昨夜、妻と二人でカトリック仁川(にがわ)教会のミサに参加してきました。



「こんなに本格的なんやね。」と妻。
「うん、これは毎年見たくなるね。」と私。(←こういう会話が、年を重ねると増えますね)
ミサが始まると、聖歌と祈りの言葉が、ゆっくりと心に入ってきます。
最近は運動の話(歩く話)ばかり書いていますが、体を整えるのも大事なら、心を整える時間も同じくらい大事だなぁ…と、昨夜はしみじみ感じました。
歯科治療は、ほんの数ミリの世界を相手にします。ルーペや顕微鏡で集中していると、呼吸が浅くなりがちで、気づけば肩もガチガチ。
でも教会の静けさの中では、不思議と呼吸が深くなり、自分の中のザワザワが落ち着いていくのが分かりました。

冷たい夜風の中で妻と並んで立っていると、「今日一日を無事に終えられた」という当たり前のことが、急に有難く感じます。
私は歯科医師として、毎日お客様のお口の中を診ています。
技術や材料の話はもちろん大切ですが、結局は「丁寧に、誠実に、目の前の一人に集中する」ことが全ての土台。昨夜のミサは、その原点を思い出させてくれました。
今日からまた通常モードに戻り、診療所でお客様の治療に集中して頑張ります。
仁川教会の皆さま、温かい時間を有難う御座いました。
