平成20年に All on 4 という方法(神経を避けてインプラントを故意に斜めに傾けて埋入し、4本のインプラントで12本から14本の歯を支える方法)で、下顎の総入れ歯を固定式の歯に替えたお客様。10年経って精密検査を行いましたが、問題なく経過しています。私もお客様も一安心です。
彼女「もう10年にもなるんですね。私の主人は食事の最中にしょっちゅう入れ歯を外しては掃除して、また戻して入れてはと、見ていてもとっても不便そうです。私はインプラントにしてもらったお陰で本当に快適です。10年前に投資したお金は価値があったと、心から思います。」との事。
私「有難うございます。○○様は本当に丁寧にブラッシングをして下さっていますし、年に3回のメインテナンスも欠かさず10年間来て頂いていますので、経過が良好なんですよ。」
この写真は衛生士の先生のプロケアーを受ける前の、来院時のお口の中の状態です。清掃が難しい構造なのですが、インプラントのシリンダーが銀色にキラッと光っている事からも、お家で時間をかけて丁寧に磨いて下さっている事がわかりますね。
お金も時間もかけてインプラントにして良かった点も多いのですが、もしも予防歯科治療で自分の歯が残せていたら、もっと清掃も簡単で、何もかもがもっと快適だっただろうと思うと、少々悔しい感じもします。
やっぱり、予防が一番簡単なんですよ。