私の友人であり、英保歯科のお客様でもある関学出身の実業家のYさん。長年海外で活躍されて、最近帰国されてキャリアアップして新しいビジネスを成功させておられます。学業やビジネス、人生や家庭の面で絵に描いたような幸せな状況で、色々と教えて頂く事も多く、本当に羨ましい限りです。
ただ、歯に対しては長年「日本人らしい」価値観で過ごして来られていました。が、最近やっと「覚醒」され、インプラントやセラミックを使った自由診療で過去のつけの清算を行い、今は一生懸命予防に努められております。
友人ですので、個人的なメールを頂戴する事が多々あります。私と違って社会経験が豊富で人間が出来ていらっしゃるので、文面からお人柄の良さが伝わってきて、メールを貰って嬉しいし、勉強にもなります。
今回このようなメールを頂戴しました。
「金曜日のブログ見ました。僕も5本ブリッジの人みたいな道を歩いていたのを、方向転換させていただいたのだと、しみじみ読みました。写真は気持ち悪いですが、治療開始時、英保さんにどぶ掃除をしてもらったときに、臭かった・・と言っておられたので、まったく同じようなレベルであったことを実感しました。考えたら恐ろしい末路です。」
私はこのように返信しました。
「早く気が付いて良かったですね。その気持ち悪い現実を見ないふりをして、誰かが何とかしてくれると無意識に思っているのが日本人なのです。社会と学校とマスコミからそういう教育を受けるので、そうなって当然です。金曜日のブログを周囲の人に広めて下さいね。このままだと日本が終わるので。」
第2次世界大戦に大敗する以前の日本人は、武道を学び、優れた日本文化を尊重し、同時に世界文化にも興味を持ち、肉体と精神のバランスが取れた強い国民だったはずです。先の大戦で小さな島国の国民がその底力を見せてしまったせいで、GHQが「日本人が2度と立ち上がれないようにする」ために「思考回路を停止させ、骨抜きにする」教育をする事にしました。思惑は見事に成功し、洗脳はますます広がっています。今の日本人を見ているとそう感じます。
私のように自営業を長くやっていると、「私がいくら困ろうが、国も市も団体も全然助けてくれない。(良く考えたら当たり前です。国や市や団体ですから・・・。)私がいくら困ろうが、他人は助けてくれない。(良く考えたら当たり前です。他人ですから・・・。)私がいくら困ろうが、家族であっても助けてくれない。(良く考えたら当たり前です。自分じゃないのですから・・・。)」と、現実を知る事ができます。そしてそのような経験が自分を強く、逞しくしてくれました。
「結局、人生で頼れるのは自分だけ。」(よく考えたら当たり前ですね。)
皆さんはどうですか?心のどこかで「歯を悪くしても(保険でタダ同然で)誰かが何とかしてくれる。ずーっと。」と考えていませんか?
私は、そうは思いません。