子供の歯ぎしりについて

結構な頻度で、「子供が歯ぎしりするんですけど、どうしましょう?」と相談を受ける事があります。
比較的良くまとまった記事がありましたので、まずはこちらを御一読下さい。
ほとんどの場合は心配しなくて大丈夫です。ドンドン歯が生えてきて、体も成長して、大人からは想像がつかないくらいダイナミックに顎も咬み合わせも変化しているのですから、歯ぎしりで位置などの「確認作業」をしても不思議ではないでしょう?
不幸にして、咬み合わせや姿勢の異常などが原因の歯ぎしりだとしたら、その誘因の一つに「普通の子供らしい生活をしていない可能性」がありますので、今一度問題がないか見直しをしてあげて下さい。
食事の内容は問題ありませんか?かんで食べる食事を与えていますか?飲めるカレーを作っていませんか?
夜は7時半に寝ていますか?エンジェルタイムに寝ておくことは、体のと心の正しい成長に必要です。顎の骨も体の一部であることを忘れないで下さい。 ブルーライトの影響を避けたいような時間になってもスマホを見せたりしていませんか?子供はとても敏感です。不自然な状況は避けてあげないと体内時計が狂ってしまいますよ。
などなど。例を挙げればきりがありませんが、人間として普通の暮らしをしていれば、多くの場合は子供は元来、正常に成長するポテンシャルを持っています。
不幸にしてそのポテンシャルが少ない時には歯科医師の出番ですが、まずはお母さんとお父さんの正しい知識と実行が先決です。
ただ、余計な事をしなければ良いだけなのですから、さほど難しい事ではありませんよ。「僕たちにもうモノはいらない」も流行っていますね。