間違いなく98%の仲間入り

日本人の98%は歯が悪くなってからしか歯医者に行かないという一説があります。ほとんどの人が定期的な歯科衛生士の先生のケアーを受けていない事になりますが、本当でしょうか?

先日所用で大阪までJRで行ったのですが、帰りのラッシュアワーの車内「空気」で、「この98%という数字は真実だな」と確信しました。
私は職業柄、歯周病が原因の口臭には非常に敏感なのです。皆さんが電車の中で「この人口が臭いなあ」と思うような方だと、私なら半径3メートル以内に入ると感知できます。
このJRの車内では、老若男女にかかわらず、程度の差こそあれ、かなり多くの人に歯周病からくる口臭がある事が感じられました。奇麗に化粧をした20歳代の女性やカッコイイスーツを着て英会話の勉強をしている30歳代のビジネスマンも含めてです。もちろん全く口臭を感じない人も相当数おられましたが。

偉そうな事を言っていますが、例えば私が神戸大学の工学部を卒業して尼崎の家電企業に勤務していたとしたら、あるいは、岡山大学歯学部ではなく医学部に進学して普通の医師になっていたとしても、間違いなくこの98%の日本人の仲間入りをしていたと思います。そして自覚のないままJRの中で口臭をまき散らしていたと思います。歯学部に入学するまでは歯のケアーの大切さなんて考えた事すら無かったのですから。

歯科医師になったおかげで「歯のケアーの大切さを知ったので、50歳後半になった今でも自分の人生の質を高く維持できている。」と思います。
98%の日本人に少しでもこの知恵・知識が伝わるようにと願いを込めて、引き続きブログを頑張ります。