パラダイムシフト、起こればいいな。

お正月の間お待ち頂いていたお客様が多かったのでしょう。今日は8時から3時までアポイントがフルブッキングで忙しい一日でした。

その後、神鉄に乗って有馬温泉に移動。とある、お堅い団体の新年会に参加するためです。1泊しての宴会ですので長くなりそうです。


何と、来賓として、国会議員の末松信介先生がお見えになっていました。来賓の挨拶では歯切れの良い、スッキリとした内容の見事なスピーチをして下さいました。三田学園出身との事で、納得です。

歯科と全身の健康の関連についても造詣が深い先生なのですが、幸運にもお話させて頂くチャンスに恵まれましたので予防歯科という概念についての説明を聞いて頂きました。
「医科の病気は予防できない事も多いが、歯科の病気はかなりの確率で予防できるのですよ。国民の歯が良いと健康な国民が増えて国家の生産性は向上し、医療費は大幅に削減できますよ。」といった私の話に熱心に耳を傾けて下さいました。さすが三田学園出身!

もしも行政が治療だけでなく予防に予算配分をして、予防歯科が普及すれば、歯が悪くなるという現象そのものを激減させる事になります。これは歯が悪くなった人(従来の概念で言うところの「患者」)を激減させる事になるので、パラダイムシフトを怖がり、既得権益にしがみつくタイプの人々からは相当な抵抗と反発があると思います。私の今日のアクションが吉と出るか凶と出るかはわかりません。何も起こらないのかも知れません。神のみぞ知るといったところでしょうか?

政治に期待する前にまず、日本国民の歯に対する価値観のパラダイムシフトが必要です。「歯の詰め物が取れてほったらかしにしてたら、ついに痛くなってきた。嫌やけど今日歯医者に行って神経取られてくるわ。」が、常識では話になりません。(英保歯科のファミリーのお客様には、そのような方は一人もおられませんが。)

ゴージャスなお宿に宿泊予約をしていたのですが、私は断酒をしていて酔えない状況で、長時間の宴会にずーっと付き合うのはキツイものがありまして、何よりも家族にも会いたくて、1次会が終わるとホテルを抜け出して電車に乗って家に帰ってしまいました。

家のドアをそっと開けて「泊まらずに帰って来ちゃったけど、お呼びで無い?」と子供達に聞くと、「ちょうど今、『お父さん、きっともうすぐ帰って来るよ』って皆で話してたんだよ。」ですって。