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夫婦でカトリック仁川教会のミサへ

昨夜、妻と二人でカトリック仁川(にがわ)教会のミサに参加してきました。

到着すると、教会の屋根の縁が青いイルミネーションで縁取られていて、思わず「おお…」と声が出ました。入口の前には人が集まり、テーブルも並んでいて、教会全体が“お祝いの空気”に包まれている感じ。
聖堂に入ると、正面の大きな十字架が目に入ります。上には半円形のステンドグラス。あの空間に立った瞬間、背筋がスッと伸びるんですよね。
祭壇の前には降誕の飾り(馬小屋)が丁寧に作られていて、わらの上の幼子イエスを中心に、マリア様、ヨセフ、天使、羊飼い…。細部まで作り込まれていて、しばらく見入ってしまいました。

「こんなに本格的なんやね。」と妻。
「うん、これは毎年見たくなるね。」と私。(←こういう会話が、年を重ねると増えますね)

ミサが始まると、聖歌と祈りの言葉が、ゆっくりと心に入ってきます。
最近は運動の話(歩く話)ばかり書いていますが、体を整えるのも大事なら、心を整える時間も同じくらい大事だなぁ…と、昨夜はしみじみ感じました。

歯科治療は、ほんの数ミリの世界を相手にします。ルーペや顕微鏡で集中していると、呼吸が浅くなりがちで、気づけば肩もガチガチ。
でも教会の静けさの中では、不思議と呼吸が深くなり、自分の中のザワザワが落ち着いていくのが分かりました。

ミサの後、外のマリア様の前でも少し手を合わせました。緑に囲まれた場所でライトアップされたお姿がとても美しく、ロザリオの赤が印象的でした。

冷たい夜風の中で妻と並んで立っていると、「今日一日を無事に終えられた」という当たり前のことが、急に有難く感じます。

私は歯科医師として、毎日お客様のお口の中を診ています。
技術や材料の話はもちろん大切ですが、結局は「丁寧に、誠実に、目の前の一人に集中する」ことが全ての土台。昨夜のミサは、その原点を思い出させてくれました。

今日からまた通常モードに戻り、診療所でお客様の治療に集中して頑張ります。

仁川教会の皆さま、温かい時間を有難う御座いました。

 

 

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