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医療サービス業とは

今朝、受付のスタッフにこんな質問をしてみました。

私:「英保歯科と言うオーケストラがあって歯科医師は打楽器を、衛生士は弦楽器を、受付は管楽器を演奏するとして、良いハーモニーを作り出そうと思うと指揮者がいるよね?英保歯科の指揮者は誰だと思う?」
スタッフ:「え? そりゃ院長先生でしょう? 先生だと思います。」
私:「そうかな?」
スタッフ:「違うんですか?・・・。誰?・・・。」

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医療サービスとは、お客様に自分が出来る限りの思いやりを差し上げて、その見返りとして自分がお渡しした気力の3倍の生きる力をいただける、有難い仕事である。一般のサービス業だと3倍ものバリューバックは頂けないのではないでしょうか?

今日はそんな事を思いながら仕事をしていました。

ショッピングセンターで服を売ったり、携帯電話を売ったり、レストランで給仕をしたり、ホテルのフロントに立ったり。色々なサービス業があると思います。歯科医療も同じサービス業ですが、ちょっと違う所があります。

まず、歯というかけがえのないものを扱う、非常に責任の重いサービス業であるため、お客様の期待や不安も相当大きい。服や携帯を売るお店とはスタッフの一言一言や一挙一動の持つ意味や責任の大きさも違うでしょう。

普通のサービス業は「おもてなし」を提供するのではないでしょうか?歯科医療は哲学的にもう一歩踏み込んで「全身全霊をかけた思いやり」をお渡しするようなサービス業だと思います。

良質な治療という物理的なサービスをキチッと提供した上に、全身全霊をかけた思いやりまで提供していたら「やってられない。」となるかも知れません。

でも私は歯科医療は素晴らしい仕事だと思っています。心からの思いやりをお渡しすれば、心からの感謝の言葉や笑顔が返ってきます。普通のサービス業では頂けないほどの高密度で。自分が使った気力の2倍も3倍もの「気」が返ってくるのです。こんな良い仕事って他にある?

自分の経験から言えば、「自分がこの世で生きている意味を貰っている」と言っても過言ではないでしょう。

今日は複数のお客様から戴き物をしました。御「気」遣い頂き有難う御座います。
午前中に治療をして相当な治療費を戴いたのですが、わざわざ夕方に出直して下さって感謝の言葉と共に持って来て下さいました。世間やマスコミからはボロカスに言われる歯医者という仕事ですが、真っ当にやればこんなにも喜んでもらえる素晴らしい仕事なのです。
「人から感謝される=自分の存在意義がある、生きている価値がある」 と言えるかも知れません。家族からの感謝、そして社会からの感謝。この程度の人間の私なのに、英保歯科という舞台があって、本当に有難い事です。

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私:「さっきの質問、どう思う?どう思った?」
スタッフ:「何と答えたら良いか・・・。」
私:「仕事に対しては色々な捉え方があると思いますが、皆には歯科医療という素晴らしい仕事を通じて自分自身の人間性を成長させて、自分の人生の意義を確かめ、人生を楽しんで欲しいと思っています。社会には色々な社風の企業がありますが、その企業の社風はそこに所属している社員一人一人の哲学の集大成なのではないのでしょうか?英保歯科の雰囲気(オーラ)も個々の構成員の哲学の集大成なのだと思いますよ。」

世の中には色々な仕事や職場があるとは思いますが、その舞台を選んだのはあなた自身です。どう捉え、どう演じるかもあなた次第だと思います。私は英保歯科で自分の哲学に徹し、自分の人生を思いっ切り楽しみたいと思っています。

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