ランチの前に、野菜生活一気飲み?

血糖値スパイクという言葉がポピュラーになってきています。砂糖に代表される糖質類をガツガツ一気に食べてしまうと起こる現象です。

午後の仕事中にとてつもなく眠くなる方はこの血糖値スパイクが起こっている可能性があります。眠くなって仕事の生産性が下がるだけでなく、将来の人生が変わってしまう可能性すらあります。

なぜなら、血糖値の乱高下が続くと、癌発生率が1.6倍、心血管病は2倍になるというデータがあるそうです。怖いですね。

血糖値スパイクを起こす習慣が続くと、血糖値をコントロールする臓器が疲弊してしまうからだそうです。

血糖値スパイクを起こさせずに穏やかに血糖値を上げるには、野菜を最初に、おかずを次に食べて糖質は後半に食べるようにすると良いようです。
つまり、「食べる順番を守って口に入れて行く」事が大切みたいですね。

歯科の見地から追加させて頂くと、よくかんで粉々になってから飲み込むようにする事も忘れないで下さい。

思えば懐石料理のコースなどは最後にご飯が出てきて、その後フルーツやデザートが出てきます。和食って栄養バランスのみならず食べる順番まで完成されていて、長年の歴史の中で極限まで洗練された食文化という感があります。

「時間がないから」とガツガツ流し込むようにうどん定食やカレーを「飲む」と、この「食べる順番」を守る事ができません。というか、外食の定食にはまともな野菜の存在そのものがありません。

コンビニに寄って野菜ジュースを買って食前に飲んでおくことをお勧めしたいと思います。

悪玉コレステロールを減らす必要がある私も、最近冷蔵庫に野菜ジュースを置いて朝食前と夕食前に飲んでみています。自分の体を使った実験なのですが、体調がなかなかエエ感じなので、皆さんにも「悪くないと思うよ。」と、お勧めしたいと思ってブログにアップしました。

先日の東京出張の帰り、新幹線内での昼食も、血糖値スパイクを抑える工夫をしてみました。

参考になれば幸いです。