私は英保歯科にお越しになったお客様と色々なお話をします。職業や職種、専門分野や趣味などについてお伺いする事がとても多いのです。
過去にお二人だけ「そんな事、虫歯の治療と関係がありますか?」と怒って、結果的に来院されなくなった方がおられます。(共に30歳代前半の若い男性でした。)そんな経験があっても、それでも頑なに続けています。
なぜって?これはとても重要な事だからです。歯科医院においては、歯科医師は「先生」、患者は「○○さん」ですが、その「○○さん」も一歩院外に出れば「○○先生」や「○○会長」である事が多いのです。私は社会や家族のために貢献されている方、頑張っておられる方を尊敬し、同じ目線の高さ、対等の立場で接したいと思っているのです。
診察チェアーで小さくなっておられる○○さんに職業をお伺いしてみたら、実は大学教授だったり、スポーツ選手だったり、芸術家だったり、お花の先生だったり。
「へー!凄いじゃないですか!どんな分野なんですか?お忙しいんでしょ?」といった感じで話が盛り上がります。そういった事をお伺いしながら、「このような社会的地位のこの方にはどういった治療方針、治療計画が最適だろうか?」なんて考えたりもしているのですよ。