Budweiser はアメリカの味

昨夜からずーっと「モノ捨て」をやっています。何年も開いていない英語の本などをかなり捨てました。売りに行くと「高く売れた」とか「あんなにあったのにこの値段?」とかいった邪念が平常心を乱しますので、潔くホームセンターのリサイクルボックスに放り込みます。

ヤフオクやメルカリで売れそうな電化製品も潔く粗大ゴミに出します。過去にヤフオクで売ってみたりした事があるのですが、嫌な思いはしていないのですが、そこそこの値がついたからと言って凄く嬉しかった訳でも無くモヤモヤした気分にもなったりして、あの時得たお金と今も心に残っている(そういえばヤフオクで売った時に色々とやり取りがあったなァ・・・。という)記憶とを天秤にかけると「あのような記憶が心に残ってしまうのに値するだけのメリットが無い」と思ってしまうのです。つまりはどちらかと言えば、私にとっては「不快」なんでしょうね。

ところで、1年半前に米国の学会参加時 LA のスーパーマーケットで買ったアルコール入りのBudweiser を1本、私の部屋の本棚に飾っていました。賞味期限がとうに切れているので中身を捨てて空き缶はリサイクルの出そうと思ったのですが、「まあ、それでも。」と思って冷蔵庫に入れておきました。

奇しくも今日の晩御飯はタコ焼きパーティー。アツアツのたこ焼きを口腔内に入れて過剰な刺激を与えると、舌ガンや歯肉ガンになる可能性があるかも知れません(笑)。やはり冷たい飲み物で冷やしてガンを予防しようと思い、超賞味期限切れ、アルコール入りのビールを(家族の許可を貰って)飲んでみました。

ウーン。Budweiser はアメリカの味でした。少々酔ったのも手伝って、一気に米国での楽しかった思い出が蘇って来ました。「英語や米国もそろそろ断捨離・・・。」と自分の心に封印していたのですが、今日の Budweiser の(賞味期限切れで決して美味しくもない)味が私の米国に対する思いに再び火を着けました。

1年半ほどこんな風に飾っていたのですが、中身を捨てて空き缶も処分するつもりが、中身は飲んで、空き缶は再度この場所に戻って来ました。このBudweiser の空き缶には私の米国への想いが一杯詰まっていて、やっぱり捨てられない。

現在計画中の臨床研究の倫理審査が通過して良い研究結果が出たら、来年あたりそれを米国顕微鏡歯科学会で発表したいと夢見ています。ZOOM じゃなくて飛行機に乗って行って、リアルサイトでやりたいですね。

色々と頑張ってみますね。皆さん、どうか見守ってやって下さい。