我が家では、中3と小5の男の子二人が(反抗期で)大変な時期なので、私達夫婦のささやかな気晴らしは夕食後の皿洗いが終わった後にちょっと買い物に行く事くらいです。
で、先日の夜は、妻とトライアルに買いものに行って来ました。
いつもは私が妻を探してキョロキョロしているのですが、昨夜は何故か妻が私の事を探して話しかけてきました。珍しい事もあるもんだ。
「この間、下の子と川に沢蟹を捕まえに行ったんだけど半日かけても全然捕まえられなくて意気消沈していたんです。でも、ここに沢蟹がこんなに売っていたんです。しかも全部生きている。」
と言って、写真のような組み合わせで私の所に持って来ました。
最近、 You Tube でスーパーで買ってきた食用の伊勢海老を飼育してみたとか、食用のモクズガニを飼育してみたとか、そういった動画を見ていたので、世の中にそのような変わった事をする人がいるのは知っていました。
まさか、自分の家族が同様の事を考え出すなんて夢にも思わず・・・。
それでも、世のお父様方同様に、私も妻の意見には逆らえず、「買って、やってみたら?」と笑顔で(ひきつっていたかも知れませんが)答えました。
で、その結果・・・。
パックに入っていた15匹のうち、弱っていた2匹は他界してしまいましたが、残りの13匹は生きています。友人に「高知から三田までやって来た沢蟹が元気に生きている。」と言うと、「低温で仮死状態にして輸送したんでしょうね。」と教えてくれました。
きっと養殖だと思うのですが、大事に養殖して育てて、低温仮死状態にして、15匹数えてパックに詰めて、低温輸送車で三田まで運んで、お店で並べて、その末端価格が1匹50円程度ですから、商売って本当に大変だと思います。
低価格・高品質が評価されている日本ですが、これだけ手間をかけても消費者からはこの値札程度の評価しか貰えないのですから、株などで不労収益を得ようと考える人が増えるのも理解できますね。
養殖だろうから、高知に連れて行って川に逃がしてやる訳にもいかないし、今後は一体どうなるのか・・・。又報告しますね。