アメリカの味と言えばシナモンロール。米国の学会に参加する為に西海岸や東海岸の空港を利用するのですが、最終日に日本向けのフライトを待つ空港では「今日でアメリカともおさらば。名残惜しいなァ。アメリカらしい食べ物を食べて帰ろう」と、必ずシナモンロールを買って食べるようにしています。皆さんならハンバーガーといった感じでしょうが、私の最終日のルーチンはシナモンロールなのです。
若い頃アメリカ留学やアメリカでのホームステイに憧れていたのですが、夢が叶わなかった私は、10年ほど前にその旨をLAの友人(歯科医師)に話して3日だけ彼の家にホームステイさせて貰った事があります。丘の上にあるプール付きの巨大な家にはホームステイの学生専用の部屋があり、そこに滞在した白髪混じりの私の心は、まるでUCLA に留学してきた若い日本人の学生のように高揚していました。その時にも奥様が「アメリカの味はアップルパイとシナモンロールですよ。」と、シナモンロールを振舞って下さいました。
このように、シナモンロールには強い思い入れがあって、かつ、本場米国ではシカゴやサンフランシスコやLAでシナモンロールを食べまくって来た私が断言します。「プラセボのシナモンロールの味は世界一です。」と。
先日妻がプラセボに行った時にシナモンロール好きの私のために一つ買ってきてくれました。「ケッ!日本のシナモンロールなんて邪道だろ?この米国仕込みの舌を持つ私に、よくもまあ、買ってきたもんだ。」と、なめてかかって食べてみたのですが、もう、その美味しい事、美味しい事。まさに晴天の霹靂でした。
味は私が保証します!皆さんも是非お試しあれ。