「接着歯科で歯を残す」って、実際はどんな感じ?

6月にこのようなブログを書きました。

保険のブリッジ外して、腰抜かした | 英保歯科 (abodc.jp)

その、外したブリッジを支えていた歯がボロボロだったのですが、接着の技術を使って修復を試みましたのでお見せします。

保険のブリッジを支えていた歯ですが、ボロボロです。左の△の方(7番)だけでも抜かずに残してあげたいのですが・・・。
虫歯菌が感染している所を慎重に削り取って行きます。大分削ったけど、まだまだ汚い・・・。
う蝕検知液で確認。かなり綺麗になりました。これなら接着の技術を駆使すれば残せそうです。

ここまでは前回のブログ(保険のブリッジ外して、腰抜かした | 英保歯科 (abodc.jp))でも説明しております。この歯の治療の続きです。

一旦 i-Mix を付けて歯の内部を完全に殺菌した後、グラスファイバーを併用したレジンコアを接着しました。最初の写真と見比べて、どうですか?素人の方から見ても「綺麗になった」と思いませんか?これにクラウン(かぶせ)をしっかり接着して、年数回のメインテナンス(衛生士の先生の治療)に通院して頂ければ、まあ、少なくとも10年は持つんじゃないかな。

この歯の治療には i-Mix を使用しておりますので、残念ながら保険が効かないので自由診療になります。ZOOを使って完全防湿で治療をしていますから、結構長持ちしてくれると思います。

接着歯科専門医といっても魔法使いではありません。こんな感じでコツコツ、地道な現場の作業で修復しているんですよ。でも、こうやって実際を見てみると、「やっぱり接着歯科って凄い」って思いませんか?

私は接着を駆使した治療が大好きです。皆さんもこんな感じの治療が好きですか?