接着ブリッジ

接着ブリッジは今から1980年代に岡山大学と長崎大学で開発された治療方法です。岡山大学歯学部で学んだ私は当時接着ブリッジのイロハを恩師に叩き込まれました。その後、国際デンタルアカデミーDHAなどで補綴治療の研鑽を積み、外れない接着ブリッジのノウハウを完成させてゆきました。

今では大阪口腔インプラントセミナーやDHA等で接着ブリッジの講義を担当するなど、正しい接着ブリッジの治療法について他の歯科医師の先生方に対し指導をしています。
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開発期の1980年代からは見た目に対する要求も変化してきています。昔は前歯に対しても金属のフレームを用いた接着ブリッジをしていましたが、最近ではジルコニアという人工宝石の材料を用いて白く美しい接着ブリッジを作る事が普通です。ただし日本人の前歯は薄いので、残念な事ですが、接着ブリッジが作れない事も多々あります。
奥歯は金属の特性を生かして、歯をあまり削らない接着ブリッジを使う事がよくあります。
接着ブリッジを装着する際にも防湿装置を使用し完璧な接着を行うべきです。英保歯科では100%防湿装置を使用して接着治療を行います。

奥歯の1本の欠損に対してゴールドアロイで制作する「接着ブリッジパッケージ」は24万円+消費税となっております。来院回数は少なくとも3回はかかります。毎回の治療時間は60分程度とお考え下さい。パッケージ治療ですから治療費は定額制で、来院回数や治療時間にかかわらず一定です。遠方の方はお口の中とレントゲンの写真を添付で送って頂ければ、接着ブリッジの対象になるか否か、概ねの判断は可能です。ご希望の方は、お問い合わせフォームからご連絡下さい。

前歯に関しては金属ではなくジルコニアを使いますが、接着ブリッジが出来るかどうかは実際にお口の中の状況を拝見した上での慎重な判断が必要です。すぐ外れるようでは意味がありませんからね。

フッ素の安全性とメリット・デメリット

一般の方は歯科で使われるフッ化物(NaF)と工場などで使われるフッ化水素(HF)を混同して、you tube などでは狂気とも言えるような意見がアップロードされています。まさに無知から来る誤解と言えるでしょう。
もちろんフッ化物を使用する際に、科学的に証明されていない何かが起こる可能性は否定できませんが、では携帯電話の電磁波や食品の残留農薬などはどうなのでしょう?大騒ぎしようと思えばいくらでもできる事です。
私の考えとしては、4歳くらいまでは精製白砂糖を中心とする砂糖類を制限する事によって歯と心と体を守ってやるのが良いと思います。それができない環境の子供は4歳以下でも積極的にフッ化物を使うようにします。
4歳を超えて親の管理下に置けなくなる時間が増えたら、この頃には体も赤ちゃんの頃に比べたら色々なものに耐性ができてきていますのでレノビーゴなどの子供でも安全なフッ化物の使用を開始します。毎晩夜寝る前にシュッとスプレーします。
6歳の頃からは、いよいよ6歳臼歯という永久歯が生えてきますので、予防のレベルをアップしていかなくてはなりません。