もし東京にいたら・・・。

昨日は東京日帰り出張で疲れました。往復8時間の電車の旅で、新幹線の自由席はほぼ満員だったのですが運よく座る事ができてラッキーでした。1日缶詰の勉強だったので東京の雰囲気を感じたのは山手線の中と、新宿駅の西口から都庁まで歩いた短い間だけだったのですが、色々と思う事がありました。

もし東京の大学に行っていたら、今頃この街に住んでいるだろう。ちらっと見た限りは、節約やもったいないといった言葉が全く似合わない贅沢三昧な街。
外国人がいない所を探すのが困難な程に、異文化との接触が容易でエキサイティングな街。

ここで開業か勤務医をしたいたら、刺激に満ちた毎日だったろうと思うと、チョットだけ羨ましく感じました。

でも、大都会のこの街では今の私の価値観や考え方はここまでに至っていないだろうと思いました。そして、三田の英保歯科を愛して下さる素晴らしいお客様や、私の宝物である家族にも出会えていないはずです。

人間は「他の人から必要とされている」時に最も幸福感を感じると聞いた事があります。

三田での日々の暮らしに派手さは皆無ですが、今の私は恐らく相当に「幸せ者」なんだろうと思っています。

Big city Tokyo

顎咬合学会という日本最大規模の臨床歯科医師を中心とした学会があります。後輩の先生方に対して正しい知識を指導するために、指導医は研修会の受講が義務となっております。日帰りで東京都庁のすぐそばにあるホテルに行ってきて、今道場まで帰って来ました!

まるで日本じゃないみたい。コーケジアン(いわゆる白人)やアジア人のお客様でいっぱいです。日本は本当にインバウンドで賑わっているんですね。三田にいるとちっと実感が無いけどね。

 

 

 

 

 

 

 

シャンデリアもお洒落でゴージャスでした。

 

なぜ毎日?

ブログを毎日更新し始めてから半年も経ちました。時にはお客様に「最近ネタ切れじゃないですか?」と手厳しいお言葉を頂いたり、来院の度に一言コメントを下さるような、驚くほど良く読んで下さっている(数少ない)「愛読者」もいて下さったりして、「もうしばらくは頑張ってみよう」とせっせと書いております。

私は、昼間は診療で忙しいので、夜中に起きてブログを書いたり勉強をしたりする事がほとんどです。10時に寝て4時に起きて、ブログや勉強をして、また6時から少しだけ眠って再び起きる生活です。夜中に帰宅され、早朝に出勤されている、大阪勤務のビジネスパーソンの皆さんには申し訳ないような「早寝遅起き」ですね。

このブログは英保歯科のお客様のためだけに書いているのではなく、少しでも多くの方に歯の大切さや歯科医院への関わり方などをお伝えしたいと思って書いております。いつか英語でも書けるようになりたいと思って英語の勉強も頑張っております。

家族のような関係

私は、英保歯科で年3回の予防歯科治療をお受けになっておられるお客様を「ファミリー」と呼んでいます。
今日、吉川から自家用車で70歳の男性がお見えになりました。彼のお嬢様がけやき台在住で英保歯科のファミリーステータスをお持ちです。そのお嬢様の強いお勧めで英保歯科に御来院下さったそうです。光栄な事だと感謝しております。

下顎の歯肉が腫れているとの事で、レントゲンを撮影したところブリッジの土台の歯が折れてしまっていました。抜歯して入れ歯を作るようになるのですが・・・。

インタビューをすると「何十年も近所のかかりつけの歯科医院で治療を受けて来たが、娘が強く勧めてくれたので英保歯科に来てみました」との事。

「70歳だとまだ車の運転ができますが、これから先、年齢を重ねていった時に英保歯科への通院が不可能になって、再びご近所の歯科医院にお世話になるようになる可能性が高いと思います。今日は何も触っておりませんので、あなたが英保歯科を受診された事はかかりつけの先生に知られる事はありません。何十年もお世話になってきて、これから先もお世話になる可能性があるのですから・・・。」と、私。

「先生のお話は良くわかりました。腫れている原因が分かっただけでも来て良かったです。これから先の事も視野に入れて、どのようにしたらよいか考えてみます。」と、彼。

皆さんは歯医者と、美容院や喫茶店やレストランなどは同じようなモノだと思われているかも知れません。

私はそのようなモノではなく、歯科医院とお客様の関係は結婚や家族の縁組みのように、お互いの覚悟と責任を伴う関係だと思っているのです。どう思われますか?

「疎開先」「山猿」の次は「兵庫のチベット」かぁ

神戸新聞にこんな記事が・・・。三田住人にとって愉快な表現ではないですね。

“兵庫のチベット”三田はなぜ冷える? 県内最低値の日数は6割超

大阪や阪神間の先生や在住の方に出会った時に「三田で歯科医院を開業しています」と自己紹介すると、その瞬間から『田舎者』といった目で見られる事がしばしばあります。

以前、阪神間にある私立大学の教授様と出会った時に、「三田は田舎」「歯医者はコンビニより多い」という素晴らしい「一撃キーワード」を初対面の瞬間に連発されて、失礼さに会話を続ける気を失った事を覚えています。三田も歯科も素敵な所がたくさんあるんですけどね。ステレオタイプで見ないで欲しいですね。

地球温暖化が進んで海面上昇が起こったり、温暖化で平均気温が上昇したりしているので、ひょっとしたら近いうちに三田が「兵庫のチベット」から「兵庫の軽井沢」になって、都会の街が「兵庫のインド」になるかも知れませんよ。

東京や大阪からJRで帰って来る時に、宝塚を越えてから電車の扉が開く度に「空気がだんだん美味しくなってきた。もうすぐ三田の家に帰れる。」と幸せに感じるのは私だけではないと思います。

まあ、「本物」は、わかる人だけにわかれば良い事だと思います。
英保歯科についても同様かな、と、思います。

医学部人気

受験のシーズン真っ盛りですが、医学部の人気が凄いようですね。

田舎の医師不足を補うために医師を増産したいと思っている国がテレビ局に命令してかっこいい医療テレビドラマを量産して医学部人気を誘導しているのでは?というのが我が妻の鋭い意見です。当たっているかも。

現在の医療の仕事は「普通の人からは信じられないくらい責任は重いが、収益率は国に管理された、ひたすらに頭と体を使い続けるサービス業」と表現できます。外から見るのと現場の実状とは大違いといったところでしょうか?
私達のように歯科医師の子供に生まれた人間は医療の仕事がどのようなものかを肌で感じて知っております。ですから何のギャップも感じませんでした。
ドラマの主人公のような活躍を夢見ている、初代のお医者様の卵の皆さんには、現実とのギャップを乗り越えて良いお医者様になって頂きたいと切に願います。

私が歯科医師になって良かったと思う事は山ほどありますが、その一つは「開業して自営している」点です。そこには「企業や病院勤め」にはない「本当の自由」があります。
個人商店ですから、自分の理想や哲学に従って思い通りに病院を運営できます。上がいませんので。
そして、きれいな最期を迎えるために切腹(病院を閉める)する自由すらあると思うと、自営業って本当に有難いなあと思います。
家族と過ごせる時間が多いのも自営業の良さですね。接待ゴルフとかありませんからね。

 

ニック式英会話

皆さん同様に私も「何年勉強しても喋れるようになれない」と苦しんでいる英会話。でも、素晴らしい先生に出会う事ができましたのでご紹介致します。ニック先生です。

You Tube とメルマガでしか会った事がないので、実際にお目にかかった事は無いのですが、ニック先生は日本で20年以上の長きにわたり英語教育の経験を積まれ、日本人の英語を良くするために損得抜きで自分の情熱をかけようとしておられるその思いがYou Tube の画面から伝わってくるので大好きです。

もちろん指導もお上手で本当に勉強になります。

このブログの読者の皆様で英会話で伸び悩んでおられる方がおられましたら、是非 You Tube でニック式英会話を検索して下さい。

本当にお勧めですよ!!

健康保険の等級化-悪夢か正夢か


国民皆保険制度が限界になってきており、医療費の削減が急務です。若者は「年寄りばかりが医療費を使って不公平」と思っています。

そこで、本当に起こりそうな事かもしれないのですが、健康保険の「等級化」について考えてみました。危険そうな車を買って危険な運転をする人は保険料が高くなるという、自動車保険の「何等級」を健康保険に応用するのです。

難病奇病は別として、生活習慣病は自己責任と考えると、乱れた生活の人は保険料も多く払ってもらおうというのは、冷酷すぎるくらい理にかなった意見かも知れません。

スマホ決済によって国や企業が個人のビッグデータを収集すれば、あなたがどこで何を買ったか・何をしたかが「丸裸」になってしまいます。

スマホの操作が始まった時間があなたの起きた時間、止まった時間が寝た時間です。アプリを作れば、毎日早寝早起きの規則正しい生活をしているかどうかがわかります。
お店のPOSと連係するアプリがあれば、スマホ決済しただけで、お店でどんなお肉や野菜を買っただけでなく、どんなお菓子や飲料を買ったかまで記録されます。
タバコやお酒をどの位買ったかもわかります。
スポーツクラブに真面目に行っているかどうかもわかります。
毎日の体重や体脂肪の測定結果、年1回の血液検査の結果なども吸い取られてしまいます。
位置情報を常にオンにしていれば、ジョギングや散歩の習慣があるかなどもわかりますね。
最近は日本でも梅毒などが猛威を振るっていますが、感染の危険性のある所に出入りしていたかどうかもバレちゃいます。
喫煙可能な居酒屋にしょっちゅう出入りしているのもわかります。そこに何時まで居て、何を食べて、何を何杯飲んだかまで把握されます。
これらの要素で保険の等級が決まって、保険料のランクが変わるのです。

歯医者に行った回数や、フロスを買った回数や歯ブラシを交換した回数なども記録されますよ。
歯医者に4か月毎に年3回だけ行く人と、悪くなった時だけ集中して数回通い、フロスの購入履歴が無い人とでは、保険の等級が当然のように区別されるでしょうね。

本気でビッグデータを収集すればこの程度の事は簡単でしょう。

私はスマホ(決済による)ビッグデータ収集はインターネットの出現と同じくらい「人間を追い込む」出来事になるのではと想像します。

企業の健康管理組合が従業員のビッグデーターを収集して、個人や家庭の健康管理状態を明確化・等級化して保険料を決めるなんて時代が、私はそのうち来そうな気がします。最近は「何でもお金の価値に換算・お金の損得勘定で判断するのが当たり前」のようにな感じになっていますから。

ホリエモンも前澤氏も立派な成功者で、学ぶことが多いですが、「経済的勝者が善」という哲学が根底にあるように思えて好きになりきれません。

個人的には、スマホ決済は日本でなるべく普及しない方がいいなと思っています。皆さんはどうですか?もうしばらくはアナログで過ごしたい気がしますが。

休日の午後に

階下の家族の気配に安心しながら、2階の自分の部屋でまったりとコーヒーを飲んでいる時にピッタリのアプリです。Google Store からダウンロード(KRNBで検索)すれば  Smooth R&B が楽しめます。スピーカーは Bluetooth 接続した Bose の(ちょっと黒人好みな感じの)音が似合います。
Stevie Wonder の Ribbon in the sky に続いて Bruno Mars の 24 k Magic が流れてきましました。
このゴキゲン感をあなたにもお分けしたいと思います。是非アプリをダウンロードして楽しんで下さい。

スマホ決済ねえ・・・。

中国ではキャッスレス決済が普及しており、アリババグループの支付宝(アリペイ)などが有名だそうです。

モバイル決済すれば「誰がいつどこで何を買ったか・どこに行って何をしたか」が全てわかるようになります。これらは「ビッグデータ」といって中国共産党が権力の集中を維持するために非常に有効なデーターとなります。
中国国内でキャッスレスが最も普及しているのがチベットだというのも、意外であったり納得できたりしますね。

ファーウエイのIT機器も「思っていたよりかなり怪しい」と言われています。情報が中国政府に流れているとかいないとか。

個人的にも恐ろしい経験をしました。先日ついに私のスマホにも韓国にベースがある「LINE」アプリを入れてみたのですが、それ以来 Yahoo の記事のタイトルが一瞬ハングルで表示されるという現象が起こるようになって(本当の話です!ウソみたいでしょ?今はなぜか落ち着いて出なくなったのですが。)背筋が冷たくなり、銀行などの個人情報に関わる操作はこの「LINE」入りのスマホでは絶対にしない」と決心しました。LINEは消去して Whats App というのを使いたいな。

中国人観光客は「日本は20世紀のままだった。」と、キャッスレスの進まない日本の事をバカにしているそうですね。日本政府もインバウンド対策として「スマホ決済」の普及に力を入れるそうです。

キャッスレスといっても色々なレベルがあると思います。
クレジットカードなら私達が「どこでお金を使ったか」程度までしかわからないと思いますが、100%スマホ決済になったら、「個人の行動が全て企業や国に掴まれる」ようになってしまう恐れがあります。

これってマイナンバーカードのレベルではない「管理レベル」だと思いませんか?

例えばこんな未来が・・・。(明日へ続く)