サイトアイコン 英保歯科

(乳歯の)前歯を打って、変色してきたらどうするか?

4歳前後は元気盛り。お外で走り回って、転んだりするのは日常茶飯事ですね。でも、まだまだ上手に転ぶ術を知らないので時々は顔から行っちゃって前歯を強打する事があります。

4歳の元気な男の子。転倒して前歯を強く打ってしまい、3週間ほど経ってお母さまが「歯が茶色に変色してきたんです。どうしましょう?」と慌てて英保歯科に来て下さいました。正面の前歯2本が茶色くなっているのが見て取れますか?

「歯を強く打ったせいで歯の神経が死んでしまったんです。残念ですが、神経を取らないとダメですね。」

なんて、何十年も前にはそんな事を言っていきなりガリガリやっていたのですが、今は違います。

小さな子供の生体活性は大人と比較すると、とても高い。こんなに茶色に変色していても、(何もせずに)じっと待っていれば元の綺麗な白い歯に戻る事がしばしばです。

8か月後の状態。本来の歯の色に戻っています。神経も生きていますよ。

私と保護者様と本人さんがやった事は「回復力を信じて、ただじっと待つ」事だけです。

歯も生きています。特に子供の歯は想像を遥かに超えて、非常にデリケートなんです。

歯が、こんなに神秘的な臓器だとは思わなかったでしょう?簡単に虫歯にしたリ、ホイホイと神経を取ったりしたらダメな事も想像に難くないですよね。

モバイルバージョンを終了