リーダーとサブリーダーを決めよう

鳥取県岩美町の海岸で遊泳中に流され、行方不明になっていた女子大学生が、14日午前、遺体で見つかったそうです。同じような年頃の娘を持つ父親として、ご両親の悲しみがどのようなものかと、本当に気の毒でなりません。

ニュースでは浦富海水浴場での事故とも報じられていますが、正確には浦富の西隣、閉鎖中の小栗浜海岸だったそうです。

青がいわゆる浦富。緑が牧谷キャンプ場のある牧谷海水浴場。そしてオレンジが今回事故のあった小栗浜海岸(海水浴場ではない)。

数えきれない程、浦富に行っている私ですが、小栗浜には行った事が無く存在すら知りませんでした。ここは公設の海水浴場ではなく監視員もいないそうで、ロコならいざ知らず、東京から来た観光客が入る海では無いように思います。

10人の男女のグループで来ていたそうで、良い青春の思い出になるはずの旅行が一生の重荷になってしまい気の毒で仕方がありません。

10人もの大人数の旅行であれば企画した人(行こうと言い出した人)が旅費の出納管理をし、この団体の行動の約束事を決めて安全管理をしなければならないと思います。いわゆる責任者です。

団体行動に於いては必ずリーダーとサブリーダーを決めて、サブリーダーが先頭、リーダーが最後に位置して行動を取る事が大切です。誰ともなく「(監視員のいない)西のシークレットビーチで泳ごう」という話が出た時でも、リーダーを決めていたら「何かあったら大変だから、やめておこう。」と制止する事ができます。そうでなければ10人中9人までが「危ないかも・・・。」と思っていても、声の大きな人の意見が通ってしまう事が多々あるのです(特に日本人の多数決や民主主義はこの傾向が強い)。

我が家の子供達は4人とも神戸友の会幼児生活団でこのような団体行動の取り方を教わっています。6歳で旗振り山に遠足に行く時、話し合いでリーダーとサブリーダーを決めて、サブリーダーが先頭、リーダーが最後尾に位置して遠足をするのです。
足を鍛えて山登り (6才組遠足)

普通の幼稚園でも教えて下さるのでしょうか?大切な事だと思うのですが。
(告白すると、偉そうに言っている私も、神戸友の会幼児生活団を卒団した我が家の子供達から、このような団体行動のとり方を教わったのです。)