約1年前、英保歯科に初めて相談に来て下さったお客様の左下7番。「他院で『この歯は抜いてインプラントにするしかいない』と言われたのですが、何とか残す事はできませんか?」というご希望でした。
手術から1年後、骨の炎症も完全に消えたので、これをインプラントに置換するか、当面このまま保存してみるかという前向きなディスカッションをして「御自身のご希望がどこにあるかを考えてみて下さい。」とお願いしました。医療は最終的には本人の意思が最も尊重されるのです。
歯を残して欲しいというご希望にお応えする努力をしたため、こちらのお客様とのお互いの信頼関係は良好なはずです。インプラントに関する私の説明やご提案に対して心から 100% 信頼して(←これ大事)耳を傾けて頂く事ができました。
最初から「抜いてインプラントしかない」の一点張りとは大きな違いがあると思います。
微力ながら、こうやってコツコツと日本の歯科医療の信頼を回復するための努力をしています。だって、私は歯医者になるために産まれてきた人間ですから。