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最近の保険の白いかぶせ(大臼歯のCAD/CAM冠)ってどうなの?

先日から英保歯科のファミリーになられたお客様。他院で3カ月前にやってもらった保険のCAD/CAM冠が外れたとの事で「どうしたら良いでしょうか?」と相談を受けました。

多くの歯科医院が「ついに厚生労働省が認可!奥歯にも保険で白い歯が出来ます!」と謳っている訳ですが・・・。
CAD/CAM冠といっても所詮はプラスチックです。冠が壊れないように厚みを充分に取ろうとして、大量に歯を削ったようです(黄色)。その結果、歯の高さが短くなっちゃいました(赤)。
CAD/CAM冠のプラスチックの強度を出すために、ぐるりも大量に歯が削ってあります。一部は歯が無くなって土台が露出してしまっています(黄色)。この歯って長持ちするのかな?
土台の内部が腐敗して悪臭がしてくるので、全て削り取って「一から」やり直しする事にしました。被せは自由診療のジルコニアを使う事になります。しかしながら、既に大量に削ってあるので私が思い描くような理想的なリカバリーは、もはや、不可能です・・・。

頑張って自由診療で再修復を試みる事にしました。でも、もしも長持ちしなければ抜歯してインプラントにしなければなりません。
保険のCAD/CAM冠って、どうなんでしょうね?
長い目で見たら、かえって高くつく治療かも知れませんね。

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