フッ化物はいつまで使うか

フッ化物はその種類や摂取の仕方を変えながら、基本的には一生使う方が良いでしょう。
4歳、あるいは遅くとも6歳くらいから何らかの形でフッ化物の使用を開始します。虫歯になってからではなく、完璧に予防してしまうために何ともなくても使うようにしましょう。
小学校低学年の間は親が食生活の管理をしてあげる事ができますが、高学年で塾に通うようになって、塾の帰りにコンビニで毎晩缶コーヒーなどを買うような事態になったら要注意です。反抗期にもなってきて、なかなか親のいう事を素直に聞いてくれませんが、とにかく、はみがき粉でも何でも良いのでフッ化物の応用を続けます。
成人してむし歯リスクの安定期に入っても、はみがき粉などで継続してフッ化物の摂取を続けた方が良いでしょう。成人した後は歯周病のリスクが強くなってきます。お母様の努力のおかげで、虫歯で苦労した経験の無い子供は大きくなってから、どうしてもブラッシングがおろそかになって歯周病になってしまいがちです。
老人になって歯周病が進行して、歯の根っこの方が歯ぐきより上に見えてきてしまうと、そこが非常に虫歯になりやすくなります。治療が不可能な部位であることも多く、まさに「歯医者泣かせ」な状況となります。