今日は歯垢のステージ2の説明をします。
ステージ1の歯の表面には唾液中の蛋白質が付着しているのですが、有機質同士はくっつきやすい傾向があるので、この蛋白質目がけて細菌がくっついてきます。最初は「虫歯や歯周病の原因にならない」善玉菌がくっつきます。この状態がステージ2です。
善玉菌ですから何の害も与えませんし、もしあなたが「歯ブラシやフロスや歯間ブラシを全ての歯の表面に完璧に当てる」事ができたら、この善玉菌は簡単に外れて、歯垢のステージ1に戻す事ができます。ステージ1とステージ2の間をくるくる回る事ができたら、それは「健全なサイクル」と呼べるでしょう。
ただし、残念ながらこの「完璧なセルフケアー」は誰にもできません。
歯科医師である私も年に3-4回衛生士の先生の予防治療を受けている理由はそこにあるのです。