朝顔

用があって宝塚に行ったのですが、駐車場のフェンスに、野生だと思うのですが、可憐な白い朝顔を見つけました。

小学校に上がったばかりの頃、登校班の集合場所に紫色の朝顔がたくさん植えてあって、毎朝近所の奥様がじょろで水をあげていたのを思いだしました。そして、夕方になると情けないほどに小さくなる朝顔の花に、「花なのに時間がわかるとは、なんて賢いんだろう。」と感心していたことも覚えています。

通りすがりにこの朝顔を見た瞬間、あの頃毎朝感じていた、夏の朝のちょっと涼しい空気と、水の匂いを不思議なくらいハッキリと思い出しました。肌で感じた感覚や匂いの記憶ってすごいですね。

この純白の朝顔の種が採れる季節になったら、分けてもらいに行こうかな。
来年あたり、英保歯科のどこかに白い朝顔を見つけるかも知れませんよ。