今日、過去に前歯を何度か怪我して、欠けたり脱落したりした男の子(けや小5年生)がお母様と一緒に来院してくれました。
先日の日曜日にも又前歯を打って折ってしまい、救急で休日診療をして下さっている歯科医院で処置を受けたそうで、今までずっと通っていたかかりつけ医もあるのですが、この度当院への転医を希望されての来院です。
「どういういきさつで転医を希望されるのですか?」とお伺いしたところ、
この少年がお母さんに「英保先生に診てもらいたい。去年の歯の健康集会(←けやき台小学校の4年生を対象に私が年1回だけ行っている授業)で英保先生に質問した時にあててもらったから、英保先生が好き。」と言ってくれたそうです。それでお母様が英保歯科のHPをチェックして下さって、予防歯科という点にも共感して頂けて、この度のご縁に繋がりました。
救急で受診した歯科医院では「前歯の2本をかぶせにしてしまった方が安心してスポーツができるよ。」とアドバイスして頂いたそうです。そういう考え方もあるでしょうが、私は大きく歯を削る事はギリギリまで避けたいと考えます。
「まだ小5だ。彼の人生の先は長い。一日でも長く自分の歯を残してあげたいから、安易に大きく削る事はできないぞ。接着の技術を駆使して、何とかしたあげたいな。」と。
「授業で手を挙げた時に当ててもらったから、その先生が好き。」という感覚、自分の子供の頃を思い出したら良く解りますね。
何歳になっても、この感覚がわかる感性を持ち続けたいものです。