リビングではスマホ禁止に

春分の日に家族全員が揃ってリビングでくつろいでいる時に、イチローがリタイヤするというニュースが届きました。

イチローの生き方に憧れていた私は、試合の様子や記者会見が気になって仕方ありませんでした。でも我が家にはテレビが無いので、リビングで寝っ転がって、いつも以上にずーっとスマホでイチロー試合経過ををチェックしていました。

妻はいまだにガラケーなのですが、子供の緊急連絡などがメールやラインで来るのが常識になってきたので、やむを得ず先日simフリースマホを買って練習し始めたところです。iPad をずっと使っていたので、Android スマホにもすぐ慣れて、彼女も私同様にスマホを使って Yahoo などを見ていました。

その時、中学生の娘がポツリと「普通の家みたい・・・。」と言ったそうです。情けない事に私はイチローの記事に集中していて、娘がそう言った事すら気が付きませんでした。後から妻が教えてくれたんです。

我が家では大学生になるまでスマホも携帯も持たせない方針です。その理由は家族で充分に話し合っていますので、子供は良く理解していますし、「スマホを持っている友人を見ていると、可哀そうだと思う。」とまで言っています。
そんな彼女の目から見て、家族で過ごせる休日の貴重な時間に、子供のスマホを禁止している両親がスマホに熱中しているのが気に入らなかったのでしょう。

妻に「リビングではスマホを使うのを禁止にしよう。子供に軽蔑されるようでは情けないから。家族で過ごせる貴重な時間を大切にしよう。」と提案しました。彼女は「そうですね。」と一言。

時々ドカンと食べたくなる甘いお菓子も、スマホでつまらない記事をダラダラ読むのも、なるべく子供の目に触れない所で楽しむようにしたいと思います。卑怯かも知れないけど、それが「自分の意思は弱いけど、子供に対する愛情はある親」ができる、精一杯の誠実さの示し方だと思うのです。言い訳してゴメンナサイ。