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大阪に出て思った事

コロナが再燃している時に何ですが、歯科のレントゲン装置を製作販売している会社の大阪ショールームに見学に行って来ました。

最初に北区で用事があったのでそれを済ませて、心斎橋まで運動を兼ねて徒歩で移動しました。高級ブティックが立ち並ぶ心斎橋や、混沌とした雰囲気が楽しいアメリカ村を観光客よろしく探索してきましたよ。

トータルわずか6キロ程度の Walking でしたが、気温が25℃近くありましたので心地良い汗をかいて良い運動になりました。
まるで「おのぼりさん」のようにあちこちキョロキョロ。スマホでパシャ。
日常を自然豊かな三田で過ごしている私の今日の感想は、「とにかく空気がマズい。大阪の皆さんはすっかり慣れているのだろうな。」でした。
昔、角松敏生さんのコンサートのために良く通ったフェスティバルホールも、すっかり近代的な建物になっています。でも、ここまで必要かなァ・・・。

大阪の街並みや建築物はすっかり近代的になって、まるで東京やシカゴにいるようでした。これだけ大量の資材やエネルギーを使って「近代化」する目的は何なのでしょう。何のために?誰かに見せるため?

いつの間にやら、大阪もモダンな外観の高層建築ばかりになっています。
川の臭いは昔と比べものにならない程に良好です。ほぼ臭いませんね。

その一方で、もし私がこの街に暮らし、ここで働いていたら、いつの間にかこのゴージャスな雰囲気を「是」と考えるようになるのだろうなと思いました。
無意識に「高級で豪華が善。しみったれて貧乏臭く、田舎臭いのは悪」と、反射的に考えるようになるんじゃないかな・・・。
そして、頑張って(無理してでも)お金を稼いで、少しでも見栄の良い高級なモノを買って、人で溢れる煌びやかな街に繰り出して・・・。
周囲の多数の人がそのような価値観であれば、流石の私もきっと目に見えない同調圧力に流されて、そうならざるを得ないのだろうなんて思いながら歩いていました。
三田の診療所に籠って仕事をしているから、何の苦労も無く「断捨離st」で居られるんじゃないかな、なんて。

やっと大阪駅に到着。ユニクロ着て年季の入ったヒューズボックスを背負いこんな写真を撮っているのですから、きっと外国人の旅行客か何処かの田舎者(三田の山猿?)だと思われていますよね。私って。

でも、今日の気温からも判るように、地球は物凄い速度で温暖化しています。先進国のメトロポリスがやっているこのような「都市の過剰な近代化(装飾化)」は正しくないように思えてしまうのですが・・・。
もう誰にも止められないかな。

駅構内のセブンイレブンでコーヒーを買って「丹波路快速」のシートに座ったら大きな深呼吸を一つ。そして、「やっと三田に帰れる。嬉しい。」と思わず呟いていました。

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