筑波大出身のリケジョだったの!?

福知山から三田の英保歯科まで来て下さっている、とても素敵な女性のお客様がおられます。今日も1時間かけて高速道路を使って来てくれました。(今日の話の中で知ったのですが)3年前に初めて来て下さった時には私がとてもキツく感じたそうで「あの時は泣いてしまいました。でも先生が私の歯の事を本気で考えてくれているんだなって感じたので大丈夫です。」と教えてくれました。

初対面ではそんな感じだったのですが、3年もお付き合いしている間に随分打ち解けて、色々な話を聞かせてくれるようになりました。「英保先生はこの3年間で随分変わられましたよ。ブログを拝読して先生も色々な事を考えたり経験なさったりされているんだなと思って、いつも楽しく読ませてもらっています。」なんて感じでね。

彼女は元々は関東出身だが、結婚して福知山に住むようになった事。

ご主人の仕事の関係で中国に2年半住んでいた事。その時に現地の中国語学校で猛勉強して、(忙しい主婦の身でありながら)中国政府から留学生の奨学金を受ける程優秀な成績を収め、中国語を完璧にマスターした事。

「英保先生には、なぜか日本語より中国語で話かけそうになるんです。」とも。解るよ。私は色々な面で日本人離れしているからね。

そして、「最近新しい仕事に就いて環境が変わりました。」とも教えてくれました。頑張ってるね。「どんな仕事?中国語の翻訳とか通訳とか?」と聞いてみたところ・・・。

彼女:「今回の仕事は自分の専門に近い世界で働きたいと思って、福知山にある大学の理系の研究室の事務職の仕事の面接を受けて合格したんです。」

私:「フムフム。そこの先生が中国の研究室と共同研究したりしている訳ね。だから貴女の中国語が役に立つんだね。」
彼女:「ちょっと違うんです。共同研究は主にアメリカとやっています。教授は英語が堪能ですよ。」
私:「そうなんや。」
彼女:「教授は私の経歴を見て、事務職ではなく研究の方面を手伝って知識を増やして行けるように考えて下さっています。」
私:「???理系の研究室で文系(中国語)の人がブラッシュアップ??」
彼女:「英保先生は筑波大学ってご存知ですか?実は私、筑波大学で自然科学を専攻していた理系の人間なんです。結婚して主婦になり、主人の海外赴任や子育てのために時間を取られて自分の専門知識を活かし切れてなかったのですが、同級生の女性が国際的に活躍しているのを見聞きして、自分も一歩でも理系の研究の世界に戻りたいと思って研究室の事務職に応募したら採用されたんです。教授が私の経歴を知って『子育てが一段落する数年後には研究職に就けるように考えて仕事内容をプログラムするから頑張ってついて来て。』と言って下さったんです。だから今は(事務職ではなく)教授の研究助手の仕事をしています。」
私:「〇×△! 筑波大学は国立大学じゃないか。知ってるに決まっているよ。中国語ペラペラの貴女が筑波大出身の優秀なリケジョだなんて驚きだよ。腰を抜かしそうになったよ。その教授は貴女が中国語ペラペラだってご存知なんでしょう?」
彼女:「実は、その点はまだ全くお話していないんです。」
私:「その能力をカミングアウトした時にはスーパーサプライズだね。きっとビックリなさるよ。」

彼女は私に何か「縁」のようなものを感じてくれているそうで、それは私の方も全く同様です。
元々は私のブログを読んで「こんな先生に診てもらいたい 。」と思って来て下さったとの事。有り難い事です。

同じような人生の目標や価値観を持つ人と出会えると、本当に楽しいものです。

友あり遠方より来る。また楽しからずや。