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京都と雪舟の魅力を知る

今日は妻と二人で京都国立博物館に行って来ました。
雨が上がって最高の行楽日和。世間は連休の中日で学校もあるので道路も街もあまり混んでいなくて小旅行には持って来いのシチュエーションです。
妻の運転するシエンタに乗っけてもらって、助手席でうとうとしていたら1時間足らずで京都に到着。三田は本当に便利なところです。

想像していた何十倍も素晴らしい博物館に圧倒されました。これが御所のある京都のパワーか!同じ関西とは思えないほどに良い街ですね。学生時代を京都で過ごした人が羨ましい。

まずは右手に見える博物館の歴史的建造物(明治古都館)の美しさを堪能。ここが日本とは思えないですね。宮内省内匠寮の技師であった片山東熊(かたやまとうくま)の設計だそうです。凄い。

次に奥にある「平成知新館」に向かいます。無駄を徹底的に排除した中にも和のエッセンスが散りばめられた、その美しさに感動。ここ20年間見た建築物の中でも一番気に入りました。 設計はアメリカ・ニューヨーク近代美術館新館も手掛けた建築家・谷口吉生(よしお)氏だそうです。

平成知新館のエントランスから京都タワーを望む。水辺の作りにも禅のスピリッツが生きており素晴らしい。LA のGETTY CENTER とはスケールも趣も違うが、61歳になった現在の私はこちらの方が好きです。

セブンイレブンでゲットした前売り券を手に、いざ行かん。館内は撮影禁止なので、悪しからず。それでは、楽しんできます。

1時間半ほどかけてゆっくりと雪舟と狩野派の絵を楽しみ、そしてバックグラウンドを学んできました。新しい世界に触れる事が出来ました。妻に誘ってもらって良かった。ロビーで一息ついているところです。

「日本にもこんなに素晴らしい場所があるんだね。長生きはするもんだ。」と妻に話しながら博物館を後にしました。道の駅でソロ車中泊ばかりしていたら知らずに死んでいくなと反省。

妻に「誘ってくれて有難う。お礼に湯葉の美味しいお店にでも行ってランチをご馳走するわ。」と言ったのですが、「子供達が学校から帰って来る前に帰宅しておいてあげたいから、帰り道のコンビニでおにぎりでも買って食べましょう。それで充分です。」との返事。立派な人だ。

文化的な教養のあるパートナーに恵まれたおかげで、この年になっても新たな世界に触れる事ができました。
私は、家族も友人も仕事仲間もお客様も皆さん、私を上に引き上げてくれる方々ばかりに恵まれて、本当に幸せな事です。

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