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さようならHONDAさん、かも。

昨日の木曜日、生産終了がアナウンスされてから人気爆上がりの S660 の契約書の変更をしてもらうために三田のHONDA さんに行って来ました。最後の最後の生産ロット650台の1台を売って頂けるようになったので、とりあえず追加購入させて貰う事にしたのです。物欲コントロール中、断捨離中の英保先生らしからぬ行動でしょ?S660 はそれほどまでにメカ好きの理系人間の琴線に触れる、拘りが詰まりに詰まった車なのです。

でも、実は非常にモヤモヤして複雑な気持ちで出向いたのです。

その理由は、先月、ホンダさんで S660 の車検を受け、その翌週に兵庫トヨタさんでシエンタの車検を受けたのですが、その経験から企業やショップの哲学の違いを体験したからです。

今までにこちらの三田のHONDAさんで2回車検を受けたのですが、どういう訳か、1回目は口約束で聞いていた金額より4万円程、2回目は倍以上の金額を請求されました。彼等の名誉の為に言いますが、車検当日、事前にお勧めの点検や部品交換等を説明してくれて、良くわからないまま「じゃあ、それで。」と私が言った結果なのです。でも、私はまさか請求金額が倍以上になるとは思わなかったのです。
その一方で、兵庫トヨタさんは車検当日に私の希望を聞きながら見積もりをしてくれて、それと1円も変わらない額の請求がされました。

今日HONDAさんの私の担当の方にそのいきさつを詳細に話し、「こういったビジネススタイルはHONDAという企業の方針なのか、それともこの三田店の店長の方針なのか、教えて頂けませんか?」と質問しました。「こういった経験は、今回売って頂く新車の S660 に対する愛着や、HONDAという企業に対する愛情にまで影響が出てしまいます。次の乗り換えの時にもHONDAの車を買おうと思うかどうかにも関わってきます。言っている事が解りますか?」と。若い彼は真剣に耳を傾けてくれました。

豪華な雰囲気を保つ為には経費がかさむ。そうすると上からは「売り上げを伸ばせと」命令が出る。そして無理した結果信用を失う。長期的にはマイナスだ。私が経営者だったら違う戦略を採るな。

私が可哀そうだと思うのは車を設計したり組み立てたりしている現場の人達です。一生懸命体や手を動かし、汗を流して良い車を作っているのに、経営陣の考え方や哲学と、その影響を受けたホワイトカラーによって、ブルーカラーである現場の人達が精魂込めて作った作品の輝きが一瞬にして消えてしまうのですから。

私にとって、車の魅力とはその車自体の魅力だけではありません。それを設計した人の拘りに想いを馳せたり、組み立ててくれた人の丁寧さに想いを馳せたり、ハンドルの皮を丁寧に縫製してくれた女性の事を想ったり、そして営業の人達の誠実な人柄を通して企業の哲学に敬意を持ったりする事によって、その車の運転席に座っている時の幸福感が出てくるのです。皆さんは違いますか?

現在の心境は微妙で、次の車検は(大学生のアルバイト男の子が一生懸命、本当に一生懸命にエアーの突き方を教えてくれた)ウッデイタウンのガソリンスタンドでお願いしてみようかと思っています。
このバイトの男の子は車検のチラシも渡してくれました。「値段はどうなの?」と聞く私に「正直、そんなに変わらないと思いますが、ガソリンが2円引きになるのが売りみたいです。」とも答えてくれました。誠実な子だ。気に入ったよ。

大好きと思うか、冷めてしまうか。これは感情であって理尽くめで考える事ではありません。私が経営する英保歯科に於いても今回の経験を肝に銘じて運営して行こうと思います。

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