のお話をお伺いする限り、彼は英保歯科に来られても幸せにならないと思います。あなたのご主人様に幸せになって欲しいというのが、私の心からの願いなのです。」とお答えしました。
以前、リタイアされた弁護士さんを親しい知人から紹介されて、誠心誠意診察していたのですが、彼は私のアソシエート(英保歯科の歯科衛生士の先生や受付スタッフ)の女性を自分の部下の女の子と勘違いしてしまうようで手に負えませんでした。年齢は私と10歳程度しかかわらないのに、旧態然とした考え方で本当に気の毒だと思いました。それだけでは無かったのですが、とにかく、「先生のような地位の高い方は、三田のこんなショボい歯医者より、都会にある、著名な先生の歯科医院がお似合いですよ。」と、お勧めして差し上げました。幸せになられますように。
「良い歯医者」とは「あなた自身の価値観に合う歯医者」です。友人や家族が「良い」といってもあなたにとって「良い」とは限りません。医院と患者のお互いの価値観がピッタリ合って、お互いの心からの信頼関係が存在している状態を、患者側からの目線から表現すると「良い歯医者、良い先生」という事になると思うのです。
英保歯科は、このブログやホームページに心から共感して下さる人のための歯科医院です。インターネットのおかげで、そういった方々とのボーダレスな出会いが毎日のように起こります。面白い、素敵な時代ですね。