果糖・ブドウ糖液糖の恐怖

大量生産できる安いトウモロコシから製造するので非常に安価な甘味料「果糖・ブドウ糖液糖」は、安くで作って高くで売りたいビバレッジカンパニーが製造するジュースにも含まれています。

ジュースを子供に手渡す前に裏に書いてある原材料をチェックして下さい。

このようなジュースは虫歯製造機ですが、同時に肥満製造機でもあり、肝臓に負担をかけて脂肪肝の原因にもなるそうです。

若草ナースリーで講演会

昨日は私が園医をしている若草ナースリで保育士の先生方を対象に講演をして来ました。

タイトルは「なぜ子供の虫歯予防がそんなに大切なのか?」です。

質疑応答を含め 2時間 の長丁場でしたが、皆さん熱心に耳を傾けて下さいました。

疲れるよりむしろパワーを貰った感じで、このような一般方向けの講演も良いものだなと、認識を新たにしました。

又機会があればお引き受けしてみたいと思うようになったのが自分でも不思議です。

人もから頂けるパワーって本当に凄いですね!

私が自然派主義なのをご存知なので、このような素晴らしいお菓子も頂戴できて2重にハッピーでした。

 

ハローワークまでサイクリング

予防歯科部門が常に満員でお客様にご迷惑をおかけしておりますので、衛生士の先生の増員を考えております。
良い天気でしたので自転車でハローワークまで行ってきました。
英保歯科で予防歯科治療に携わりたいと思われる方はハローワークインターネットサイトでチェックして下さい。
応募は5月24日までで、その後面接選考となります。

午後は若草幼稚舎で予防歯科に関する講演をしてきますね。
こちらに関しては、また報告します。

Facebook から離れて3年経ちました。


2016年以来、基本的に Facebook を見ないようにしています。
年に1回だけ誕生日に「元気です」の報告を写真入りで上げますが、それ以外は投稿もしません。

きっかけは娘の「若い人は Facebook を使わないよ」というショッキングな言葉では無く、Facebook を開いてブラウズすればするほど心の平穏が失われてドンドン不幸になるように感じたからです。

昨夜、台湾の友人に連絡するために Messenger を使う必要があったので、久しぶりに Facebook を開きました。
つい、ついでにあちこちを見てしまいましたが、やっぱり良くなかった。見たくも知りたくもない情報が否応なしに目に入って、心がかき乱されるのがはっきりとわかりました。

3年も離れていると、Facebook のわずかな利点ととてつもない欠点がはっきり見えてきます。この感覚は毎日見ていたら気付いていないと思います。
幸い Lineも、現在のところ私は全くといって良いほど使っていないのですが、(ひっきりなしにバスが鳴っている方を見ていると)これは正しい判断だと思っています。

勉強すればするほど、「砂糖」や「精製された炭水化物」が体に与える悪影響の大きさには驚かされますが、これらの「普通の」食品が体に与える悪影響に関しても、毎日口にしていると、徐々に徐々に慣れさせられてしまって「気が付かなく」なるんですね。

「歯を削らない虫歯治療」ってどうなの?


皆さんがきっと興味を持たれるであろう記事がありましたので紹介しますね。詳細は↓をクリックして読んでみて下さい。

歯を削らずに虫歯が治る!?歯科でドリルを使わない治療を受けてみた

天野歯科医院(天野聖志院長)で行われている、歯を削らない治療法「ヒールオゾン治療」や「カリソルブ治療」などが紹介されています。天野先生の著書もあるそうで、テレビでも紹介されているようですよ。

著書:『歯を削らない、抜かない、だから痛くない、むし歯・歯周病の治し方』(現代書林)

これらの治療法、歯を削るのが大嫌いな歯医者(私)としては、興味がある事は事実です。

この記事を読んで、英保歯科のファミリーの皆さんや、私のブログの読者の皆さんが、どう思われ、どうお考えになるかが気になるところです。私と同じ考え方であることを期待しています。

私が思うのは、
①これらの治療法が20年後(つまり、特許が切れてしまって企業に旨味が無くなった後も)ドンドン広がって行くほどに本物の治療なのか?
最初は話題をさらったのに、20年経ったら全く聞かなくなった高価な機械や治療方法を山ほど知っています。その点、ラバーダムなどの防湿装置や歯科用接着剤などは地道な進歩を遂げながら確実に生き残っています。

そして、最も思う事は、
②この記者さんのような、ファミリーではない「いちげんさん」に対して「これで虫歯菌がいなくなりますよ。虫歯になりにくくなりますよ。」と言っても大丈夫なのか?
生活習慣や衛生習慣などの、本当は触れて欲しくない核心部分への改革に一緒に取り組めるようなお互いの信頼関係(ファミリーの関係)があって、お客様に、その方向(抜本的解決の方向)へ進む意志が無ければ「話が始まらない」ように思うのですが。

歯を守るような食生活習慣は体も守ります(砂糖は毒)。体を守る事は人生を守る事(病気と無縁で幸せ)です。ですから歯がドンドン虫歯になるような人は衛生習慣にもまして、まず、食生活習慣を変えないといけないのです。このような根本的な点をスキップして3万円出して「オゾン」を吹きかける事が人生を守る事に繋がるのかどうか?と思ってくれましたか?

以下は興味がある人だけ読んで下さい。長いからね。

医療の器具や治療方法を開発して広める時に、発端は歯科医師の純粋なひらめきであったとしても、そこに企業が絡んでくると「最終的にはその企業が投資を回収できて、なおかつ充分な利益が上がる」事が必須条件となります。ですから企業は「最新・革命的な器具や治療方法で、素晴らしい夢のような効果がありますよ。」と、マスメディアなどを上手に利用して販売促進をします。
特に、それらに対して特許が取得できた時には「知的財産」に対する対価が上乗せされるので、機械や薬剤が非常に高価になり、その結果末端のユーザーに求められる「お金」も高くなります。
記事を読む時は、その記事が書かれた「経済的」社会背景や「利害関係」の可能性の有無にまで思いを馳せて下さい。疑いすぎも良くないが、妄信は禁物です。マスコミ、特にテレビは新興宗教のように「知らないうちに」あなたを信じさせる力を持っています。家にテレビがある方、特に、過去にバナナや炭酸水や納豆を買いに走った事がある方は気をつけて下さいね。

ちなみに「ヒールオゾン治療」は高価な機器を歯科医院が購入しないと施術できません。私は現時点ではそれほど興味がありませんが、特許が切れた頃にこの(手の)方法がしっかりと生き残っているかどうかを観察しておきたいと思います。

「カリソルブ治療」の原型は30年以上前から日本にもあり、多少の形を変えて、流行の波が来ます。現在でも考え方自体はしっかりと残っていて、英保歯科でもその考え方は保険治療の中でさえ、ちょくちょく応用します。
「カリソルブ治療」は上記のような原型のままだと企業に旨味が無いので、工夫を加えて新しい製品として海外の企業が売り出したものです。悪くないと思いますが、もしも私が「カリソルブ治療」の薬剤を(結構な値段を払って購入して)自由診療で提供するなら、こちらも信頼関係が確立された「ファミリー」の方にのみ使用して、「いちげんさんはお断わり」とするでしょうね。東京の便利な所に天野歯科がありますので、英保歯科のファミリーではない方はそちらの受診をお勧めすると思います。
こちらも特許が切れた後でも「カリソルブ治療」というシステム名で、日本でしっかりと定着していたら「本物だった」という事になるでしょう。

岡山大学歯学部と大阪大学歯学部

土曜日の宴会の席で、大阪歯科大学(私立)出身のある歯科医師が私に面白い事を言われました。

「岡山大学歯学部出身の先生は、岡山大学歯学部の方が大阪大学歯学部より上だと思っているふしがある。逆に大阪大学歯学部出身の先生は、大阪大学歯学部の方が、当然、岡山大学歯学部より上だと思っている。」と。

言われてみれば、自分の目の前にいる歯科医師が東京医科歯科出身だろうが、大阪大学出身だろうが(凄いと思っているふりは一応の敬意の表現としてしますが)実際には引け目を感じた事が一切無い事に初めて気が付きました。なかなか鋭い指摘ですね。

岡山大学歯学部は素晴らしい大学です。特に予防の哲学と接着歯科に関する教育は桁外れだと思います。その大学で教育を受けた結果、今の私があるのです。

私は出身大学という事に於いて、幸せな事に、どっちが上とか下とか意識した事がなかったのですが、言われてみれば確かに「我が母校、岡山大学歯学部が歯学部の中で日本一だ」と、無意識に思っていたようです。

偏差値だけでは評価できない事がたくさんありますね。大学も、人間も。

北新地のじろう亭

土曜日の夜にある歯科医師グループの懇親会が開催され、北新地に行ってきました。
誘われないと(怖くて)行かない場所なので、足を踏み入れるのは5年ぶり位でしょうか。

今回は、神田川のそばにあるじろう亭というお店で、6500円で結構な御馳走と飲み放題でしたので、北新地という名前にビビっていた私は一安心でした。

食事を楽しんだ後、本通りでは真っ赤な口唇の若い女性が名刺を配っていました。景気が良さそうでしたよ。
実は、私は、その手のお店は好きでないのです。その理由ですが、
話をしてみたいと思うような、頭の良い一流の女性が接待してくれるお店に行く財力は無い(ので行った事がない)。
付き合いで、そこそこのお店に連れて行かれて、そこそこの知性の女性の話題に合わせて会話をしたり、カラオケを歌わされたりしていると、「これの何が楽しいのかわからない。空気はタバコ臭いし、つまらないから早く家に帰って家族に会いたい。」と思い出してしまう。
といった感じなんです。

私は、禁酒して10年も経つので、宴会の席にしらふで参加するのはすっかり慣れっこです。終電まで親睦を深めてから帰宅しましたが、娘が二人とも起きていてくれたのは嬉しかったなぁ。(たまたま起きていただけだそうですが。)

私は、元々お酒はイケる方ですので、勧められると飲みたくなってしまうのですが、歯医者としてしっかり働きたいので、今しばらくは我慢を続けようと思っています。マスコミやネットの口コミなどでなぜか差別的に「ボロカス」に書かれる歯医者という仕事ですが、中には私のように好きなお酒を我慢してでも体調を整え、少しでも良い治療を提供しようとしている歯科医師もいるということを知って欲しいと思います。私もマスコミやネット民の皆様のような立派な人間になれるように、微力ながら頑張り続けたいと思います。

でも、考えてみたら、そもそも、日本国民全員が、普通の食生活をして普通に予防歯科を実践すれば歯が悪くならないのだから、私達歯科医師が「ボロカス」に言われる必要もないんですけどね。

景気が良いのか、深夜になっても北新地も大阪駅もベロベロに酔っぱらったビジネスパーソンや若者ででごったがえしていました。皆さん帰ったらちゃんと歯磨きとフロスをしてから寝て下さいね。

良い週末を

今日は土曜日でとても忙しいのですが、上を見上げると雲一つ無い青空です。

顎を持ち上げて首の前を伸ばして真っ青な空を見上げるだけで、あら不思議。

前向きな気分になってきますよ。

仕事の人も休みの人も、せっかくだから楽しみましょう!

回転寿司と歯医者

スシローやくら寿司等の 100円寿司が 巷を圧巻しています。 日本では 、今や寿司屋といったら100円寿司 のことを イメージする のが普通かも しれません。

歯医者も同様で 日本では 歯の治療と言ったら 「数千円で治療がしてもらえる 保険治療 が 普通」という感覚になって いるかも知れません。

でも、世の中の寿司屋がすべて100円寿司だけになったらどうでしょう。 安全な食材を使った美味しいお寿司を食べたい と思う数少ない 人 が困ってしまうのではないでしょうか?

「 100円寿司屋のようにはなりたくない。」と、世の中の流れに 逆らって 、踏ん張っている歯医者もあるのですよ。 その数 は本当に少ないのですが。

私もその一人です 。 「もう一日は、もう一日は。」と 自分に言い聞かせて、 安かろう悪かろうの寿司は出さないように 頑張っています。 こんなことやめたほうが楽なのはわかってるんだけどね。

 

「おやつの交換」という習慣の愚かさ


乳歯にたくさんの虫歯を作って、何かのご縁で英保歯科に来てくれた女の子とその母親。私が必死になってそういった事の問題の大きさを何度も何度も説明した結果、色々な事にやっと気がつき始めたお母様。
でも、また、生えたての6歳臼歯(永久歯)を虫歯にしてしまいました。

そのお母様との会話にて。

母(涙を流しながら)「お友達と一緒に遊んだりする時におやつの交換があるのでハイチュウを食べる事が多かったんです。」

私「何で『我が家ではこういった事はしないんです』と断ってやらないんですか?」

母「・・・。」

日本人は「和」を大切にするからでしょうか?心の中では良くないと思っていながらも黙っていて、その結果、永久歯を虫歯にして涙を流さないといけないような人生を送るのが「スバラシイ日本の和」なのかな?大人の社会でも子供の社会でも。
学校では、食品を交換して食べる事がアレルギーのある子の生命を奪っているという事実があるのに、家庭で子供にそのような習慣を付ける教育をしている事自体が非常にナンセンスだと思うのですが。それに私の美意識からは「あまり美しくない習慣」だと感じます。皆さんは如何ですか?
我が家では「お子様に飴をどうぞ」と言われた時も「小学校に上がるまでは、甘い物は食べさせないので結構です」と笑顔ではっきり言って断ってきました。簡単な事です。

おやつの交換をしないと村八分にされるような恐れのある程度のグループに無理して属する必要があるのかな?
私は18歳からベジタリアンなので今まで色々な経験をしてきました。
結論としては、
それをスッと受け入れてくれる教養の人達は懐が深く信頼できる。何年経っても裏切られない長く続く良縁であった。
そうでない程度の教養の人達と無理して付き合っても数年以内に「ある事無い事で、裏で悪口を言われたり」されて「末永い良縁」にはならない事がほぼ100%でした。
(ここで言う教養とは、養老先生の説かれる教養であって、東大や関学といった、学歴とは全く別のものです。)

おやつの交換をしないと言うと睨んできたり陰口を言うようなママ友は、このウッデイタウンにはいないと思いますよ。自然と健康が好きでわざわざ三田の田舎に引っ越して来た人達が住んでいる街なのですから。むしろ尊敬されると思いますよ。

あなたが「我が家ではおやつの交換はしないんです。」と主張する一言が、結果的に、この街の住人を教育し(Eye Opener)、結果的に、我が子だけでなく、どれだけ多くの子供達の人生を救うようになるか、考えた事がありますか?

私がコツコツとブログを書いているのも、そのためなんですよ。