フェイクに踊らされないで!

昨日も「6歳までの家庭環境と食生活習慣」が決定的にその人の人生を決めかねない、というお話をしました。

皆さんも普段、家庭では子供の健康を守りたい父親だったり母親だったりする訳ですが、毎朝、(電車に乗って大阪に向かい)職場に着く頃には「社員の一人」に変身していますよね。そして真面目な人ほど最優先に考える事は「会社に(経済的)利益をもたらすにはどうしたら良いか」という事だと思います。普通はそうでしょう?

そうすると、「いかに数多くの商品を売るか」「いかに多くのお客様にご来店頂き、お店でお金を使ってもらうか」「安く仕入れて高く売る手立てはないか」といった事を第一番に、常に真剣に考え続ける訳です。それが仕事であり、地球環境や消費者の健康を最優先するのではないのです。

私達は、会社にいる時はなぜか疑問を感じず、それが善として存在する社会で生きているんですね。そして誰も悪い訳ではないんです。

そういった世の中でマスメディア、インターネットやSNSなどを使って「魅力的に見える、感じる」ようにイメージ操作がドンドン行われます。
ある事に対して「いいな、羨ましいな」と “Like” を押して反応する人が多ければ多いほど、企業やマスコミはますますその方向に注力して、その事がまるで転がる雪だるまのように加速度的に「ますます魅力的に」見えるように作ってきます。会社が儲かるから、そうするんですね。
これは完全にイメージであって、私達が経験や体験で得た「真実」ではないんですね。

昨日ご紹介したコークのCMや、昔のタバコのCM、最近のお酒のCMなどはその最たるものでしょう。あんなにカッコイイ、あるいは美しく健康そうなモデルさんが、缶入りの安い発泡酒を毎日毎日飲んでいると思います?若さと健康を維持するために違う物を食べたり飲んだりしているはずですよね。まさにイメージ操作ですね。

物事の本質を見抜いて、フェイクに踊らされないようにしたいですね。私も気をつけます。