涙が出そうになりました。

昨日26歳の美しい女性のお客様が3Di根管治療のご希望で来院されました。宝塚の美容歯科医院で歯の神経の処置を受けているが痛みが取れないとのこと。英保歯科はこういった事は得意なので、すぐに処置を開始させて頂きました。きっと今頃は痛みが引いていると思います。
その彼女、何となく見たことのあるお顔と苗字だったので聞いてみると、小学生の頃に英保歯科に来てくれていたとの事。最終来院日から5年以上経っているので彼女のカルテが破棄されて無くなってしまっていたのです。
大学卒業後東京で就職し、今は職場が宝塚なので英保歯科から足が遠のいていたとのことで、英保歯科のホームぺージを見て「やっぱり英保歯科に」と思って来院してくれたそうです。最近そういった方がちょくちょくおられて、何となくモジモジして気まずそうにしている、見たことのあるような若い人に聞いてみると、皆さん「小学校の時に来ていたんです!」とホッとしたように、嬉しそうに言ってくれます。
彼女の治療が終わってふと受付のカウンターを見ると、黄ばんだ大昔の英保歯科の診察券が。
なんと、約20年前、彼女が小学校の頃にお渡しした英保歯科の診察券をずっと大切に保管してくれていたようです。
小さな子供に何の気なしにあげたカードを、ずーっと大人になるまで大切に持っていてくれていたような感じがして、なんとも言えず涙が出そうになりました。
20年前は私も若造でしたが、今だったらあの頃よりは少しは優しくしてあげれると思います(大したことないですが)。歯科医としての技術も知識も経験も増しております。
彼女の純粋さと期待、そして寛容と優しさに応えられるように、精一杯持てる力を発揮したいと思っています。
ウッデイタウンって、本当に素敵な、心の綺麗な方がたくさん住んでおられますよ。ここで歯科医としての人生を送らせて頂いていることに心から感謝しています。