最近、私の大切な知人の、御主人様の歯の治療をしています。まだ40歳代の彼ですが、高校時代に10本の歯の神経を取って保険の銀歯を被せるという治療を(選択し※)受けられたそうです。
(※医者を信じて任せていた=選択した)
その10本の神経を取った銀歯のうちの1本がついに腐ってしまい、先日抜歯しました。問題は、その10本の内部の腐敗が同時進行で起こっているという事です。
私「何故、あなたとあなたの保護者はこのような治療を選択されたのですか?」
彼「親が周囲から良い先生だと聞いて、それで行っていただけです。」
私「何でも保険でやってくれるのは、ある見方をすれば確かに良い先生でしょう。でも、17歳とかの時に自分の歯の神経がドンドン取られて、ドンドン銀歯になって行っても、あなた自身も保護者も何とも思わなかったのですか?これって何だかヤバいとか、疑問を感じなかったのですか?」
彼「田舎だし、そんなもんだと思っていました。私の父は総入れ歯だし、今とは時代が違うと思います。前歯は大切なのでお金をかけてでもちゃんとしてもらおうかと思い始めていますが、お金も無いし、奥歯は保険で治療してもらおうかと・・・。」
最近、コロナワクチン接種の件数が加速度的に増加しており、ヤフコメでも「日本政府も自治体も素晴らしい!やればできるじゃないか」と、称賛の嵐です。
日本人の思考回路や価値観はほぼ同じ。幼少期から老健施設まで、延々と続く同調教育って本当に効いていますね。
でも、日々の暮らしの中で、自分の頭を使って考えたり、疑問を感じたり、解決策を見つけたり、行動に移したりすることも時には必要かも知れません。
明日も彼との会話の続きをお話ししたいと思っています。